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10点 ヒストリエ
とにかく主人公が魅力的。
飄々としていながら頭が良く、お坊ちゃん気質でありながら(だからこそ?)物怖じせず大胆。
漫画チックな頭の良さでは無く、現実感のある頭の良さがまた本当に良い。
なにげに泣かせるシーンも多い。もしかしたら一番好きな漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-12-15 23:38:40] [修正:2013-01-14 23:56:20] [このレビューのURL]
25巻とそこそこ長寿漫画でありながら
ぐだぐだすることがなく
全くストレス無く読むことができました。
医者物漫画の中ではタイトルにパンチがないので
本サイトのレビューを見なかったら読まなかった
かもしれないのでとても感謝です。
それにしても
この漫画はそれぞれのキャラクターを使うのが
非常に上手い。どのキャラクターにも人間らしさが
溢れていて、そうゆう意味で現実味のある話しである。
多くのキャラクターごとの視点で描かれる心理状態。
誰が主人公かわからない。
そして読者がその第三者視点で見れるところ
がおもしろいのかもしれません。
医者漫画ではリアリティを求める人もいるのかも
しれませんが
この漫画の醍醐味は医局を舞台にする
『政治戦』や『ヒューマンドラマ』
です。
現実離れした?天才医師は
その話しを動かす潤滑油のような役割なので
さほど重要ではないのかもしれません。
(本当の医者がどんなものかわからないので
そもそもリアルかなんてわかりませんが^^)
テーマ自体はそこそこ重いのですが
読後感はとても爽やかなところがいいですね!
是非読んで頂きたい1冊です^^
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-01-04 03:42:00] [修正:2013-01-04 03:42:00] [このレビューのURL]
10点 ZERO
哀しい男の物語。
やっと出会えた好敵手、得られたはずの後継者が、すり抜けていくのは男の業か。
狂気の先に行き着く最後は、涙なくしては見られません。
松本大洋がその才能を爆発させた、最初の作品だと思います。
特に試合描写の多彩さ、巧さは圧巻です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-01-01 00:12:47] [修正:2013-01-01 00:12:47] [このレビューのURL]
10点 天涯の武士
幕末の偉人、小栗上野介の伝記的作品。ハッキリ言ってとても面白い。
数多ある歴史系マンガではトップクラスだと思う。
幕末期における最有名人の一人とされる勝海舟と折り合いが悪かったためか、
過小評価されがち、あるいは名前すら表に出てこない感のある小栗だが、
ぜひともこの作品を見て、彼の人生を知ってほしいと個人的には思う。
おススメです!
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-12-10 12:08:25] [修正:2012-12-24 00:53:49] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
皆さん、漫画について評価をするとき、何を基準に評価しますか。
絵でしょうか、ストーリーでしょうか、心理描写?もしくは作者の主張でしょうか。
いずれにせよ、何かに焦点を合わせて、解説するものじゃないでしょうか。
実は、作品「寄生獣」を解説するときには、それら漫画を形作る様々なパーツはさして意味をなしません。これは全巻読み終わった人にしかわかりませんが、この作品の優れているところは、一言で言うと「バランス感覚」。要素の一つ一つは決して意味をなさないパズルのピースも(本当はそんなことありませんが)それが全て合わさったときに、初めて全体像が見えるものです。具体的に述べると、割と絵やアクションシーン、ストーリーなどが地味に見えがちですが、終わってみるとなんら飾り気のない、正直な作品でありますから、”きれいな”モノにまみれた現代の私たちには普段味わうことのできない充実感と感動を味わわせてくれます。そのパワーの大きさたるや、「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する」ほど。10点にふさわしい作品です。
<私感>
※多少ネタバレ含みます。
物語の終盤で「人間は心が暇な生物。それが人間の素晴らしいところ」というような表現が出てきます。この作品こそがまさに「心の暇」の産物なのでしょう。
ところで、この作品が書かれたのは1990‐1995年。バブルが崩壊し、日本人が”内”に閉じこもっていく時代です。そういう意味では、一番日本人が「心の暇」を持て余してきた時代ともいえます。
この「暇」が生み出したものは数知れません。ネガティブな意味を持った作品もかなり多いです・・・(エヴァンゲリオンとかね)
逆説的ですが、この作品はネガティブな意味での「心の暇」を超越しています。
あの時代のものは、今となっては、忘れ去られているもの”ばかり”ですが、この作品はあと10年たっても、20年たっても、輝き続けるでしょう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-12-19 01:55:50] [修正:2012-12-19 02:57:32] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
最初に皆さんに断っておきたいことがあります。
少年漫画というのはあくまで、”少年のための漫画”です。
そういう意味で、この点数(10点-漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品)をつけさせてもらいました。
私がワンピースに一番熱中していたのは、小学生の頃。
私の体には間違いなく、ワンピースの血が流れています。
もちろん、21歳になった今でも楽しく読ませてもらってますが、それは少年時代の延長として、です。
もし私がこの年でワンピースを初めて読んだとしましょう。そうすると、10点という点数がつくかは甚だ疑問です。
少年時代だからこそ、感じるものがあるのですよ。
いい年した大人で糞真面目にこの作品の論評、批判をする人がいますが、それって、前提がおかしいんですよ。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-12-19 02:42:57] [修正:2012-12-19 02:46:45] [このレビューのURL]
10点 ドラえもん
10年以上前の書籍ですが「21世紀に残す名作マンガBEST100」という本で
ドラえもんが1位を獲得していました。その本の書評にて、
「サンタクロースはいないけど、ドラえもんはいるかもしれないと思った子供は多かった」
と書かれていたんですが、まさしく自分もそんな中の一人。
秘密道具の数々はとても夢に満ち溢れているのに
勉強机から出てくるドラえもんは、逆に凄く身近な存在のように思えて
自分の家の机からも出てこないかなあ、と何度も夢を見ました。
この漫画を成長してから読んだ人が面白いと思えるかどうかは分かりませんが
自分にとっては今読んでも面白いし、おまけにノスタルジックな気持ちにもなる訳です
そりゃもう10点以外に付ける点数は見当たりませんね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-11-11 15:35:55] [修正:2012-12-18 11:49:29] [このレビューのURL]