「lowtech711」さんのページ
- ユーザ情報
- 1985年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- https://twitter.com/lowtech711
- アクセス数
- 26281
- 自己紹介
-
こんにちは。
もともとこのサイトで「マンガずき」というHNで少しだけレビューしていました。基本的には採点は好き・嫌い関係なく公正に付けているつもりですが、たま?に甘くなります。
8点以上を付けた作品は僕の中で「傑作」であるという意味を込めて、文末に「是非、ご一読を。」と書いています。もしも僕のレビューを共感できると感じるようになった方がいらっしゃれば、この一文が書かれている作品は是非読んでみて欲しいです。
以前のレビューに関してはこちらです。
URL:http://www.manngareview.com/userpage/index/805/
ツイッターもやってますのでよろしくお願いします。

10点 日々ロック
面白い!
まあ間違いなく好みの分かれる作品、むしろ嫌われることの方がはるかに多いだろうなあ。絵も内容も汚いというよりも『きしゃない』から。でも、この漫画の読後の爽快感たるやハンパではない。すごく胸が熱くなった。ルサンチマンの塊であるかの様な僕にとって、こんなにロックな作品は見たことない。
音楽モノというと、僕の記憶にはどうしてもスタイリッシュな作品ばかりが浮かんでくる。BECK,ソラニン,のだめカンタービレやピアノの森…。ここに挙げた漫画はもちろん名作と呼ばれるモノばかりだけど、【日々ロック】はそれらと同じジャンルの漫画でありながら、それらとは全く別の格好良さを放つ作品なんです。音楽モノが好きな人は読んで欲しい。
特に
青春時代に『GoingSteady』『銀杏ボーイズ』に嵌っていた人は間違いなく好きと言ってもらえると思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-11-03 19:01:58] [修正:2010-11-03 19:01:58] [このレビューのURL]
10点 ヨコハマ買い出し紀行
これは強烈に良い作品だと思う。
主人公の【アルファさん】はロボットで、岬の上でカフェを営んでいる。本作品は水没しつつある未来の日本が舞台。お客にコーヒー出したり、横浜まで豆を買いにいったり、旅をしたり、友達と遊んだり、泳いだり、楽器を弾いたりと、アルファさんの日常生活がメイン。近未来ということでSFファンの僕がワクワクする設定もたくさん出てくる。
作中ではおよそ10年の時が流れる。時間の経過と共に日本はどんどん水没し、アルファさんを取り巻く環境も変わる。登場人物達には成長する者もいれば老いる者もいる。
でも、アルファさんはロボットであるがゆえに変化がないんです。
巻数を重ねるごとにジワジワとその物悲しさを読者が感じとっていく。周りの人が大好きなのに同じ時間を生きていないような錯覚。変化と不変の対比がとても切ない。そういう心情を、表情と間と演出で見事に表現している。でも決して不幸な終わり方をしないのに僕は非常に救われたし、この物語の【ほのぼのとした日常の幸せ】、『Life is beautiful』の精神を強く感じることが出来た。
こういう綺麗な漫画はなかなかお目にかかれるものではない。
かなりオススメ。
是非、御一読を。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-08 00:58:47] [修正:2010-07-08 01:01:15] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
大傑作。
少年誌史上最高傑作だと、僕はそう思っています。
一見すると普通に熱い、所謂王道的なヒーロー漫画です。海賊王ゴールドロジャーの残した大秘宝「ONE PIECE」を目指す、仲間想いで実直な主人公。それに負けず劣らず大きな夢・信念を持つ魅力ある仲間達。彼らが仲間になる時に描かれる過去の話では必ずといっても良いほど涙腺が決壊しました。また、どんなに不利だと思われる戦いにも果敢に、諦めることなく立ち向かい勝利する姿は昔から愛されてきた王道少年漫画の鏡とも言えます。
ただし、本作品がそれだけの漫画なら僕は最高でも8点しかつけなかったでしょう。
僕にとってこの漫画の最大の魅力は、細部まで注意深く読んでみるとわかる、過去に例が無いほど張られた伏線の多さなんです。それらは未だ多くが回収されていません。現在連載しているマリージョアにおける頂上戦争。読んでいる方ならわかると思いますが、毎週毎週鳥肌モノという異常な面白さを見せてくれました。グランドライン前半の締めくくりの戦いということで、伏線の一部を回収したことになる訳ですが、「一部だけ」で生じたあの興奮ぶりたるや。
このONE PIECEという物語の終盤に一気に伏線が回収された時のことを考えるだけで、鳥肌になってしまうのは僕だけではないはずです。グランドラインの後半「新世界」と呼ばれる海で何が待ち受けているのだろうか。今からワクワクしてきます。
良い意味で早く終わって欲しい漫画。
この作品自体が僕にとってのONE PIECEなんです。
是非、御一読と云わず二読三読を。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-26 21:12:37] [修正:2010-04-26 21:14:34] [このレビューのURL]
9点 ふたつのスピカ
名作。
主人公の【鴨川アスミ】が宇宙飛行士を目指す漫画。
同じ夢を持つ仲間達と共に、宇宙を目指す姿勢に胸が非常に熱くなる。宇宙以外の要素も多く、それを苦手とする人もいると思うが、この作品は大丈夫だと思う。
アスミには元宇宙飛行士の幽霊【ライオンさん】と話が出来るという特殊な能力が備わっている。言い換えると、幼い頃から宇宙飛行士になるトレーニングをしてもらっていたサラブレッドなんじゃないかという点に、「フェアじゃないな」と斜に構えた捉え方をしていた。でも徐々に、それ以上にアスミの夢への直向きさが、ライオンさんとの邂逅を成したんだなと思うようなっていった。
また、絵が上手くない点が若干の不安要素だった。というのも宇宙モノの一つの売りは絵だと思うからだ。例えば幸村誠さんの「プラネテス」があれだけ評価された背景には、内容だけでなく絵の素晴らしさも入っていると僕は思っている。この作者はそこをどうカバーするのかと思っていたが、宇宙モノなのに宇宙を地上から見上げる描写ばかりを使い、ここぞというタイミングでドンッと宇宙から見た地球を描くというシンプルな演出で乗り切った。乗り切ったというよりも作品の内容と盛り上がりを計算しての演出だったと僕は感じた。あのシーンは本当に最高だった。かなりのオススメ。
努力と仲間の大切さを教えてくれる、珠玉の作品。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-06-14 16:11:48] [修正:2010-06-14 16:11:48] [このレビューのURL]
9点 よつばと!
