「jdf54j」さんのページ

総レビュー数: 96レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月07日

ダンジョンの奥深くに置き去りにしてしまった仲間を救出するために
再びダンジョンに挑むPTだが、お金がない。
金がないので道中の飯が食えない。ではどうするか。
リーダー「モンスター食うぞ!」他「絶対イヤー!」
というファンタジーコメディ。
飯の話抜きにしても、WIZ系ダンジョン探索漫画として楽しめる。
色々あるけど聖水をビンにいれたまま使う発想とかスゴイ。
なによりキャラがたっててPT同士の会話が心地よい。良作

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-21 15:59:31] [修正:2015-02-21 15:59:31] [このレビューのURL]

1巻発売記念にレビュー。設定だけ借りたオリジナルストーリー。
最初に断っておくが、ガンダムに触れたのは
この漫画が初めてだが楽しめた。
画力がすばらしいのはもちろんの事、コマ割は躍動感に溢れ、
話運びやセリフも堂に入っており、熟練の技術が伺える。
宇宙を彷徨う金属デブリのゴミがフレミングの法則で
帯電しており、その宇宙空間は常に稲光が走っているという
作者オリジナルの世界観が惹かれる。
ジオンと連邦両者の軍がその宙域の取り合いを
している訳で、それぞれの立場に主役がおり、交互にお互いの立場が
描かれている。ガンダムマニアにも
ガンダムオリジン含む数あるどのガンダム漫画より評価が高いようだ。
ガンダムに興味が無い人にもオススメできる。
ほぼ毎回スペリオールの表紙を
飾っている辺りが力の入れ具合が見て取れる
作者は元々ムーンライトマイルでSFを描いていたので、その素養が
いい方向に出てる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-01 02:52:17] [修正:2012-11-01 03:01:05] [このレビューのURL]

福本伸行漫画にしては珍しく引き伸ばし無く完結。44歳建築作業員
黒沢、酒を片手にTVの前でワールドカップに熱狂する自分を
見て突然目覚める。
「どんなに熱狂しても、あれは他人事・・・他人の祭りじゃないか・・・
オレの、オレによる、オレだけの感動が欲しい・・・!」
今作はカイジからギャンブル要素抜いた人情モノ、に見せかけた
ギャグ漫画。作者独特の心理描写は時としてネタにされているが
これに限っては明らかに笑わそうとしている。笑えるんだが、
やる事なす事すべて裏目に出てしまい、読む側の感性によっては
悲哀、切なさも感じるだろう。稲中の古谷実が描くダメ人間系なんだが、
こっちは結構重い。相変わらず言葉のチョイスが素晴らしい。
話の運びもグダグダになる事もほぼ無く、幅広い読者層にもっと
読まれても良い、良作漫画。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-06-22 21:55:11] [修正:2012-06-22 21:55:11] [このレビューのURL]

岡田斗司夫が評するのは難しいと語っていて、実際レビュー数は
多いが文字では伝わらない気がする。ジャンプ系列の格闘漫画
ではあるが、群像劇の色合いが強い。各章の最初にキャラを大量投入して、
それぞれの目的を提示して、話の流れでやむなくバトルに
発展していく展開で、実際はキャラ同士のトークの方が多い。
コマ割が独特な割に破綻してないのは素直にすごいと思う。
作者はRPGゲームが好きでたまに感想を
書いてるが、内容にその影響がよく出てる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-03-25 17:38:34] [修正:2012-05-16 00:45:48] [このレビューのURL]

何か一つ抜きん出てる訳ではないが、間違いなく傑作。例えるなら
マッチ棒で作った五重の塔とでも言うか・・・カバー見れば
おわかりのとおり、当初から2巻で完結させる気だったと思われる。
導入はパッとしなかったが、序々に話を広げて、綺麗に畳んでいる。
登場人物一人一人が主人公のようで、話があっちこっち逸れるが
軸がぶれずに一つの主題に収束していく展開が心地良い。
SFと人間関係のいざこざの話が無理なく混ざっていると思う。

宇宙に憧れる男の子、地球に不時着した宇宙船、男の子の世話をする
AIロボが出会い、話は始まっていくのだが・・・
マンガ大賞はこういう作品こそ取り上げるべき。
どうせ2巻だけなので、ちょっとでも気になったら購入してみては。
作者は生真面目な人なんだろうなーと読んでて感じた。万人向けだが
万人向けによくある通俗的な感動作より2つ位上いってる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-04-13 23:52:41] [修正:2012-04-14 00:12:59] [このレビューのURL]

