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6.93点(レビュー数:93人)

作者冨樫義博

巻数19巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1991年~ / 集英社

更新時刻 2012-08-21 12:47:31

あらすじ 教師も手を焼く皿屋敷中の極悪不良・浦飯幽助。ある日、子どもを事故から助けたが、自分は死んで幽霊になってしまった。予定外の幽助の死に、霊界のえんま大王は幽助に生き返ることと引き替えに試練を与えるが……!?

備考 完全版、全15巻

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幽☆遊☆白書のレビュー

点数別:
16件~ 20件を表示/全85 件

6点 ドルバッキーさん

何でもありの漫画でした。

最初は推理ものから始まって

次がバトルもの。

トーナメント戦などもやったりしました。


一番最後の話が富樫作品らしくて好きでした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-30 15:42:25] [修正:2012-03-30 15:42:25] [このレビューのURL]

8点 勾玉さん

途中からバトルに移行した漫画だけあって、全体を通して見るとまとまりがない
他の作品の影響を受けたのか、作者の価値観が変わったのか分からないが
初期の作風はヒューマンストーリーなのに
その後は妖怪退治の漫画になり、終盤にはえぐい話も描くようになる
…と言った具合にどんどん作風が変わっていく。

しかし、この作風の変化が個人的には良い方向に働いてて
暗黒武術会辺りから、敵対相手の思想や、人間性にも焦点が当たるようになり
勧善懲悪のバトル物に留まらない作品へと昇華していったのが面白い。

また、作風同様、画風も相当変化しており
トーンを多用し丁寧に描かれていた初期に比べると
後期はバトル漫画になったこともあり荒々しい描写や、手抜きとも思えるような簡素な絵も目立つ。
だが一方で、キャラの表情は徐々に洗練されていき
特に仙水編は、冨樫義博の作品の中でも、一番絵に迫力がある。
・捨て石にされた天沼を倒し、静かな怒りを感じさせる蔵馬の表情
・魔封環を使う覚悟を決めたコエンマの表情
・裏男の中で、涙し次元刀を発現させる桑原の表情
など、どれもセリフ無しでキャラクターの感情がダイレクトに伝わってくる凄味のある画に感じた。

上に挙げたように、作風、画風共に変遷の激しい作品だが
中盤以降は、「レベルE」「ハンターハンター」を思わせる捻りと黒さが加わり
凡庸なバトル漫画で終わらない、独特の魅力が備わった漫画になったと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-30 21:04:06] [修正:2012-01-30 21:20:29] [このレビューのURL]

10点 ルカさん

これは一人の人間が成長していく物語です。

一人の人間…浦飯幽助 ではなく、
冨樫義博です。
富樫から冨樫へと変化し、進化し、神化します。

まあ、この単純にマンガは絵もストーリーもキャラも最高です。
バトルマンガが好きなら読むべき。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-22 05:51:08] [修正:2012-01-22 05:51:08] [このレビューのURL]

9点 鋼鉄くらげさん

自分にとって「名言や格言の宝庫」とも言うべき作品です。

この作品の中で、今でも強く印象に残っている言葉は以下の三点。

1 「あんたが年を取ればあたしも年を取る。それでいいじゃないか。」
2 「お前もしかしてまだ 自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」
3 「できればもう一日生きたい。明日ヒットスタジオに戸川純が出る」

その他にも、この作品の中で登場している数々の名言集をかき集めれば、それこそベスト100の大辞典が編纂できるほど大量の名言集がこの作品には埋蔵されているんですが、今回はひとまず、この三つに厳選したいと思います。

その中でも特に気に入っているのが、一番最初に挙げた台詞。
「あんたが年を取ればあたしも年を取る。それでいいじゃないか。」
これは、若かりし頃の幻海師範が「老い」について悔しさを感じている若かりし頃の戸愚呂(弟)に向けて言った台詞です。

自分が年を重ねれば重ねる程、当然の事ながら周りの人達も一つ、また一つと同様に年を取っていくわけで。しかし、自分だけは変わりたくない。老けたくない。いつまでも「若さ」とか「青さ」とか、そういう若者だけが持つ専売特許を手元に持っていたい。そんな子供みたいなワガママをごねてみても、年が過ぎれば、結局はまた一つ年を取ってしまう。それは「生」を生きる人間にとって(生物にとって)悲劇そのものであり、生きる上での業、四苦八苦の四苦の一つ「老」そのものでもあるわけです。そんな生物そのものが持つ根源的な苦しみや悲しみ、怒りや不満に対して幻海師範はたったの一言で救いの手となる「答え」を提示してみせたのです。

この他にも「幽遊白書」という作品には冨樫義博という稀代の天才が生み出した珠玉の名言集が数多く掲載されているので、まだ読んだ事が無いという人にはぜひとも読んでみて欲しいと思います。なお、1巻第1話を読んだら、その次はいきなり2巻の最終話を読むか、その次の3巻を読む事をお薦めします。その理由は、まぁ個人的な好みの話なのかもしれませんが、1・2巻の内容はベタなヒューマンドラマばかりで、正直そんなに面白くありません。ですが、この部分だけで「幽遊白書はつまらない」と判断されるのは、とても忍びないので、初見の人にはぜひとも3巻以降から始まる霊界探偵浦飯幽助を読んで、「幽遊白書」を判断してほしいと思います。いやもっと言えば、「幽遊白書」が本当に面白くなるのは戸愚呂兄弟が出てきてからなので、ぜひとも暗黒武術会までは行って欲しいところです。ここまで来てしまえば、あとはもうノンストップ、勝ったも同然です。おそらく気が付いた頃には最終巻に手が伸びていることでしょう。

今こうして「幽遊白書」を振り返って、「幽遊白書」がなぜ名作と成りえたのかを考えた時、その理由はおそらく、単にキャラクターの人気やアニメのヒットによる経済的な相乗効果があったからだけではなく、こうした読む人(観る人)の心を打つ数多くの言葉たちがあったからではないかと、今になって自分は思っています。

一つの作品を読み終えた時、作中の何かに感化され、その作品によって自身の考え方や価値観が変容していく。そんな作品を、きっと人は「名作」と言うのだと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-12-10 22:35:23] [修正:2011-12-11 23:40:37] [このレビューのURL]

まぁ基本的にはHUNTER×HUNTERと比べると捻りのない典型的なバトル漫画なのは間違いないのだが、個人的にはハンターにひけを取らないほど好き。
王道の中でチラ見せするダークさや、得体の知れなさはかなり魅力的だと思う。

要所要所の心理描写や人間関係、特に悪役周りのエピソードは繊細で奥深く、美しい。最初は謎だらけのキャラも徐々にバックボーンが明確化され、最終的には読者に感情移入させられるようなわかりやすくも魅力的なキャラになっているのもすごい。

その辺の素直さや緩急のつけ方はハンターより好きかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-19 12:22:00] [修正:2011-11-19 12:22:00] [このレビューのURL]

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