「Suzz」さんのページ

総レビュー数: 112レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年02月05日

非常に独特な、味のある漫画。
特に序盤は秀逸で、絶望の果てに手にした力を実に無軌道なまま持て余す様がとてもリアル。
そういう序盤があるからこそ後半にも説得力が出る。

が、この漫画の場合、能力バトルになるととたんに面白くなくなるので、始末が悪い。
キングダム以降は元の軌道に戻ったようで、安心して読める。

試しに読む人は3巻くらいまで読んでみると吉。

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[投稿:2008-10-02 04:48:21] [修正:2008-10-02 04:48:21] [このレビューのURL]

構図、コマ割り、絵そのもの、台詞のほぼ全ての部分で上手さを感じさせてくれる良作。

ただ、中盤までのテンションは神がかっていたと今でも思うが、
勝ち進むごとに弛みの部分が目立ってきたようにも感じる。
中盤までが良過ぎただけで、今でも十分面白いのだろうが、それでもそれ以上を期待したい。
非常にポテンシャルが高いだけに若干残念ではある。

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[投稿:2008-05-25 23:59:59] [修正:2008-05-25 23:59:59] [このレビューのURL]

ブラックジャック(医療)やザ・シェフ(料理)よろしく、流れのアシスタント(漫画)の漫画。
上記2作が人情に重点を置いているのに対し、情熱や激情といった熱さに尽力しているのが相違点といえる。

とにかく熱く、話が破綻しそうな馬鹿設定(いい意味で)をバンバン出して、それを勢いだけで乗り切っている。
ここぞという場面での表情描写も勢いに拍車をかける。
勢いだけだが、面白いと思わせる何かがあることは保障したい。


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[投稿:2008-05-25 23:39:42] [修正:2008-05-25 23:39:42] [このレビューのURL]

第1話の説明台詞の多さに不安を禁じえなかったが、2話以降安定して読める漫画に仕上がっている。

眠兎やI'llのような青春を前面に押し出した漫画ではなく、純粋な
ファンタジー世界を上手く描いているあたり、新境地といってもいいかもしれない。
話は分かりやすく、絵も見やすいが、今の所まだ核心部分に触れていないためか深さは感じられない。
今後に期待。

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[投稿:2008-05-08 20:17:42] [修正:2008-05-08 20:17:42] [このレビューのURL]

この作者の作品全般に言えることだが、はじめに優しくほのぼのとした雰囲気で引き付けておいて
気がつけば泥船に乗っているかのような重い展開に誘い込んでいる手腕が素敵。

オーソドックスかつシンプルな題材「愛情」をテーマに上手くまとめ切っている。
重い展開になりつつも当初の優しい雰囲気もなるたけ崩していない点も高評価。
普通にいい少女漫画だと思う。

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[投稿:2008-02-28 22:23:24] [修正:2008-02-28 22:23:24] [このレビューのURL]

素直に熱く、素直に深い。
確かな面白さがそこにはある。
女性らしくなくもあり、女性らしくもある主人公のキャラは非常に面白い。

ただ、チームメイトの扱いはもう少し何とかならなかったものかと思わなくも無い。

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[投稿:2008-02-28 00:38:32] [修正:2008-02-28 00:38:32] [このレビューのURL]

7点 海皇紀

ある意味革命であると言えるほどのシンプルなコマ割り。
刻一刻と日進月歩を続ける漫画の表現技法の発達に相対するかのごとく
横長のコマが延々と縦に続いていくだけのコマ割りは漫画文化に対する挑戦とも言える。
正直初めて読んだときは「こいつ舐めてんのか?」と思ったものだ。

ただし、そのコマ割りが一概に欠点であるかと問われれば否定せざるをえない。
メリハリがなくただ淡々と過ぎて行く印象を持ってしまうが、
淡々とした印象を上手く利用した演出や構成には目を見張るものがある。
時間変化に伴う状況変化を上手く表現し、一見地味な海戦がとても面白いものとなって描かれる。
この点は特に特筆したい。

なお、漫画にあまり馴染みの無い友達曰く、
「読みやすくていいよね。次何処読めばいいのか分からなくならないし」
だそうである。
世の中そういう見方もあるか、と考えさせられた発言だった。

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[投稿:2008-02-27 23:33:02] [修正:2008-02-27 23:33:02] [このレビューのURL]

非常にリアルである。
何がリアルか。
それはあくまでレイバーという大型ロボットが機械としてしか扱われない点に起因する。
ロボットをどのように活躍させるか、どのようにカッコよく見せるかに着目するのではなく、
どのように運用するか、どのように愛着を感じていくかといった現実的な視点に沿って物語は進み、
あくまで人間ドラマに着目して描かれる。
おかげで派手さこそは無いが非常に魅力的な世界に仕上がっている。
終盤の二人の『狸』のやり取りなどそういった着眼点の賜物と言える名シーンだと思う。

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[投稿:2008-02-20 19:02:38] [修正:2008-02-20 19:02:38] [このレビューのURL]

バスケ部分は青春を表現するためだけにあるような青春漫画。
純粋にバスケの試合を見たい人にはオススメできかねるが、
友情青春話を読みたい人には特にオススメしたい。

見せゴマでは基本的にシーンを一部切り取った形の静止画で見せることが多いが、
コマ割り・書き文字・効果線といったものを効果的に使って、
見やすく動きのある描写に仕上げているのは上手いとしか言いようがない。

多少クサいが魅力ある台詞の数々、合間に挿入する文章の上手さも雰囲気作りに一役買っていると思う。

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[投稿:2008-02-20 17:48:20] [修正:2008-02-20 17:48:20] [このレビューのURL]

7点 RED

壮大な復讐劇。
個人的にはこの作者の熱く、狂おしいまでの表情の描写にはこの作品の雰囲気が一番マッチしていると思う。
後半部分の展開が若干不満なものの、熱さは感じたので良しとすることにする。

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[投稿:2008-02-20 17:06:19] [修正:2008-02-20 17:06:19] [このレビューのURL]