「Suzz」さんのページ

総レビュー数: 112レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年02月05日

非常にリアルである。
何がリアルか。
それはあくまでレイバーという大型ロボットが機械としてしか扱われない点に起因する。
ロボットをどのように活躍させるか、どのようにカッコよく見せるかに着目するのではなく、
どのように運用するか、どのように愛着を感じていくかといった現実的な視点に沿って物語は進み、
あくまで人間ドラマに着目して描かれる。
おかげで派手さこそは無いが非常に魅力的な世界に仕上がっている。
終盤の二人の『狸』のやり取りなどそういった着眼点の賜物と言える名シーンだと思う。

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[投稿:2008-02-20 19:02:38] [修正:2008-02-20 19:02:38] [このレビューのURL]

バスケ部分は青春を表現するためだけにあるような青春漫画。
純粋にバスケの試合を見たい人にはオススメできかねるが、
友情青春話を読みたい人には特にオススメしたい。

見せゴマでは基本的にシーンを一部切り取った形の静止画で見せることが多いが、
コマ割り・書き文字・効果線といったものを効果的に使って、
見やすく動きのある描写に仕上げているのは上手いとしか言いようがない。

多少クサいが魅力ある台詞の数々、合間に挿入する文章の上手さも雰囲気作りに一役買っていると思う。

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[投稿:2008-02-20 17:48:20] [修正:2008-02-20 17:48:20] [このレビューのURL]

7点 RED

壮大な復讐劇。
個人的にはこの作者の熱く、狂おしいまでの表情の描写にはこの作品の雰囲気が一番マッチしていると思う。
後半部分の展開が若干不満なものの、熱さは感じたので良しとすることにする。

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[投稿:2008-02-20 17:06:19] [修正:2008-02-20 17:06:19] [このレビューのURL]

毎度思うことだが、伏線の張り方が上手い。
かなり初期からきっちり伏線張って盛り上げていく手法には舌を巻く。
王道の熱さを感じさせてくれたりもする。

ただ、2人の主人公を長いスパンでの場面転換で描く展開が短所となってしまっている印象を受けた。
2人の主人公が織り成す物語の面白さのベクトルがきっちりずらされているせいで、
こういう面白さ要らないからさっさと前の面白さに戻ってくれ、という感想を抱きかねない。
間延びしている印象は恐らくこの辺に由来しているんだと思う。
総じて面白かったのに名作にはなりえなかった勿体無い作品。

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[投稿:2008-02-15 07:04:08] [修正:2008-02-15 07:04:08] [このレビューのURL]

中身があるかないかと言われると、正直無い。
雰囲気を楽しむためだけに存在する漫画だと思えば苦にならないが。

表現についてはベタの使い方がハイレベル過ぎる。
おかげで読んでいて不安感を掻き立てられる。
あとは表情で狂気を上手く表現しているのもプラス。

あと、単行本表紙の凸凹印刷も作品の魅力の一つだと思うのは俺だけだろうか。

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[投稿:2008-02-08 15:51:13] [修正:2008-02-08 15:51:13] [このレビューのURL]

7点 っポイ!

中学生、思春期真っ盛りの多感な時期を綺麗に描いている良作。
くっついたり離れたりしない甘酸っぱい恋愛描写は特に評価したい。
すくすくと健全に生活しているキャラクターを見ているのに青春くささバリバリなのも好感度大。

ただ、最近はあまりにも説教くさい気がするのも確か。

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[投稿:2008-02-08 15:37:02] [修正:2008-02-08 15:37:02] [このレビューのURL]

7点 餓狼伝

板垣節全開のリアル系格闘漫画。
いつも思うことだが、この作者のページの使い方の贅沢さは半端無い。
新人でやったらまず確実に切られるようなことでも平気でやってくる。
正直盲目の表現とバックドロップ(正確にはジャーマンスープレックス)の表現には震えた。
それだけにページ数の割には進行は遅いが、その分迫力も凄い。
ちなみに僕がこの漫画(外伝含めて23冊)を読み終わるまでにかかった時間は3時間であった。

原作モノであるがために(とはいっても原作に忠実という訳でもないらしいが)
話の展開がトンデモ方向に飛んでいくこともなく、安心して読める作品である。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-07 03:04:31] [修正:2008-02-07 03:04:31] [このレビューのURL]

7点 CLAYMORE

典型的な師匠燃え漫画。
とにかく師匠(又はライバル)の扱いが抜群に上手い。
頭を空にしてまとめて読むのが今のところオススメ。

マイナス材料は容姿に統一感を持たせる設定を作ってしまったために、キャラクターの区別が付けづらいことか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-06 02:29:23] [修正:2008-02-06 02:29:23] [このレビューのURL]

形容する言葉があるとすれば「B級アクション超大作」といった所。
特筆すべき部分は、SFとオカルトが絶妙に融合した世界観と圧倒的にカッコいい戦闘シーンだろう。
非常に映画的な、表情変化で読ませる構図も巧。(表情変化は手塚的と言った方がいいのだろうか)
頭を空っぽにして純粋に楽しむ分には抜群の作品ではある。

ただ、途中で挿入される膨大な量の背景説明で若干テンポが崩れ、純粋に楽しむのを邪魔しがちでもある。
まぁその部分は、なんだか分からんけど凄いモノ、って事だけ分かってればいい部分だったりもする。
無いと説得力が無くなり、あるとテンポが悪くなるという困ったものだが、その分減点で7点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-06 00:02:40] [修正:2008-02-06 00:02:40] [このレビューのURL]

ありとあらゆる意味で頭が痛くなる良作。
こういう人いるよなっていう心当たりが何処かあるのがリアル。
そしてそのキャラに全く共感できない主人公の心理描写もリアル。
共感できないことに共感する部分がやたら新鮮な漫画。

ただし、

・あまりに暗い展開
・周りにそういう人がいないとリアルさが薄れる。

など、読む人を選ぶ要素が若干あり、

・序盤が技術的にあまりに未熟。
・掲載誌廃刊により伏線回収しきれず終わる。

などの減点材料も無きにしも非ず。
怖いものを見たい人にはオススメしたい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-05 04:22:37] [修正:2008-02-05 04:22:37] [このレビューのURL]

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