「kuroneko3298」さんのページ

総レビュー数: 61レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月30日

高性能ロボットのジャックとエレナのシリーズ最高峰!!
清水作品で私が一番好きな作品です!!

ある依頼のもと、竜王星へ旅立つことになっった2人
でもエレナはなぜか行きたくない--と思う。
実は彼は以前ココにいて当時の主人の命令のもと「ある事件」に関与していたのです。

それはロボットであるエレナが記憶障害を起こすほどの哀しい記憶。
死ぬ事も狂うこともできず永遠を生きる彼らは、
生きるために その「哀しみの記憶」を消し去るのだというのだ。
それが人類の夢の結晶。最高級万能ロボットの真の姿--(涙)

人間の醜い愚かな欲と野心に踊らされ 争いに巻き込まれていくエレナと
罪なき王女モニークの運命が哀しく交錯する全編!
滅びゆく星の運命とともに女王として生きなければならなかった
カテア女王のそして彼女の母としての思いも せつないばかりでした---。

エレナにジャックがいてほんとうによかった・・。理屈なしで泣けます。
永遠を生きる2人の悲しくもやさしい**SFロマン。堪能してください♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-24 13:08:34] [修正:2012-10-24 13:16:50] [このレビューのURL]

誰もが羨む才能と美しさを持ちながら本当はすっごい天然で
いつもいろんなことをくよくよ思い悩んでるスミレ。

恋人と一緒にいると疲れてしまい早く1人になりたいと願い、
1人になると寂しくてもっと一緒にいたいと涙する変な女----
不思議だけれどそれでもホントに彼を愛しているようなのですよね。

そんな彼女がスの自分でいられるのは---
自覚なしなんだけど---本当にペットのモモの前でだけ・・。

「そんな人だから・ずっとそばにいるよ・・。」
時に湧き起こる邪な妄想を押し込めながら(笑)
彼女の癒し(ペット)としての役目を全うしていくモモ。
そんな彼が切なくて、かわいくて---面白いです(爆)

実は救われていたのはモモも同じで・・
彼女と出会いダンサーとして復活を遂げることに。
いつもは可愛い彼の--狼顔にもドキドキです♪

スミレの恋人蓮實もものすご-くカッコよくていい人で。
私はモモ以上に大すきでした♪

毒ある登場人物でさえもどこか愉快で 共感できるし--
誰もが 魅力的なんですよね?。
--ソレが小川作品の魅力だと私は思う。

この恋愛模様の決着はある意味予想通りなんだけど・・。
最後までクスクスできて・・幸せな気分になれますよ!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 01:56:09] [修正:2012-10-23 11:12:30] [このレビューのURL]

『きみはペット』の小川 彌生が贈る
フィギアスケート(アイスダンス)にかける3人の
恋あり・謎あり・笑いあり?な作品!!
心の傷をかかえたみちるの再生の物語でもあります。

競技の勝敗・3人の恋の行方・そして----
みちるの過去に何があったのか?
どんどん引き込まれること間違いなしです。

カッコよくてオレ様だけど愉快な晶君が私のお気に入り。
礼音くんの飄々とした紳士っぷりもナイスです。 
みちるを支えてくれる彼らは最高にステキな男たち---。
アイスダンスの美しさにもうっとりできますよ--!!


ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-21 01:34:39] [修正:2012-10-21 01:37:59] [このレビューのURL]

かつてはマフィアのボス/ゴルツィネの愛玩具、そして
ストリートキッズのボスとして君臨していたアッシュは
戦場に行った兄が狂った原因が「BANANA・FISH」だとしり
この薬の抹殺の為にゴルツィネに背き戦いを挑むことになる。

やがてその戦いはアメリカの軍や香港マフィアをも巻き込んで---
果てのない悪夢のように続くことになるのだ(涙)

「人殺し---」が日常化する中で自分に畏れ苦悩するアッシュを--
 支え救ってくれたのは 日本人青年英二の存在(BL関係なしですよ)
彼の前では17歳の素の笑顔を見せるアッシュがかわいらしかった。

「この世に少なくとも ただ一人だけは・・・
 なんの見返りもなくオレを気にかけてくれる人間がいるんだ
 こんな幸せな気分は生まれて初めてだ・・・
 もうこれ以上はないくらい――― オレは幸福でたまらないんだ」

 泣けます・・・。

 際立つ美貌、IQ180以上の頭脳--。
 踏みつけられ続けた人生を強いられながら仲間を思い---
 そのためなら自己犠牲もいとわなかった優しいアッシュ。
 彼を力で手に入れようとした者たちの愚かさが悲しい---。

 番外編PRIVATE OPINIONでは幼いアッシュの姿が---
 光の庭では英二のその後が---
 ANGEL・EYESでは 少年院でのショーターとの出会いが描かれてます。
 どれも秀悦です!!
 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-18 15:49:30] [修正:2012-10-18 15:49:30] [このレビューのURL]

 
1900年代初頭のウィーンから現代の日本へ--。
永遠?に生きる彼らの物語が綴られてます。
彼らの正体が--- 吸血「樹」ってとこがミソ!

月明かりの中で蠢く虫たち、飛び去る無数の蝶たちが---
そのグロさを幻想的な美しさに変えて・・・
彼らの繁殖の謎があきらかにされますが(4巻)驚愕--!

