「レト」さんのページ

総レビュー数: 45レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月26日

名作2作を描き上げて藤田氏も力尽きてしまったのでしょうか。長編としても短編集としてもさっぱり面白くありません。サブキャラクターの行動はありきたりだし、大したドラマの掘り下げもされずに事件が解決してしまいます。主人公の正義感には押しつけがましさすら感じられ、むしろ仕事人に徹するイデヤの方が共感できるのも話に没入できない原因ですね。主人公持ち上げと憎まれ役貶しが露骨だからこそ不快感が強いのでしょう。また、お伽噺を題材にしながらも話を改変してしまっていることから、この作品は作者のお伽噺に対する感想や歯痒さが動機で描かれていると思われます。こういう作者本位で読者の視点を見失ってしまっている制作スタンスが話を共感させ辛く完成度の低いものにしてしまっているのでしょう。
追記:89話を読みましたが、さらに点数を下げます。内容は主人公持ち上げなのですが、もはや完全に過去のエピソードの焼き直しになってしまっています。話が盛り上がらない上に無駄なエピソードにページを割くとか、作者に何を期待していいのかわからなくなりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-11 01:46:47] [修正:2010-02-12 03:42:47] [このレビューのURL]

『最終兵器彼女』を読んでからセカイ系の作品に興味を持ったのですが、ハッキリ言って期待外れでした。
人類とアンドロイドの共存を描いたラストは確かに評価すべきですが、どうして主人公があんなにあっさり救われてしまうのか。
復讐のみに生き多くの人々を殺した優が大した苦悩も描かれずに救われる様には全く共感できません。
やはり罪を犯した者はそれなりの罰・受難を経て救われるのでなければ素直な感動は得がたいです(サイカノではそれがきちんと描かれていた)。主人公に共感しにくいのはセカイ系の作品が犯しがちな失敗ですね。
加えてぢたま某による変態ネタのあまりの多さに辟易とさせられたのもマイナス。本作人気の高さは萌え要素が大半を占めるのではないでしょうか。同じ萌え要素ありのセカイ系でも『エルフェンリート』のほうが面白かったです。
やはり『最終兵器彼女』はセカイ系の作品では自分にとって唯一無二の存在だったと実感させられました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-04-25 19:50:40] [修正:2009-12-05 21:54:23] [このレビューのURL]

3点 SKET DANCE

ギャグもドラマもあえてベタを狙っているような作風だけど、演出がどうも劣化銀魂としか思えない。問題なのは作者が自分自身のやや古いセンスに酔っている節があるところで、好きな人は好きだろうけどそうじゃない側からすれば非常に不快。特にシリアス展開の寒さは致命的でケータイ小説を彷彿とさせる痛さがある。掲載順が下がると人気キャラを出してあからさまに人気取りに走るのも手段が安易すぎて納得いかない。
追記:ボッスンの過去編があまりに酷い内容なのでさらに減点。もはや倫理感すらおかしくなってる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-04-13 23:07:01] [修正:2009-05-12 21:12:51] [このレビューのURL]

ひたすら読者の神経を逆なでし続けた漫画。
主人公は無責任なクズでメインヒロインは気遣いの出来ない暴力ヒロイン。
その煽りを食らって健気で努力家のサブヒロインは最後まで作者にイジメ抜かれるというカースト制度。
他のヒロインも多数登場しますが、終わってみれば本当に賑やかしでしかありません。
ジャンプのラブコメの中ではヒット作にあたりますが、この作者は本当に連載に向いてないと思います。
茶番を長々と見せつけられる苦痛ときたら・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2018-06-10 08:39:55] [修正:2018-06-10 08:39:55] [このレビューのURL]

作者には連載には全く向いていないのだと思う。後の展開のことまで深く考えずに行き当たりばったりに自分の描きたいシーンを最優先し、話の整合性はほったらかしにしてしまうという姿勢が毎回のように感じられた。最終話の伏線丸投げもその姿勢を顕著に表わしていたように思う。キャラの性格もどれも極端で行動原則が謎の人物が多いのも話を共感させにくくしていた。ジャンプからは当初期待されていたようだし固定ファンもいる作品ではあるが、打ち切りは納得の結果だった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-08-11 11:11:45] [修正:2010-01-02 16:35:45] [このレビューのURL]

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