「kuroneko3298」さんのページ

総レビュー数: 61レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月30日

今さらですがフランス革命を知るためのテキストともいうべき名作です。
華やかで、気高く 美しい男装の麗人オスカルと革命に散っていった実在の人物たちの 壮大な人生模様に誰もが魅了されるでしょう。

当時の私には身分違いゆえに想いを封印し「オスカル」を陰となって守りぬき、支えぬいた「アンドレ」は「夢の王子様」
フェルゼンへの愛に苦しみむオスカルを支えながらも 彼女への愛に苦しみ続けた彼の姿には胸が締め付けられる思いでした。
その思いが叶った時は嬉しさに泣き、彼の死には、涙するオスカルとともに爆泣きしました。今もその衝撃は忘れられません--。

首飾り事件・ポリニャック夫人などロザリーの絡ませ方も絶妙!
私は2人の目線から、革命へ至る道筋を、オスカルの悲しみを--見つめていた気がします、
王妃アントワネットの華麗ながら壮絶な人生も必見---。
まさしく美しく咲いた大輪の薔薇が--散っていく様を堪能できる・・
壮大な愛と悲しみの歴史絵巻―。永遠に語り続けてほしい作品ですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-26 23:27:14] [修正:2012-10-26 23:31:03] [このレビューのURL]

ウルジナ国王子「スネフェル」に国を滅ぼされた
エステーリアの王子「サリオキス」は
苦難を乗り越えて「砂漠の鷹」となり 彼に戦いを挑む--!
しかし戦いの中、密かに逃がした妹「ナイルキア」は
敵国の王ともしらず王子スネフエルと愛し合ってしまっていたのだ。

約4000年前のエジプトを舞台に綴られる壮大な歴史叙情詩
全編に3人の苦悩と悲しみがちりばめられた 切ない・切ない物語。
竹宮さんの作品で私は一番好きな作品です♪
古い作品だけど絶対心揺り動かされる作品だと思います!ぜひどうぞ♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-03 18:29:50] [修正:2012-10-03 18:29:50] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

読み始めるといつの間にかゴリとは同い年気分になる私(笑)
バスケット一筋作品ながら花道クンの自称天才っぷり&超ポジティブさが
もう何度読んでも最高に楽しい---!

卓越した絵は臨場感あふれるダイナミックな試合模様を描きだし
表情には勝利への執念がほとばしってる。

流川への燃えるライバル心は春子への思いを絡ませて絶妙だし
ゴリ・三井の熱すぎるバスケットへの思いは泣かせどころ。
リョータ・メガネくん・花道軍団の友情も最高だ--。
他校の選手も先生たちも魅力的でどこ読んでもテンションあがりますよね。
コミックにある扉絵?も楽しい。
私はゴリの方向音痴っぷりに大爆笑したな?。
少女マンガ一筋な私に全巻揃えさせた初めて漫画がこれ。
今でも宝物です♪

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-01 14:16:54] [修正:2012-10-01 14:16:54] [このレビューのURL]

パンパネラとして少年のまま永遠を生きることになったエドガー。
彼は寂しさから1度は救った妹を、友アランをその手にかけてしまいます。
それはまた彼の苦しみの始まりでもあったのです。
美しい登場人物たち、魅力的なイギリスの貴族の香り。エッと思わせる話運び。
音楽が流れているような美しい詩の数々---。
そのすべてが当時の私を釘付けにしました。
生きると言う事は沢山の人との別れをみつめること・・
あなたもエドガーの目撃者になりませんか・・?
年表作りました。よかったら↓へ♪
 http://wj36.fc2web.com/po1.htm

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[投稿:2012-08-30 11:49:38] [修正:2012-08-30 11:51:32] [このレビューのURL]


「世間にうしろめたさを感じている男色家の男性との結婚」を望み家出した女の 子のお話。彼女はなぜこんなことを考えたのでしょうか? 

そこには 大島作品独特の少女ゆえの精神世界が広がっています。
ちょっとずれた奇妙な主人公達。でも心が病んでる訳じゃありません。
ただ 純粋ゆえに自分を責め、思い悩んでいるのです。
そんな彼女たちを救うのは「みんな同じなのよ」そんな言葉なのかもしれません。
少女から大人へ続く道の中間で誰もがであったはずの戸惑いや揺れる心を
繊細に切り取った作品たち。それは時に衝撃を持って迫ってきます。
それでも、作品が重く暗く感じないのは、綿菓子みたいな彼女達がみんなひたむきで一生懸命だからかもしれません



ナイスレビュー: 0

[投稿:2019-06-26 13:45:52] [修正:2019-06-26 13:47:07] [このレビューのURL]

怒りで 泣けます!!
私にとってこの作品は脅威のホラー・サスペンス---です。
6・7・8評価(楽しい/何度も/夢中で)どれも当てはまらないのでこの評価にしました!でもこの作品心にクるもの絶対あると思います!