このサイトでタイトルを知りましたが、無名である故一番オススメしたい。
日本が中国の庇護の下アメリカと戦時中という設定下で
新たに自衛隊に入隊した8人の若者の生き様と、日本軍の福神という
銃火器が一切効かないぬいぐるみみたいな人型ロボットVSリカオンと
名乗るアメリカのロボット兵器の話を中心とした
軍事サスペンスが平行して展開される。
軍モノだが長ったらしい説明は殆ど無く
軍人の日常+SFアクションなので娯楽として誰でも楽しめる。

松本太陽風の渋いセリフ回しと癖のあるキャラ、なにより
読み始めは雰囲気漫画だと思っていたものの、後々になって
キャラの素性が物語の本筋と絡んできたりと色々な点で
話は練られているというのが率直な感想。絵も上手い。
各キャラの掘り下げに一番力を入れているので
読んでるとキャラが好きになる。特に女性軍3人とも魅力的。

何か一つ突出してるわけではないが、世界観、キャラ、ストーリー、
セリフそれぞれが高水準の力作で、読後は力が抜ける。
退屈でも3巻までは読んで欲しい所。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-28 04:46:20] [修正:2012-02-07 20:33:31] [このレビューのURL]

卓球を舞台にした青春群像劇、挫折と栄光の話。アングラな作風を
残したまま、王道ともいえる堅実なストーリー展開を見せる。
相変わらずセリフの言葉選びが最高、漫画も上手く
(詩のような抽象的なコマ表現を所々に嫌味なく挟む感性、擬音や
効果線の使い方、キャラのタテ方等)
全体的に高い技術が集まって漫画ができている。
映画版はあれでも半分ぐらいはしょってるので、見るならコチラを。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-11-21 23:58:17] [修正:2011-11-21 23:58:17] [このレビューのURL]

15巻辺りまで(ロストチルドレンの章)は面白かった。
それ以降は別の漫画として捉えているので、1ー15巻で8点です。
己の剣術だけが拠り所の、血と泥をすすり戦場を駆け抜けてきたガッツと
生まれながらにカリスマを背負ったグリフィスの二人が出会う。
お互いの気持ちのすれ違いからガッツはグリフィスを離れ高みを目指し
ガッツが離れ心に穴があいたグリフィスはどこまでも堕ちていく・・・
グロなんて日常茶飯事のこの漫画ですが、本質は少女漫画チックですね
化物がウジャウジャ登場しますが、化物が終盤まで出てこない
二人の過去の話が一番面白いってのは、ファンタジー作品としては
皮肉なような。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-24 02:58:12] [修正:2011-03-07 08:43:32] [このレビューのURL]

ネットでネタになっていたコマが面白くて購入。
ただのネタ漫画と思ってたらとんでもない。
文学に近いと言うと褒めすぎですが
なんせ本当に普通の社会人が飯食べて、どうでもいい感想述べてるだけの
超マイナー誌連載の古い漫画がこれだけ人気あるんですから
あの空気に惹かれる読者が多いのでしょう。(amazonには大量の
レビューがあります)
全くといっていいほど内容ナシなのに、読み返したくなるという…
一言で言えば、ニヒルでおちゃめなオジサンと全国を旅してる
気分になれる漫画…?

この原作者と漫画家のコンビでないと表現できない作品ですかね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-09-22 05:47:14] [修正:2011-03-07 08:38:15] [このレビューのURL]

体験談そのものにも興味がひかれる所ですが、(ホームレスとは
都内でサバイバル生活してるようなもの。冬に腐ったリンゴを
触ると暖かいらしい・・・色々知れました)
軽いノリというより、本来気にかけるべき出来事をおざなりに
扱ってしまう所は、SF独特の不安定な世界観を表現できていると
思います。
世にも奇妙な物語のあの雰囲気?に似てる気がします。

受賞も多いわけですが、評価のされかたがガロ系とかのアングラに
人気が出たカンジで、人によって好き嫌いが分かれます。

第34回日本漫画家協会賞大賞,
平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞
第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門
第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-24 02:36:56] [修正:2010-12-27 00:19:18] [このレビューのURL]

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