「jdf54j」さんのページ

総レビュー数: 96レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年10月07日

7点 蟲師

平たく言えば妖怪が原因で困ってる人々を助けるストーリー。
もっとも妖怪というより現象に近いが、一応姿形はある。
妖怪を通じて物の善悪を諭す寓話ではなく
原因から結果に至るまでを楽しむ不条理SFに近い。
話によっては報われない結末を迎えるケースもある。
一見雰囲気を楽しむ漫画のようだが、どれも捻った設定の割に
起承転結がシッカリしていて話をうまくまとめている、
万人が楽しめるタイプの漫画だと思う。
1巻は良作が多いが、2巻以降除々にネタ切れ気味。
江戸辺りの世界観だが、主役だけYシャツにチノパン等現代を匂わせる

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[投稿:2010-12-29 04:41:00] [修正:2010-12-29 05:08:43] [このレビューのURL]

サインペン1本で書いたような画風の割に校内や街の雰囲気、
人と人とのコミュニケーションの暖かさは
よく伝わってるし、セリフも考えて喋らせてるのもわかるんだけど
学生の内輪ノリを延々みせられているようで、如何せん
読み進めるのが苦痛だった。
セリフは多いものの、ヤマなしオチなし、ただただ日常が流れてるだけ

友達からの絵葉書に、近況報告としてこの漫画のスタイルで
1ページ描かれていたら
受け取った方も情感溢れんばかりかと思うが
漫画として何冊も読むのはきついなあ。
大人向けのシャレた雰囲気を出すために
意図的に漫画的な展開を削っているように見える。
これに近い漫画家だとわたせせいぞうとか。

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[投稿:2010-12-29 03:41:10] [修正:2010-12-29 04:25:14] [このレビューのURL]

半分シリアス半分ほのぼのなSF共同生活ドラマ。
前線へ復帰したい人、したくない人、敵対関係だが馴れ合ってる捕虜、
彼らを星の使いと崇める原住民の子供、それぞれがそれぞれの立場から
ボケ役とツッコミ役の両方を担うので、一人も無駄なキャラが
いないと感じた。近未来文明と古代文明がほどよく同居していて
両方の設定をうまく使ったような短編集。

ゲーム発売に先駆けて、宣伝用に連載された漫画らしいが
そのゲームがギャルゲーだったのに少々びっくり。
確かに男は一人だけだが、漫画版はハーレムを狙ったようには感じ
なかった。男が特に誰とくっつくわけでもなく、日常のトラブルを
楽しんでいるかのよう。
点数以上に個人的には思い入れがあるものの、人に紹介するとしたら
6点位。

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[投稿:2010-12-27 20:43:46] [修正:2010-12-27 20:59:56] [このレビューのURL]

巨人が出てくる漫画、映画なぞ数えればキリがない
最近でさえ連載中のGANTZが巨人vs人類なんて丸被りの内容なんだけど、
この漫画の巨人はとにかく気持ち悪い。無表情ともなんともいえない表情で
一切喋らない。何考えてるのかさっぱりわからない。
執拗に人間を襲う上に生態は謎。人間は外壁とはいえ
檻に入れられた状態といっても過言ではなく、まさに
ショッピングモールに立てこもる人間とゾンビのような
関係を見ているかのよう。
不満なのは画力ではなく、既視感漂う群像劇で
話のコシを折られるトコ。
キャラを立たせたいのはわかるけど、設定が好きなだけにもったいない。

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[投稿:2010-12-20 01:40:06] [修正:2010-12-27 20:44:17] [このレビューのURL]

1巻は冗長ともとれる進展の遅さだが、逆に言えば緩やかに感染が
広がっている描写はリアルとも言える。
今のところ直球のゾンビパンデミックな内容だが、感染した人間の
描き方がゾンビ漫画随一といえる怖さ。中途半端に人間だった頃の
記憶があるらしく、珍妙なセリフを発しながら追いかけてくる。
主役の男の変わった性格も相まって、独特の雰囲気を醸し出している。
絵は綺麗。それだけに生々しい。

