「ずんどこpon」さんのページ

総レビュー数: 28レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年09月29日

少年の頃の約束、淡い恋心、裏切り、赦し。
科学、戦争、政治、スポーツ。
民族間の憎悪と友情。
ロマン、冒険、信仰。
エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ・・・

手塚治虫はマンガのおよそ全てのネタを描いてしまっていると思うが、このマンガは18冊と小規模ながら同じような事をやっている。しかもキートンの人生の旅の1ページとして短編達がアルバムの様にまとまっている。(他の登場人物の番外編もあり)
個人的には調子に乗るじじいとかばばあが好き。憎めないし、一緒にのんびり過ごしたら意外に有意義な時間になりそう。

こんなもん手元に置いとけないので売っぱらいました。
いつまでも読んじゃうし。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-29 23:45:03] [修正:2008-09-29 23:45:03] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

これは、漫画好きな人にとっては踏み絵的な存在だと思う。
いかにこのマンガに対する評価が低い人でも、満喫にこの
マンガが無かったり、「自称マンガ好き」がこのマンガを
読んで無かったら違和感を覚えるはず。
内容はこれだけの人のレビューがあるので語らないが、
これ以降の作品に影響を受けない事を不可能にした
金字塔である事だけは間違いない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-10-05 13:05:55] [修正:2008-10-05 13:05:55] [このレビューのURL]

9点 Damons

[ネタバレあり]

米原作品をちゃんと見たのは初めて。ココはたまにチャンピオンで読んでました。
読んだ人全員が言うであろう「ラスボスがひどい」というのは当然マイナス要素ですが、それを補って余りある熱気があの漫画にはあった。最大の問題はラスボスの強さがよく解らない事と急なスケールアップについていけなくなった事かな。(この問題はREDでもあった)

それから2人目のボス、ラフィンも要修正だと思う。
スゴイ玩具を持った只のバカガキだったので、他のボス達との死闘で感じたような危機感が無かった。
これがセロ並みの奇術と理解不能な不気味さを持ち、ブロードウェイの頂点に妖しく輝くキャラだったら面白かったのに。
最初のボス、銃帝ジェスト・ローレンスのカッコ良さは飛び抜けている。エミネムの曲とか似合いそう。
主人公の魅力が最後まで色褪せないのも良かった。人間的な感情を断ち切り、復讐鬼に徹しようとするが「人との繋がりが自分の強さ」と気付き、真っ向から認め、少年に謝るところは良かった。
他の復讐モノの主人公、レッドやガッツも武骨な優しさを持ち合わせているけど、このカッコ良さは立派な夫であり父であったヘイトにしか出せないと思った。
腕を失ったヘイトが口に咥えたドライバー一本で城壁を登ろうとする鬼気迫る執念には鳥肌が立ったし、同じゼスモス使いであるスワロウの回想シーンで妊婦が腹を殴り付けながら「要らない!産まれてくるな!」と胎児のスワロウに怒号を飛ばすシーン(胎児なのに涙を流す!)にも涙が止まらなかった。
要所要所に良いシーンやエピソードが非常に多く、この作品程「修正版を読みたい!」と思ったマンガは初めてかも。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-09-29 14:27:24] [修正:2008-09-29 17:34:09] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

傑作だと思う。
コレ読んでしばらくは東北にエロい村があるはずと思っていろんな人に聞いて回った笑
フリーセックスに関しては、エスキモーや明治頃までの日本とかが思い浮かぶが、世界各地でこのような風習はあったはず。
R・A・ハインラインの小説を読めばこういう風習も大抵の人は肯定的に受け止められるようになると思う。
大らかで、仲間意識が強く、頑なに外の人達を受け入れない。
だけど生きる力に溢れていて底抜けに明るい。
そんな魅力的な村人達が確かに存在していたんじゃないかと感じさせてくれた。実際田舎の人のノリってあんなんだしね。
都会の男の子と村の女の子の恋も良かった。お互い不本意な初体験を終え、サプライズSEX。別れの後も何年もお互いに想い合っていたのが伝わってきた。
体の繋がりの後に想いが繋がり絆になるのは、この村と風習ならではの事だと思う。
物語の中では作者が実際に体験した話という事になっているが、どうなのだろう?それだけが気になる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-09-29 14:50:06] [修正:2008-09-29 14:50:06] [このレビューのURL]

8点 SLAM DUNK

[ネタバレあり]

はい!
ワタクシ、ここに告白致します!
漫画好きだと言いながらも、
スラムダンクを読んだ事ありませんでした!
正確には三巻位まで読んで、忘れてまた読んで・・・
そんな感じでした。この前初めて通しで読みました。
何と言うか・・・俺は球技には興味無いし、ヤンキーモノ
にも食指は動かない。
恋愛モノも別に。でも、そういう人は意外と多いはず。
何故このマンガが人気があるのかを考察するに
花道やゴリ達の人間関係や成長を同じ目線で見れたからでは
ないだろうか。
彼等の活躍の場は基本的には体育館。特別な場所では無い。
授業受けて、サボったりもするし、飯食ったり。
いやいや、こう書くとそんな漫画腐る程あるんだけどさあ。
登場人物達のセコさや身勝手さに読者は笑って振り回されて、
純粋さに触れて、いつの間にか彼等を応援しているんだ。
強豪達との闘いに手に汗握って「頑張れ!」って夢中で。
そう。これは読者を「身内」に引き込めた稀有な作品なんだ。
身内ネタはまず笑いでも感動でも怒りでもハズさないしね。
これだけの人に愛される漫画を描けた井上先生は幸せ者だ。
さぞ漫画家冥利に尽きただろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-09-30 17:34:20] [修正:2009-09-30 17:34:20] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

