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7.28点(レビュー数:39人)

作者志村貴子

巻数7巻 (完結)

連載誌コミックビーム:1997年~ / エンターブレイン

更新時刻 2011-01-12 13:50:17

あらすじ 髪を緑色に染め上げた街の美少年ちあきは、出会う女の子に翻弄され、おもちゃにされ・・・登場人物はみなぐだぐだ。陰陰鬱々と悩んでいく。

備考

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敷居の住人のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全36 件

7点 三助さん

この作品の魅力は本当に筆舌に尽くしがたい。
大した盛り上がりどころもないのですが、なぜか読み手はどんどんページをめくってしまいます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-11-29 10:18:56] [修正:2010-08-26 14:34:29] [このレビューのURL]

7点 とろっちさん

グダグダ、ズルズル、ダラダラ、ウダウダ、モヤモヤ。そんな作品。

この作品の本質を、思春期だから、反抗期だから、なんていう逃げの言葉で片付けたくない。
ダメなのは、主人公がダメだから。登場人物たちがダメだから。
でも現実では誰だって似たようなもんです。
完璧に生きていて、何かあったら自分が世界を救います、なんて人、いないですよね。
ダメなところがあって何が悪い、っていう人間臭いドラマです。そんなドラマだからこそ心地良くもあり。

そんなダメっぷりにそれほどの不快感を抱かない不思議な作風。面白いと断言できないような面白さ。
グダグダでも、登場人物に全く共感できなくても、作中で特に大きな山場がなくても、
それでも読み続けてしまった作品です。それだけの力がこの作品にはあるのかもしれません。

堂々巡りをしているようでも、前半の荒廃したダメダメさに比べて、後半はまだ潤いのあるダメダメさ。
登場人物もそれなりに成長してるのかな、という印象。
まあ成長を求める話ではないので、そこはどうでもいいんですけどね。

レビューもグダグダになってしまってごめんなさい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-05-17 22:27:33] [修正:2010-05-17 22:27:33] [このレビューのURL]

8点 とみーさん

 あらすじがないというか、もはや最後の最後までオチがない漫画。
起承転結で言えば結がすぽーんと抜けてずっとくり返されていく日常感がすごい。

 考えてみれば、好きな人と付き合った瞬間とか初めてそういう行為をした時ってきっと人生の幸せピークなんじゃないかなんて当事者も思うんだけど、別にそれで人生終わりじゃないもんね。漫画っていう表現だとどうしてもそのピーク感を表現せざるを得ないところもあってっていうのもあるんだけど・・・

 個人的には、チアキ君の童貞喪失の相手がああで特に過剰な煽りもなく気がついたらそうなってて っていうのがすごいような気がします。 その恋の結末も含めて
終盤にもそういう安直な形でのオチで終わらせなかったことも、主人公が何も変わってないこともいいと思う。

 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-11 15:32:37] [修正:2010-05-11 15:36:29] [このレビューのURL]

10点 dollboxさん

シンプルに削ぎ落とされた心理描写の積み重ね。

受け手の想像力が作品を完成させるという芸術の本質がそこにはある。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-11-07 01:23:26] [修正:2009-12-27 15:02:01] [このレビューのURL]

4点 カメ田さん

イマイチ自分には合いませんでした。
グダグダなのは嫌いじゃないんですが、この作品はグダグダっていうよりも陰鬱が強いです。
グダグダ前に進むのではなく、グダグダ同じところを回ってる感じがします。

おもしろいかおもしろくないか以前に、合うか合わないかの問題だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-07-29 00:34:13] [修正:2009-07-29 00:34:13] [このレビューのURL]

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