るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―のレビュー
8点 MAGESさん
身も蓋も無いことを言ってしまうと、読者にとって作品が持つテーマなんて何を扱ってようが構わないんですよね。
ただ、キャラクター達がそれに即して行動し、考え抜いた挙句に自分なりの結論を出す様がしっかりと描かれているということは非常に重要だと思うわけです。
この作品においてのテーマは贖罪。かつて多くの人間を殺めた主人公はその自責の念に作中常に苛まれるわけですが、大事な人を救う為だったり、誤った道へと進もうとしている者を説得するためだったり、或いは国家転覆を狙うテロリストから日本を守る為に、悩みながらも自らの力を振るっていきます。
そして最終章において一度はどん底に突き落とされた主人公が復活し、求め続けていた贖罪に対する答えを最後の最後に導き出す。そこでようやくこの物語のテーマは完結するわけです。
この漫画の評価内容で多いのが、いわゆる京都編で終わっておけば良かったというものなのですが、確かに少年漫画としてみるならば勢い良しバトル良しの京都編は傑作だと思います。しかしこの作品が持つテーマと真正面から向き合い決着させるには、その後の人誅編こそが物語の核心部ではないでしょうか。
それまでのお話に比べて勢いが無くなった。話が重く、暗くなった。少年漫画という括りで見るなら決して喜ばしいことではありません。しかし「るろうに剣心」という作品を本当の意味で完結させるにはやはりこの章は必須であると感じますね。
悩んで悩んで悩みぬいて、ついに自分なりの答えを出す。そのプロセスをちゃんと描いているからこそ、読み手も感情移入できるし、キャラの心情も伝わってくると言うものです。その点において優秀なこの作品は評価したいなぁ。
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[投稿:2009-07-24 22:33:44] [修正:2009-07-24 22:33:44] [このレビューのURL]
3点 ジンジャーエールさん
アメコミ好きにもほどがあるだろw。ガンビットから黙示録にいたるまで。
かっこ悪くなってるし。
でも斉藤と不動明王な坊さん(名前忘れてスマソ。「不動」とか?)はかっこ良かった。
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[投稿:2009-07-24 00:06:33] [修正:2009-07-24 00:06:33] [このレビューのURL]
8点 オカシューさん
チャンバラアクションバトル。
完成度の高い漫画だと思います。
なにせジャンプは作品が腐るまで連載させるのが通常なので、これはとても良い終わり方が出来たんじゃないかと思います。
この人は才能あるぞ、どんどん面白い漫画描いていくんだろうなぁと思っていたのにあの武装なにがし、ど、どうしたの先生!?
しばりが無さ過ぎるのもダメなのかもしれませんね、自由すぎると逆にまとめられなくなるっていうか・・・
その点時代も設定も限られた中での剣心はとても生き生きしていました。
まぁそれでも巨大怪獣みたいな奴とかいましたケド・・
少年漫画としてキャラ、ストーリー、アクションと三拍子揃っていて高得点の漫画だと思います。
所持巻数 全巻
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[投稿:2009-07-22 19:48:19] [修正:2009-07-22 20:04:19] [このレビューのURL]
8点 desperado5さん
熱いバトルに魅かれる自分にとって、京都編までなら9点。
人誅編は、個人的にあまり好きではなく、
ほとんど読み返さない、というか読み返したくないのだが、
主人公を語るためにはどうしても必要な部分。
あまり全体の評価を下げてはいけないと思い、この点数。
人誅編に京都編のような勢いと魅力的な新キャラがほしかった・・・。
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[投稿:2009-06-29 16:04:06] [修正:2009-06-29 16:04:17] [このレビューのURL]
4点 童貞小僧さん
最後が納得いかないので。。
剣心は罪を償うために一生戦い続けるって言ったはずなのに
子供作って道場でのんびりって
突っ込まずにはいられない。
それ以外も剣心の自分本位な言い分とそれに違和感を持たない敵連中にも違和感が。
結局自己中心的な奴だよね。剣心は。
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[投稿:2009-06-09 03:58:28] [修正:2009-06-09 03:59:31] [このレビューのURL]
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