とても良い。
日常系ほのぼのマンガ。でも過去のこういうジャンルの漫画とは一線を画していると思う。
よつばの「初めて」を追う漫画とでも言えば良いのだろうか。僕は作中の動物園に行くときの話が大好きだ。よつばが初めてゾウを見たときの表情ったらない。例えば、自分が初めてゾウを見たのはいつだったろうか?どんな気持だったのだろうか?よつばのおかげで少しは思い出せた気がする。
この漫画は大人こそ読むべきだと思う。子供の頃の、何を見ても新鮮だったあの気持ちを思い出す。いろんな経験を通して少しづつ今の自分になっているんだということを再確認させてくれる。そんな漫画です。
僕は読後、子育てがとてもしたくなりました。何も知らなかった子供が何を見て、どのように自我を形成していくか?そして子供が大きくなった時の人となりを見て、あの時の経験が影響しているのか、などと考えてみたい。そんな風に考えるようになりました。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-25 12:38:20] [修正:2010-04-25 12:39:56] [このレビューのURL]
8点 オンサイト!
良作。
このサイトのランキングで現在4位「夏子の酒」の作者である尾瀬あきらさんのフリークライミングの漫画。
知名度は低いですが、とても面白いです。
既刊2巻で現在休載中だったはずなんですが、このサイトの情報では連載終了になっていて少しショックを受けました…。2巻の最後で【第一部完】と書かれていて、第二部の構想はあったと思うんですがこれ以上連載する気はないんでしょうか?
体の弱い主役がフリークライミングに出会い、めきめきと才能を発揮していく。2巻のラストでは、世界の舞台での活躍を思わせる様な展開で終わります。また、この作品中では在日朝鮮人に関わる話も描かれていて、どのように作品に絡ませるつもりなのかも楽しみです。
可能性は薄いかもしれませんが、気長にいつまでも待ってます。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-06-16 12:51:49] [修正:2010-06-16 13:00:46] [このレビューのURL]
8点 バクマン。
名作。
DEATHNOTEコンビによる漫画家漫画。
作者達がそのまま、主人公になったかのような漫画ですね。一時漫画編集者を目指していた僕にとっては、漫画業界の実態が良くわかって面白いです。
売れる漫画を描くために悩み、迷走しつつもようやく一つの方向を目指し始めた主人公。
描きたい漫画が売れる天才肌のライバル。
主人公を影で支えるヒロイン。
同じ目標を持った仲間達。
邪道の皮を被った王道的少年漫画。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-05-05 15:45:25] [修正:2010-05-05 15:45:25] [このレビューのURL]
8点 うさぎドロップ
良作。
30代独身サラリーマン「大吉」が5歳の少女「りん」を引き取って一緒に生活するという話です。独り身で子育てをするが故の苦悩、またそれ以上に子育てを通して得られる自身の成長と幸福。「よつばと!」読んで子育てをしたくなったと書きましたが正確に言うならば、こちらを読んだことが本当のきっかけであり「よつばと!」を読んだことで確信した、ということになります。
今日現在までに7巻まで発刊されていて、1?4巻までが第一章、5巻以降が第二章となっています。第一章はりんが5歳?7歳くらいまでの、第二章はその10年後を描いています。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-04-25 21:40:27] [修正:2010-04-26 21:25:20] [このレビューのURL]
8点 それでも町は廻っている
良作。
ネムルバカの石黒さんの作品です。ちょっとだけ非日常の日常系漫画。漫画を描くセンスが抜群だと思います。ささいなことを面白く描ける、これが一番漫画を描く技術のいることだと僕は考えています。石黒さんにはそれが備わっていると思います。
魅力あるキャラクター達の送る日常生活。
たまに起こる非日常的な事件。
これらのバランス感が絶妙で、ハイレベルな作品です。
是非、ご一読を。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-04-25 13:12:21] [修正:2010-04-25 13:12:21] [このレビューのURL]
7点 PSYREN-サイレン-
良い。
現行のジャンプでは間違いなく面白い部類の漫画ではあります。同雑誌で人気を博している死神モノやマフィアモノよりは全然面白いです。作者はストーリー構成センスはありますが、他全般のセンスが悪いのが少し残念ですね。
近い未来、世界が荒廃することを知った主人公達が現代と未来を行き来して未来を変えようとする良くあるタイムスリップものです。
ですが伏線が多く、今後の展開にはかなり期待しています。
6点が僕の評価ですが、フレデリカが好き過ぎるのでオマケに+1点しておきます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-25 13:00:11] [修正:2010-04-25 13:00:11] [このレビューのURL]