いやあ、面白かったよ。
ただ、スケールが少々足りない感じがした。
原因は恐らく、城攻めの時に民衆対軍隊の戦闘があまり
大きな規模を感じさせなかったりして(確かに交通が遮断されて
いたので全国から集まれなかったのだが)、
賊国家や他の国とか含めて陸地と陸軍にスケールを
感じなかった。
そこらへんはベルセルクの作者が上手い。
この作者も海のシーンは凄くいいんだけどね。
どちらかというとこの作者は友情を描くより親子の
関係で感動させるのが得意。
キャラクターに「俺はお前が大好きだ」と照れなく怖じ気無く
言わせる作風は個人的に気に入っている。
エンディングだが、海千山千の老兵となって
再び海を目指すバーツと堂々と成長したココとの対比は秀逸だ。
激動超えは二人の対決に取っておいても良かったと思うけど。
マイベストキャラはオルカで決定。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-05 17:20:40] [修正:2008-12-05 17:20:40] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ぐいぐい人を惹きつける熱血☆サクセス演劇ストーリー。
作者の意図では無いところでよく笑います。
ショックを受けた時の顔とか、マヤがお母さんを思い出す
ところで、お母さんが優しすぎるところとか。
(そんなシーンあったっけ?と困惑)
風姿花伝にも通じるところがある演劇論もたまに出てきます。
マヤの感性がギラリと輝く舞台を準備段階から千秋楽まで
みる内に、不思議と一人の少女を見守ってきたような気がして
応援してしまう。そう、演目決めの段階から閉幕までが
裏話を交えたドキュメンタリーを見ているような感じなのだ。
卑劣な手口を憎み、ライバルであるマヤのために陰で奔走する
亜弓にも好感を抱いた。
マヤと亜弓、互いにうらやみあう天才2人。
日本演劇界の頂点に破竹の勢いで駆け上がった2人は
一体どんな紅天女を演じるのか?
マヤと速水の恋、亜弓との友情、紅天女の結末、演劇界での
マヤの立場等、課題は多い。
一番大変なのは紅天女の結末だろう。これだけ引っ張ったの
だから、並の結末では終われない。
そのプレッシャーが作者の筆をさらに遅らせる。
色々事情はあるのだろうけど、ああ悪循環!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-03 22:25:58] [修正:2008-10-03 22:25:58] [このレビューのURL]

8点 RED

[ネタバレあり]

西部劇は大好きだし、これを読むためにアッパーズを
読み始めたので、本当は9もしくは10点をつけたい!
けれども、セリフの回想シーンを多用している事と
絵がよく乱雑になる(特に荒野の風景)のが気に
なってしまった。
登場人物が正に十人十色なので、カラー大判にして
乱雑なトコ直したら間違いなく10点。
凄惨な過去を超え、「再会」したレッドとオレンジの魂は
どんな友情を育むのか。
壮大な西部劇絵巻のフィナーレにあの二人を持ってきて
本当に良かった。
時代の傍観者になった気分で、あらゆる感情を超越した
感動がそこにありました。

・・・でも、アンジーを選ばないなんて!泣
それからグレイ!お前に憧れてコートとか真似したけど
不審者っぽくなっただけだったぞ笑

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-01 19:14:32] [修正:2008-10-01 19:14:32] [このレビューのURL]

8点 地雷震

[ネタバレあり]

この主人公、何か無敵だわ。
国家権力だし、リアルに失う物無さそうだし。
ヤクザだってこんな簡単に撃ちませんよ。
犯罪を憎む気持ちプラス舐められるの大嫌いなのですぐ発砲。
「さも当然だ」とばかりに過ちを犯しても人から責められても
ケロッとしている。
この人の4割位の強さを持ちたい。
NY編(何巻か忘れた)の最後、犯人の狂おしい恋心には
感動した。
主人公の家族や過去は想像するしかないかあ・・・

追記

歌やらCMを観た人々が次々と殺しやら自殺やらする話で
サブリミナルメッセージのせいって事になってたけど、
サブリ〜にはそんな力無いし、有名なコーラの話も実験
結果をねつ造したものだったそうです。
時代を感じるなあ。本編の面白さにはあまり影響無いけど。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-10-01 17:15:05] [修正:2008-10-01 17:15:05] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

だって面白いじゃん。
ティラノサウルスを倒した原人が現代に蘇ったんですよ?
え?ダメ?
なんだかんだ板垣漫画をえこひいきしてしまう自分が居る。
チャンピオンにはどうあってもバキは載り続けていてほしい。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-09-29 21:16:42] [修正:2008-09-29 21:16:42] [このレビューのURL]

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