「ルリヲ」さんのページ

作者があとがきで述べているように、実に青臭い漫画。

「10年の葛藤、60年の我慢」とか「ひとりあがいて、がまんを続けていくうちに、死だけが平等にやってくる」みたいな言葉から分かるように、人生に登場人物たちは半ば絶望してるわけで、そういう考えがくさいなあと思う。

でもくさくてまっすぐだから心にくるものがあった。
1冊丸ごと書き下ろしで作者の思想をぐっと背負わされたような読後感。
ふっちゃけ本編よりもあとがきのほうが読んでて心にきた。

あと、カフカがあだ名ってちょっと恥ずかしいね。

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[投稿:2013-07-31 22:40:57] [修正:2013-07-31 22:40:57]