ホーム > 青年漫画 > ビッグコミックスピリッツ > YAWARA!

7.1点(レビュー数:37人)

作者浦沢直樹

巻数29巻 (完結)

連載誌ビッグコミックスピリッツ:1986年~ / 小学館

更新時刻 2011-01-12 14:05:33

あらすじ 猪熊柔は全日本5連覇の祖父・猪熊滋悟郎の英才教育をうけた柔道の天才少女。でも本人は柔道が大嫌い。普通の女の子のような恋愛やおしゃれをする生活に憧れている。ある日、三流スポーツ誌の新聞記者・松田耕作に引ったくり犯を巴投げで撃退する場面を目撃されたことから、柔は柔道家としてデビューすることに・・・

備考 文庫版全19巻

シェア
Check

YAWARA!のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全37 件

7点 臼井健士さん

女子柔道を題材にした最も有名な漫画であり、浦沢先生の作品の中で最も知名度が高く、メジャーな漫画と言ってよい。

主人公が最初から「最強」であるため、周囲のライバルたちが主人公に積極的に絡んでくるという流れ。主人公の柔はむしろ受身で話が進む。
年頃の女の子だから柔道なんて汗臭いものはしたくないし、オシャレだってしたいし、遊びたいし・・・・という葛藤がある。

そんな柔だが、祖父の意向もあって結局は柔道の世界で頂点を極めるような道を進まなければならなくなり、つまりはその軌跡である。
全体的には「明るいスポ根漫画」であることには変わりなく、巨人の星よろしく父親がライバルのコーチに就任とかある意味「王道作品」。

出来は当然によく、浦沢先生の名を一気にメジャーにした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-01-07 08:42:43] [修正:2012-01-07 08:42:43] [このレビューのURL]

7点 朔太さん

主人公 柔が本当にキュートなので、どんどん応援したくなる。

16歳から23歳までの公式戦で実は、不戦敗1回以外に負けていないけれど、

常に好敵手との戦いが待っていて、ハラハラドキドキです。

スポーツものとしての戦い場面も魅力ながら、柔道よりも普通の女の子になりたい

思いが行きつ戻りつして、ラブコメの要素もたっぷりです。

試合以外での名場面ベスト3です。

1位 渡米が決まった松田耕作との別れ 最終話 /
   バルセロナオリンピック準決勝前
   ・・・ 当初風祭に憧れつつ、しつこい取材記者でしかなかった松田の存在感
   に気づくのがラスト1年前です。オリンピック準決勝前に会えてその
   気持ちに気づいた時、さらに渡米する松田へその気持ちが伝えられない
   柔の表情、心の表現が見事でした。

2位 花園の男泣き
   ・・・不甲斐ない自分を鍛えに鍛えて、それでもなお届かない優勝
   に男泣き。しかし、富士子はそんな花園に「あなたは私にとって
   世界一のチャンピョンよ」と背中を抱きしめる。

3位 父 虎滋郎 との再会
   ・・・少し身勝手な父だが、柔の会いたい思いを切なく表現する。
 
       
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-18 14:43:54] [修正:2011-08-18 14:45:25] [このレビューのURL]

6点 columbo87さん

柔道を舞台に恋愛と親子の関係を主軸に展開します。
それで29巻までよくぞひっぱったなという感じ。さやかさんという最高のかませ犬がいたり、花園とか脇役のストーリーを中盤は回収したりして、そのあたり中々面白く読むことができました。
29巻通して読んでいて思うのは余りに主人公はグラつきすぎだろうと。柔道もプライベートも、後半は思春期も終わった20代でしょうに。
全体を通じて見るとなかなかだれるけど、やっぱり面白い。柔かわいいというね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-07-29 02:48:49] [修正:2011-07-29 02:48:49] [このレビューのURL]

8点 森エンテスさん

浦和直樹という作家をメジャーにした作品で、内容も非常にキャッチーで素晴らしいです。

この作品で一番好きなところはラブコメとスポーツの両立の中で主人公が成長していくんですけど、そのバランスを保ったまま、最後の試合のシーンに繋がるところです。

今の作者の作品群は「雰囲気漫画」的な所もありますが、この作品はちゃんと漫画らしい漫画です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-20 18:41:31] [修正:2011-03-20 18:41:31] [このレビューのURL]

7点 s-fateさん

最初パンチラ巴投げって時点で、ああ青年誌的なマンガデスネ、という印象でした。しかも主人公はいきなり最強状態というパターンで話を面白く展開しづらい。そこで周囲の脇役たちが、よってたかって主人公を巻き込んで話を展開していく、という手法がうまくいっていると思います。一読するには十分面白いので7点とします。
 全然関係ないですが最初猪熊慈悟郎を見たときは、「江口寿史さんの描くジジィ」によく似ていて、どっちかというと意外なところで江口フォロワー見つけた驚きのほうが、ストーリーより印象的でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-01-01 19:28:11] [修正:2011-01-01 19:28:11] [このレビューのURL]

PR


YAWARA!と同じ作者の漫画

浦沢直樹の情報をもっと見る

同年代の漫画

ビッグコミックスピリッツの情報をもっと見る