この想像力&表現力に痺れさせられます。

失恋ショコラティエで「人にある善良さ」を謳うなら---
コチラは「人にある邪悪さ」をえぐってます。
ちりばめられたユーモアもブラックだし---。
水城さんの本領発揮というところか・(笑)

すったもんだの中ようやく心を繋いだ主人公たちですが、
邪悪さをあらわにしてきた仲間たちを含め
今後の展開も読めません。現在6巻。
愛と繁殖のヴァンパイア・ミステリーロマンを堪能ください♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-18 11:20:11] [修正:2012-10-18 11:24:39] [このレビューのURL]

爽太くんはパリに行き修行を積んでショコラティエになりました。
それはチョコレートが何より好きな彼女のため・・。
彼女が結婚し幸せな人妻となった今も。
彼の夢は今だ、彼女を「振り向かせる」ことなのだ。

爽太クンがこれほど思い焦がれる彼女が
私には大嫌いな部類の女なので
1巻は イマイチ・っと思っちゃったんだけど。
もはや・・はまってしまった・・・。
悔しいけど 
 彼女には確かに彼を成長させる「なにか」があるよう。

究極の片思い・・これこそ永久の初恋?
彼の恋を・・見守りたくなる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-18 10:39:01] [修正:2012-10-18 10:39:01] [このレビューのURL]

不老不死を描いた作品。全編通して超シリアス!
主人公は様々な事情を抱えて不死を望む者たち。
また、様々な理由で不死にされたものたち。
中には不死に失敗した者たちもいて残酷です。
全ての発端に人間の浅ましさや愚かさがグサリと刺さる怖さがあります。

不老不死を描いたポーの一族やおろちとの違いは--
彼らが皆 傍観者的立場にはいず--- 
 生へ執着し足掻いているところでしょうか。

「死ぬことがない」という歓喜が
 「死ねない」という絶望にかわる瞬間
 私達は命は限りあるからこそ素晴らしいのだと
 気づくのかもしれませんね?。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-10 00:32:45] [修正:2012-10-10 00:34:18] [このレビューのURL]

珍妙ながら楽しい青春作品!
しかし優等生有馬のパンドラの箱が開いてから
物語は一変---。読みごたえある作品になりました。
子供は親のせいでこんなにも苦しむことになることを
知らねばなりません。
虐待は大きな罪。子どもには無償の愛情が必要なのだと

登場人物が抱えるそれぞれの悩みもリアルで考えさせられるけれど、
それぞれに訪れる救済模様に--ほっこり。
その深刻さを吹き飛ばす明るさと楽しさもアリです。
2人の早すぎる結婚にはビックリでしたが--
全ては浅羽君の為だったのね・・。
と思うと納得出来た私でした(笑)


ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-10 00:27:13] [修正:2012-10-10 00:28:30] [このレビューのURL]

8点 7SEEDS

壊滅した未来での究極のサバイバル模様が展開!
現在22巻。ようやく5チーム(春夏A.B秋冬)全員が登場!

巨大虫や疫病に襲れる彼らのサバイバル模様大迫力。
それを乗り越えようとする彼らの葛藤や苦悩模様も秀悦です!

猛獣に襲われ全滅した冬チームの物語には爆泣き・・。
生き残った荒巻さんは私が一番大好きな人になりました!

そして衝撃だったのはこの未来に来るために
過酷なサバイバル教育を受けていた夏Aの物語。
それは生き残りを掛けた戦い 蹴落とすのは友人なのだ・・。
私は痛すぎて本を投げてしまったよ・・もう号泣。

春・夏Bの面々がこの厳しくも切ない物語に
ほんの少しだけ笑いをくれてます。
とはいえ心に闇を抱えた安居や涼によって花が行方不明状態。

彼らはそれを機に春・秋チームと対立し夏Bと合流。
「信じるのは危ないぜ。こんな世界だから・」
「オレは信じたい こんな世界だから・・」
嵐の言葉に・・うれしそうに笑う蝉丸。
夏Bはオチコボレ?でもみんな本当にイイやつらなんです!
そんな彼らに変わりはじめている安居・涼の姿にもほっこりです。

彼らが1つになる日ははたして訪れるのか?
どんな未来が待っているのか---・ますます期待大です!!

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-05 18:21:20] [修正:2012-10-05 18:21:20] [このレビューのURL]

まさに何度も読まないといけなくなる作品。
淫靡な香りとともに文学的な匂を漂わせてのめり込ませる。
作家である溝呂木の「書けなくなる恐怖ー」が
私はこの作品のテーマなのかな・・と思う。

凡人の私にはおおよそ想像もつかないけど
地位も名誉もある大の男が「ウツボラ」を書く為に
少女に犯され堕ちて行く様は--
その怖さを充分感じさせられた気はしました。

彼の下で淫らに喘ぐ少女は一体誰だったのか--
意味深なセリフ、不可解な女の行動、曖昧な溝呂木の供述で、
彼女の正体は二転三転。
妖艶な肢体が印象的な瞳が 彼女をますます謎めいたモノへかえてます。
ラストではそんな「彼女の正体」も明かされているのですが
でもやっぱり違うのではないか--?と思わせる凄さだ。

明日美子さんの新たな魅力に、もはやクラクラ!
読みごたえも十分です!! 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-04 23:15:33] [修正:2012-10-04 23:17:59] [このレビューのURL]