うしおととらのレビュー
10点 kagehiensさん
全力で風呂敷を広げて、全力で畳むことに成功した稀有な作品。
この作品の後、10年以上に渡ってそんな作品が発表されなかった(と私は思う)ことから如何に困難なことを成し遂げた作品であるのかということが言えると思う。
話によっては、舞台設定がまさに昭和の終わり頃のものがあったりするので、90年代より後にうまれた人はのめりこみにくい話もあるかもしれない。
しかし、何を足す必要も、何を引く必要も感じさせないクライマックスまでの演出の完成度の高さは、漫画史において堂々たる存在感を示している。
最後に付け加えて言うなら、この作品は、妖怪を多く登場させてそういったキャラクターが好きな人を惹きつけるだけにとどまらず、脇役を含めた色々な登場人物たちの口を通し、己に恥じない生き方とは何かということを読者に考えさせる名作である。読み終えたならばぜひ自らの次の一歩を踏み出す歩幅と方向をじっくり検討して欲しい。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-03-08 00:13:02] [修正:2012-03-08 00:13:02] [このレビューのURL]
8点 sin00さん
正統派の少年漫画的展開を独特な味付けで見せてくれる.漫画技法的には際立った何かがあるわけではないがこの作者独特の女性の太い眉はなぜかツボである.
連載中は面白さが尻すぼみに感じたがまとめ読みすると終末への展開の「タメ」としては必然だったと感じられるし変に引き伸ばしたわけでもないので悪くはない.
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2012-02-18 07:24:12] [修正:2012-02-18 07:24:12] [このレビューのURL]
5点 ボルゾーさん
まずうしおのキャラがうざい。
正義感の押し売りみたいで、暑苦しい。
また、話ごとに出てくる女キャラがみんなうしおに惚れる展開がだるい。
この作者の萌え的な表現は自分にはきつい。
その他にも、寒気がするほどくっさいセリフやシーンが多く、痛々しく感じてしまう。
それでもとらや、しぐれなど好きなキャラもいたし、終盤の伏線を回収しながらの話の盛り上げ方は、秀逸だと思う。
全体的な作風は苦手だけど、物語の盛り上げ方やたたみ方は非常に良かったのでこの点数。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2012-01-28 21:07:52] [修正:2012-01-28 21:07:52] [このレビューのURL]
5点 ディーノさん
私はからくりサーカスでこの作者のファンになったので、うしおととらも期待していましたが、長期連載した割にはそれほどの伏線はなく、正直がっかりでした。
バトルは特にひねりもないので途中はだらけてしまっています。
全体的に私が期待をしすぎてしまっていたのでしょう・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-20 14:23:46] [修正:2011-11-20 14:23:46] [このレビューのURL]
9点 リッチ大佐さん
序盤、中盤が普通に読めるかでこの作品の評価は変わると思う。ヒロインがらみのイベントがだるかったり、変な展開があったりしたけど、そういうのを笑ってごまかして読める人にはお勧め。
最後の戦いはとにかく最高、気づいたらかなりはまってました。締め方はかなり期待値あげて読んでたけど、肩透かしを食らうどころかそれをはるかに超えていっちゃいました。
やはり序盤の昭和のノリといいますか、オールラウンダーな漫画好きにお勧めですね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-09-05 09:30:17] [修正:2011-09-05 09:30:17] [このレビューのURL]
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