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[投稿:2010-12-27 00:59:45] [修正:2010-12-27 00:59:45] [このレビューのURL]

体験談そのものにも興味がひかれる所ですが、(ホームレスとは
都内でサバイバル生活してるようなもの。冬に腐ったリンゴを
触ると暖かいらしい・・・色々知れました)
軽いノリというより、本来気にかけるべき出来事をおざなりに
扱ってしまう所は、SF独特の不安定な世界観を表現できていると
思います。
世にも奇妙な物語のあの雰囲気?に似てる気がします。

受賞も多いわけですが、評価のされかたがガロ系とかのアングラに
人気が出たカンジで、人によって好き嫌いが分かれます。

第34回日本漫画家協会賞大賞,
平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞
第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門
第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞

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[投稿:2010-12-24 02:36:56] [修正:2010-12-27 00:19:18] [このレビューのURL]

作者の主義主張はともかく物事を伝える道具として
ほぼ文章に頼っているのは漫画である意義はあるのだろうか。
これではただの挿絵。
それぞれの事例についても、どうせ読むならそれぞれの分野について
の専門家が出してる本なりブログなり読んだ方がマシ。
なんにせよ中途半端。絵が情報の集積である役割をまるで果たしていない。
SPAの記事の箸休めで読むならまだしも・・・。

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[投稿:2010-12-26 05:58:56] [修正:2010-12-26 06:04:24] [このレビューのURL]

1-5巻の限定ジャンケンのみのレビューで9点。作者の代表作であり、
一部マニアの間でのみ知られていた同作者の知名度を一気に引き上げ、
過去作まで再評価されるようになった程。(アカギ、金と銀、天等)
平たく言えば騙し合いのゲームの話なのだが、発想が非常に合理的ながら
どれも中々思いつくアイディアじゃないだろうと感心してしまう。
知略戦でカイジに勝てる漫画や小説のキャラクターなんて
いないんじゃないかと本気で思わせる程のストーリーで、
ゲーム開始から終了まで山場が続いていく感じ。
このゲームを通じてカイジ自身の内省による成長も見てとれ
頭脳は冷めているがセリフは思わずグッと胸にくる程どれも熱い。

限定ジャンケン以後はネタギレか、明らかに質が落ちている。
(それでも面白いけど)
好きなシーンは、仲間に向かって
「俺の演技が何故わからない・・・?」と呟く場面
カイジの策略がキマった時の相手の顔は最高。

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[投稿:2010-12-26 04:27:10] [修正:2010-12-26 04:58:19] [このレビューのURL]

上巻のみの評価。
上巻は画太郎先生の漫画にしてはまだ話をまとめてる方。
下巻はいつもどおり。ファンで無ければ上巻だけ買いましょう。
娘々という表紙絵を飾る女の子が道術のようなもので村人の悩みを
解決していくのだが、基本ドリフなので、なんだかよくわからない内に
話が終わってたりする。サンタクロースの話は普通に笑える。あれは酷い
娘々は可愛い。あと生理的に不快な描写が多いので確実に人を選ぶ。

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[投稿:2010-12-24 01:41:03] [修正:2010-12-24 04:28:27] [このレビューのURL]

常に時間が止まっている世界の中で、その時が止まった世界を自由に
動ける一部の人間同士が抗争してる話。
主人公の若年の母親は止まった時の世界の中を動いてる相手を
時が止まった状態に戻す能力があり(要するに相手は思考すら
できなくなる)その祖父は瞬間移動の能力がある。
相手は宗教団体を名乗るヤクザであり、祖父が所持する
置物みたいな石が欲しいとの事。
人を殺そうとすると化け物が急に現れて首をはねられる。

まだ3巻なので話の実態はぼやけたまま、だがずっと同じヤクザと
やりあってるだけで、どうにも話が広がるようには見えず
5巻位で終わりそう。

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[投稿:2010-12-24 02:03:44] [修正:2010-12-24 04:25:08] [このレビューのURL]