「Suzz」さんのページ

総レビュー数: 112レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年02月05日

武器使用もなんでもあり(といっても素手が多いが)の格闘漫画。
若干板垣信仰が抜け切れていないようであるが、この程度ならリスペクト程度で収まるのではないかと。

特筆すべきは文字で雰囲気を作るのが非常に上手いことだろう。
割とトンデモな事を書いているのは分かっても、敢えて乗ってやろうと
思わされるだけの熱さがある。

逆に欠点はシンプルな話のはずなのに、構図・コマ割りが荒くて理解に時間がかかるところが
数箇所あることか。
まだまだ課題は残るものの将来性を期待してのこの点数で。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-21 02:07:46] [修正:2008-02-21 02:07:46] [このレビューのURL]

6点 YAWARA!

絵も綺麗だし見やすいし、レベルが高いのは分かる。
ただ、主人公の性格にイマイチ共感が持てないのは俺だけなのか。
普通の女の子になりたい、を強調している主人公が普通の女の子像を漠然としか
イメージしていないせいで所々でよく分からない行動をしているように見える。
それでも面白いことは面白いのだけれど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-20 16:22:13] [修正:2008-02-20 16:22:13] [このレビューのURL]

今まで見てきたゲームとのタイアップ漫画の中で、最もタイアップの必要が無かった作品。
最初の方から独自色が強く、ここまで独自に話が進むのならドラゴンクエストである必要は無いと思う。
世界観を円滑に理解できるメリットよりも、
まだ出てきていない魔法などから展開が読めてしまうデメリットの方が大きかったから。

とはいえ、作品全体としては結構良作。
脇役の筈のポップの人間くささ、そこから派生するカッコよさは他に類を見ない。
コレを見るためだけに読んでもいいと思う位。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-18 23:31:29] [修正:2008-02-18 23:31:29] [このレビューのURL]

感性次第だとは思うが、客観的に見て万人ウケはしないだろうなと思うギャグ漫画。
だが、ツッコみ所を敢えてズラしてツッコみすらボケに変える手法は斬新。
後、話が進行中のコマの後で行われる放置プレイ的なボケや効果的に使われる天丼、
ボケそのものよりもツッコミに力が入っていたりするのを見る限り、
作者はかなり漫才を研究していると思われる。
それだけに万人ウケはしなさそうなのが残念でもある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-12 17:02:25] [修正:2008-02-12 17:02:25] [このレビューのURL]

古典的な意味で名作。
青春スポーツ漫画として完成度は高いが、現在の演出過剰とも言える状態に
慣れてしまった僕みたいなのが今読むと若干物足りない。

輪郭のはっきりとした、だが動きのある描写・コマ割りは見ていて気持ちいい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-11 10:07:05] [修正:2008-02-11 10:07:05] [このレビューのURL]

独特の雰囲気もあるし、面白いことは面白いし、悪くはない。
しかし、自分の中に響く何かが無い気がする。
どうしても突き抜けてこない。

ほとんど言いがかりみたいな感想で申し訳ない限り。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-08 14:55:06] [修正:2008-02-08 14:55:06] [このレビューのURL]

6点 3×3EYES

連載を追っていた人には長すぎて飽きたと言われがちだが、
まとめて読むと面白くないことはない。むしろ面白い部類には入ると思う。
アジア系の神話をベースにした世界観はとても魅力的で、特に序盤は文句無しで素晴らしい。
作画についても終始丁寧で好感が持てる。

ただ、戦闘シーンではパワーバランスが設定上変わっていないのに変動していた印象があったり、
そのせいでいつも必要以上に苦戦していて見ててだるかったり、
終盤の展開はどっかで見たことがあったり、
風呂敷を広げすぎてたたみ所を間違えた感があったりと
無駄を省いたらもっとすっきりと読ませられたんじゃないかとも思う。
良作止まりである所以である。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-08 13:03:38] [修正:2008-02-08 13:03:38] [このレビューのURL]

連載終了後に(まとめて)読むと若干評価が落ちてしまう。
というのもこの漫画は週刊連載であったことに大きな意義のある作品だからだ。

というのも、実際の時間経過と作品内の時間経過がほぼ似通っており(若干作品の方が時間経過が遅いが)、
週刊連載での読み手が牧場生活を疑似体験していけるような構成となっている。
そしてこの「時間経過」というキーワードは競馬において魅力の一つであるともいえる。
長く競馬ファンをしている方なら分かると思うのだが、時代によって好きな馬がいて、
引退してもまた数年後にはその子供が走っていて、思わず応援してしまう。
そういう時間経過にも密接な関係がある競馬という題材であるため、
その魅力を週刊連載という形式で表現した点は本当に上手いと思う。

ただ冒頭でも触れたが、今となっては牧場での出来事をただ常識的に描く
ある種ホームドラマのような展開であるために、人によっては退屈に感じるかもしれない。
それでも僕はよく出来たホームドラマではあると思うが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-02-05 09:37:52] [修正:2008-02-05 09:37:52] [このレビューのURL]

5点 大奥

設定の妙と、辻褄合わせが上手いので妙な説得力はあるものの、コマ割りの平凡さや、書き分けの温さも目に付く。
話自体は整合性の高いものではあるものの、話自体に抑揚がなく、大きな感動もない。
ただ淡々と進む感じが強すぎて、一般的な歴史モノの枠から飛び出してない印象。
三国志のような話が好きな人、もしくは江戸時代にもっと詳しい人が読めば楽しめるのかも?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-03-21 02:34:19] [修正:2010-03-21 02:34:19] [このレビューのURL]

人を好きになるということ、というテーマで一貫して描かれた作品。
ただ他と一線を画するのは、そのテーマに対してのアプローチが毎回大幅に違うということだ。
余りにも違いすぎて読み進んでいて違和感を禁じえないほどに。
これほど一つの作品の中で作風がコロコロと変わる漫画も珍しい。

そしてそれは飽きさせない反面、大幅に人を選んでしまうことだろう。
正直、僕自身は中盤以降ついていけず、途中から作品の外側に
放り出されたような、疎外感を感じずにはいられなかった。
それは作品のそこかしこに現実に引き戻す要素(音楽についての話など)
が散りばめられているためだとも僕は考えているが。


好きな人は熱狂的に好きだが、そうでない人はとことん無関心になれる漫画だと思われる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-05-29 00:14:58] [修正:2008-05-29 00:14:58] [このレビューのURL]