「左手」さんのページ
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「良い漫画には漫画としての"喜び"がある」
点数は高めですが、それぞれの漫画には必ず面白い所があるのでそこを自分なりの読み方が伝われば嬉しいです。
気になること&共感してほしいこと:女性漫画家の描く漫画の登場人物で漫画家や小説家など物書きが出てくる確率が異常。
赤ちゃんと僕の藤井君の母、彼氏彼女の事情の井沢、モテキのオム先生、だぁだぁだぁの漫画家、こどものおもちゃのサナの母、姫ちゃんのリボンの姫子の母、水色時代の主人公など。
これの現象は作中のキャラクターに自分を投影しているのだろうか・・・

7点 バクマン。
漫画業界の内情、それも人気雑誌で特殊な少年漫画を扱っているジャンプを赤裸々に描き、そこで繰り広げられる漫画家と編集者のやり取りなどは今まで多少はその様子を知っていた読者にここまで開けっ広げに書いた漫画は私の知る限り初めてです。
週刊のジャンプでありながら、1話の展開の早さは月刊1話分ほどのボリュームがあり、連続ドラマのように読者を次へ次へと読ませる映画技法でいうところのクリフハンガーで次回への引っ張りで良いところで終わらせ、次も気になるつくりはジャンプの中でピカイチです。
絵も初期よりもコメディ風に書き換わり、バトル漫画でないので伝わり難い緊迫感や勢いの表現も絵を見るだけでも伝わる書き方もメリハリがあり読みやすいです。
しかしながら、主人公に共感しづらい。それは主人公は天才だからです。それはジャンプだからといえばそこまでなのですが、ほとんどが凡人である読者からすると、才能やチャンスを持つ天才には100%共感できない。天才が天才を発揮するまでのサクセスストーリーで、努力しているが結局は天才だからで終わる。その点で主人公のインパクトが弱いといえます。
上記より、おそらく読者の中で好きなキャラクターは平丸さんが多いのではないでしょうか。実際、人気投票で3位でした。個人的には天才だけどダメ人間の平丸さんとすごい技術はあるがチャンスを逃してしまう中井さんが好きです。
オススメです!待ちに待った中井さんの登場にワクワクしている私からでした。
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[投稿:2011-04-08 20:20:31] [修正:2011-04-08 20:20:31]