ドラゴンボールのレビュー
3点 麒麟さん
強さが青天井になって収拾がつかなくなった漫画
もともと行き当たりばったり出書いていた漫画なのでストーリーはないけどバトルシーンの迫力はすごい
世界から愛されるのも納得は出来るが私は「内容が気にならないほど迫力のある漫画」より「絵は下手でも内容の有る漫画」のほうが好きなんです
ただSAND LANDは内容も練られて好きですけどね
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-06-07 17:50:52] [修正:2006-06-07 17:50:52] [このレビューのURL]
10点 ほげさん
『ドラゴンボール』は,冒険漫画から始まり,格闘漫画へと発展した,という読み方が一般的だが,それはどこを起点として考えればいいだろう.僕は,厳密には冒険漫画としての『DB』,格闘漫画としての『DB』とは分けられないと思っている.せいぜい分けられるにしても,それは最後の「魔人ブウ」編くらいだろう.ここでは確かに,冒険という要素は影を潜めているといっていいかもしれない.
だが,『DB』は,中国のような山奥から端を発して,宇宙にまで足を広げる「フリーザ」編まで,冒険を拡大し続けてきた.中国のような山奥にいる,『西遊記』の孫悟空を模した主人公に,あたかも「開国」を迫るようにやってきた「西の都の少女」ブルマ.この関係にどこか明治時代の日米関係を観たくなる読者もいるだろう.パンドラの箱を開けてしまったかのように,孫悟空は世界を制圧し,宇宙を制圧してしまうのだけれど,「フリーザ」編の宇宙的大活躍を見ると,僕ら読者は,日本が,米国を超え,世界を超え出でていけるような錯覚を抱いても,変ではない.
僕らネチズンが,ネットサーフィンをしていて,『DB』の情報を集めると,奇妙なことに,「フリーザ」編の人気が高いことに気づく.それは,冒険漫画としての『DB』が,頂点に達した瞬間であるからに他ならない.中国の山奥のような異世界から出発した孫悟空は,遂に宇宙の極みにまで達した.それを描く「フリーザ」編は,文字通り『DB』の最終譚として見たがる読者がいるのも妥当だろう.
結局冒険は,地球への孫悟空の帰還ということで終止する.「人造人間」編は,昔々に孫悟空が妥当した筈のレッドリボン軍の生き残りが作ったロボットが,孫悟空の敵として立ちはだかる.これが嫌だという読者は冒険後の内省すべき心理を読もうとしていないように思う.「人造人間」編ほど孫悟空が脇へおいやられている物語もない.事実上孫悟飯が主人公の位置へかけあがる章である.悟空は,「人造人間」編で心臓病を患って死に掛け,最終的には地球を救うために死ぬ.
ベジータやトランクス,息子の悟空の成長に比べて,孫悟空の地味な存在の置かれ方.悟空は相変わらず強いが彼ら三人のように成長したという描写は多くないままに終わっている.「魔人ブウ」編よりも成長していない.あたかも日本経済の失墜のように孫悟空は地味な存在になった.最後の「魔人ブウ」編においては,奇想天外さが更に増した内容になっており現実味が薄れた.これは「人造人間」編で描かれた,「倒すべき相手」を見失った孫悟空に,日本人の不安さを対照させているものを,更に延長させたものだが,蛇足であるのは否めない.これさえなければ,『DB』は最高だが,という声があるのを僕は何度も見てきた.
とはいえ,「人造人間」編までの冒険漫画としての『DB』は,ひたすらな経済成長を経て,行く末を見出せなくなり,内省するだけの日本のそれと同じになっていることを読むことができる.その時,『DB』が冒険物語を途中で捨て,単なる格闘漫画に成り下がったというような批判はまとはずれであることが,理解されるに相違ない.
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2006-03-27 22:02:21] [修正:2006-03-27 22:02:21] [このレビューのURL]
7点 nmさん
話としてはかなり面白いのですが、世界の設定や強さの基準がすごい勢いで変わっていくのに抵抗がありました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-25 22:22:18] [修正:2006-03-25 22:22:18] [このレビューのURL]
7点 白い犬さん
なぜいまさらドラゴンボールのレビューを描こうと
思ったのは昨日見た夢の中で悟空の会ったから(笑)
いいやつでしたよ、悟空。工藤静香(キムタクの妻)が
理想の男は悟空というのがわかる気がしました。
まあ、そんなことはおいといて、実際漫画のほうはどうかというと
ジャンプ連載当時からずっと読んでしました。
リアルタイムで読んでてやっぱり面白かった。
面白かったけど、トランクス登場で挫折。
フリーザであれだけ死闘を演じていて大団円で決まりだろうと
思っていたところ「まだ続くの?」みたいな。
人気があって終わらせてくれない事情はわからなくないけれど
読んでるほうはつらかった。
ベジータとブルマの子供なんてなんかもうとってつけた
ような設定で。
そんなわけでドラゴンボールを卒業したのでした。
「あの時完結してれば10点」な漫画のひとつです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-25 16:42:38] [修正:2006-03-25 16:42:38] [このレビューのURL]
5点 205-CTIさん
正直言うと何故ここまで崇拝に近い扱いを受けるのかがイマイチ分かりません・・・良作だとは思いますが、そこまで凄い作品だとは思えないです。
まあ世界的に大人気だそうですし、この作品にそれだけの魅力があることは事実でしょう。おそらく私がそれに気付いていないだけなのでしょうが・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-09 22:14:03] [修正:2006-03-09 22:14:03] [このレビューのURL]
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