「jdf54j」さんのページ

総レビュー数: 96レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月07日

連載が80年代なだけあって、絵はともかく内容も古い。言い方悪いが
ネタの一つ一つが同世代の諸星星野作品より1、2こ下の印象。
リアルタイムで読めば熱中できたのだろうが。
セリフはキマってるんだけど。SF知識が無くても読めるけど
SFに愛を感じる人でないと今から読むのは厳しいんじゃなかろうか。
内容そのものは宇宙海賊を主役に立てた少年漫画になっている。

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[投稿:2012-05-03 20:19:53] [修正:2012-05-03 20:19:53] [このレビューのURL]

文化庁メディア芸術祭で今年の新人賞入選作。端的に言うとガロ系。
簡略化された線なのに絵がうまいと感じるのは陰影のつけ方が
しっかりしてるから?よくわからんが魅かれる絵なのは間違いない。
意外と話の方も因果関係がきちんとあって、いわゆるシュールとは違い
それ単体でも読み物として読める。絵と話があいまって
かなり独自の世界観を構築している。ちなみに短編集です。
ストーリー物描いて欲しい所。

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[投稿:2012-04-29 09:35:29] [修正:2012-04-29 09:36:22] [このレビューのURL]

表紙やタイトルからして巷に氾濫している女子高生の日常を描く系譜
の内の一つかと勝手に決め付けていたけど、
実際は男性読者が抱く理想の女子高生はかくあるべき、といった
願望を逆手にとったネタ作りをしている。
女子高生の行動は笑えるというより微笑ましい。
万人向け。実際の女子高をどこまで参考にして、脚色しているかは
謎である。完結しているが、最近リニューアルして再開しており
個人的にはそちらの方が好み。

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[投稿:2011-08-14 00:14:31] [修正:2012-04-17 19:04:00] [このレビューのURL]

クラスで一人ぼっち(全くいじめられてないが)なオタク女の日常系漫画。
思考はひきこもりそのものだが毎日登校している。脳内ではよく喋るが
それを言葉に出せず、普通の人にとってはどうでもいい事で一喜一憂
する1話完結のギャグなので、テーマの割に気楽に読めるが
現実問題としてぼっちになってる人にとってはややキツいかもしれない。
最近アフィブログでやたらコレが貼られてる理由は
実際読んでみてなんとなくわかった気がする。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-25 17:10:24] [修正:2012-04-17 19:02:27] [このレビューのURL]

両思いの男女がH以上に一体感を感じる行為ってなんだろう?ってのを
作者が探していたらこうなったんじゃないかと思う。
よだれを介したコミュニケーション、最初は面食らったが
それだけに引き込まれた。それがビジュアル重視の一発ネタではなく
キチンと話に組み込まれてる。といっても思春期の恋愛マンガには
変わりないので、最初の2,3巻でやれる事は全部出し切ってしまった感
がある。こういう設定と世界観が調和した話を描ける人は
なかなか貴重だと思う。タイトルどおりヒロインはかなりの謎人物。

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[投稿:2012-04-17 19:00:43] [修正:2012-04-17 19:01:40] [このレビューのURL]

何か一つ抜きん出てる訳ではないが、間違いなく傑作。例えるなら
マッチ棒で作った五重の塔とでも言うか・・・カバー見れば
おわかりのとおり、当初から2巻で完結させる気だったと思われる。
導入はパッとしなかったが、序々に話を広げて、綺麗に畳んでいる。
登場人物一人一人が主人公のようで、話があっちこっち逸れるが
軸がぶれずに一つの主題に収束していく展開が心地良い。
SFと人間関係のいざこざの話が無理なく混ざっていると思う。

宇宙に憧れる男の子、地球に不時着した宇宙船、男の子の世話をする
AIロボが出会い、話は始まっていくのだが・・・
マンガ大賞はこういう作品こそ取り上げるべき。
どうせ2巻だけなので、ちょっとでも気になったら購入してみては。
作者は生真面目な人なんだろうなーと読んでて感じた。万人向けだが
万人向けによくある通俗的な感動作より2つ位上いってる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-13 23:52:41] [修正:2012-04-14 00:12:59] [このレビューのURL]

キャラの掛け合いだけで内容の9割は埋まってる。
同人誌でこういう会話をよく見る。わかる人にだけわかればいいや
みたいな・・・強いて言うなら劇団員の舞台のノリ?
軽いSFも入ってるが、それが日常であるかのように話は進む。
やってる事は子供のアウトドアの風景を描いてるだけなんだけど。
熱烈なファンが付くか、全く理解できないかの両極端になると思う。
絵柄はキャッチーだが、購入する前に本誌で雰囲気を掴んだ方がいい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-04-13 23:42:17] [修正:2012-04-13 23:44:04] [このレビューのURL]

導入は寄生獣っぽいが、後半になってオリジナルの要素が増えてくる。
が、そのオリジナルの方も昔のSF論を聞かされてるみたいで
なんだかな、という印象。他人と関わりたくなかった主人公が
関わらなければならない状況に追い込まれる設定が良かったのに
結構最初の方で克服してしまい、魅力を失ってしまった。
全体とおして決してつまらないわけではわけじゃないんだけど。
ちなみにこの漫画の元となったSF小説に20億の針というのがある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-09 09:45:58] [修正:2012-04-10 20:22:49] [このレビューのURL]

ココでの点数が高かったので購入した所、これは久々のヒット作。
1話からトップギアの怒涛の展開で引き込まれた。
完全な未来予知が起るとどうなってしまうのか?という古典の命題
に対して真っ向から挑んだ内容であると思う。
ただ最初は生活感があり活き活きとしていたキャラクターが、
無駄を削ったストーリー展開で(中身は濃いが)
徐々に哲学を漫画で解説するための狂言回しのようになってきて、
ピッピ以外のキャラを好きにはなれなかったのが残念。
1巻は地震を予知するためだけに作り出されたアンドロイドピッピが
自我を持ったため、全知全能となった(っぽい)ピッピの預言の真偽が
わからず振り回される展開になる感じで終了。
最後のセリフで大きく出たけど収集つくのかな?
あんなラストを見せられたら2巻を買わざるをえない。
でも休載中。辛い・・・
どうでもいいけどピッピのデザインは魅力的

やっと2巻が発売。新たな要素が加わって、SFになるのか
オカルトになるのか、先の展開が読めなくなった。
点数上げました。無事完結を祈る

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-26 04:16:46] [修正:2012-04-10 11:09:11] [このレビューのURL]

無名作家の短編集にもかかわらず14回も重版された、知る人ぞ知る名作。
6作品が収録されているが、どれも話が練りこまれており
週刊少年ジャンプで連載されていたとはとても思えない程の
ハイクオリティー。絵柄は少年漫画だが、誰もが経験した上手く言葉に
できない思春期の思いを漫画で表現した、そんな漫画。
アワーズやフラッパー辺りで連載してそうな内容なんだけど
これはモラトリアム期真っ只中のジャンプ読者に是非読んでいただきたい。

特筆すべきは表題作の七つの海。大人になりたくない小学生の思いと
子供に戻りたい祖父の思いが、七つの海というゲームソフトを通じて
絡み合い、除々にスライドしていく構成力、思春期の
割り切れない思いと大人への成長、読んでいて切なくなる。
現役の漫画と比べ、オチが淡白なのが唯一の欠点。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-10-29 01:21:19] [修正:2012-04-10 11:08:48] [このレビューのURL]