交通事故で死ンだはずの「萌」が双子の姉妹:苗と双子の兄弟:賢と武の前に蘇り、驚愕する3人は捕えられ監禁されてしまいます
その犯人は科学者たち---。
 双子同士である彼らにある実験を考えていたのです---。

こんなことは間違っている---!
けれど、何も知らず笑うこのかわいらしい萌を、再び失う事の恐怖が、
悲しみが3人の行動をストップさせます。
萌を愛する武くんが とにかくかわいそうで泣ける・・。

人類の夢だ希望だと----のたまう科学者
人の心無くして理想の世界が創れるはずも在りません。
本当に怒りで泣けてきます。
それでもあきらめず前を向く3人ですが・・
なんと---驚愕な結末が待ってるんです--(涙) 

幸せな世界が死によって寸断され絶望に沈むその姿に。
現実を受け入れられず 夢にすがりつくその姿に。
もはやどうにもならない・現実に--ただただ号泣。

だからこそ怖い・・。
こんな思いは絶対したくありません・・。

家族や友人、悲しむものが居るかぎり、
自分の命を大切にしなければ・・
きっとそう思える作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-25 13:00:13] [修正:2013-01-25 14:05:47] [このレビューのURL]

神により一瞬で滅ぼされたアトランティスを見つめ哲学者プラトンは
ある疑問を抱いた。
---われわれ人間がいったい何をしたというのか----!?。
彼を座標に 仏陀、阿修羅王・弥勒・ユダ・キリストらが登場し-
「シ」なる神の存在を真理を--突き詰めていく---。
「宇宙と人と神の真理」に迫る壮大なSFロマン!

光瀬 龍氏の小説を萩尾氏が漫画化!!
あのイエスが 阿修羅王・プラトンとは相反する位置におり、イエスを裏切るユダがカレラ側にいる展開。阿修羅王が女。神(弥勒)がただの銅像だったなど・
ものすごーく難解な作品ながらひきこまれちゃうのは やっぱ時空の旅等3次元な物語を混乱なく描いてしまう--萩尾さんならではンだと思う。

天上界・理想郷・崩壊後の世界---圧巻。
「シ」と呼ばれるものの正体とはナンなのか---。
 それを知った?阿修羅王に広がる無限の宇宙空間---。
そこに--百億の昼と千億の夜---をみた気がするのは私だけでしょうか!?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-01-25 12:01:34] [修正:2013-01-25 12:01:34] [このレビューのURL]

「何故死んだのか。何故こんな風に殺されなければならなかったのか?
 これからは すべてがわかる---!」
しかしその歓喜は疑問へと変わる---。
それは死者の思いを、秘密を 覗き見ることだったからだ。

人としてそれは許されることなのか--。苦悩する捜査官たち。
しかし彼らは、猟奇事件犯のおぞましい思考や 歪んだ怒りや憎しみまでをも
映像化してしまう・・MRI捜査の本当の恐ろしさを知ることになるのです。

第九捜査全てはトップシークレット---。
そしてその全てを抱えるのは少女のように美しい室長 蒔さん。
様々な事件の中で、過去に起こった猟奇殺人が、そして彼の中だけに眠るトップシークレットが 彼にどんな「悪夢」を見せているかが明らかとなり・・私たちの心を直撃(涙)

単なる犯人探しと謎解きにとどまらず、人の心に棲む様々な闇に挑む、
少女マンガにとどまらないシビアかつ大胆な作品!

文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞---。
まさにハリウッド映画になって欲しいほどの力作です。
本誌では完結--訂正します。過去編が始まったようです。
是非お手に取ってみてください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-24 12:34:55] [修正:2012-10-27 22:56:31] [このレビューのURL]

聖徳太子(厩戸の皇子)をモデルに描かれる衝撃的不思議太古ロマン。

--何が出来ようとも・・・自分は
 真に欲するものを手に入れることは出来ない・・・

そんな自分の未来が見えていた皇子にとって政治も、愛も無用のもの---?
しかし自分を畏れず屈託なく笑う蘇我毛人と出会った時から
湧き上がる「欲」に苦しむ皇子。やがてそれは「執着や嫉妬」となって
毛人を苦しめていくことになってしまう・・

涙を流し毛人に愛を請う皇子の姿に 涙。
彼が真に欲し、手に入れられれないもの--
それは母でさえ畏れる自分を--人として愛してくれる人--
だったのでしょうか・・?

蘇我とは敵対する姫を愛してしまった毛人
兄である毛人を愛してしまった刀自古
皇子に愛されることのなかった妻大姫-

さまざまな人たちの 報われない愛が
苦しく哀しく胸を打つ秀作----。
仏とは---救いとはなんなのか・・・。
何度読んでも引き込まれます。深い。まさしく名作!!



ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-26 23:46:09] [修正:2012-10-26 23:46:09] [このレビューのURL]

BLの先駆け的作品とはいえ現在のソレとは1線を博した作品。
当時の衝撃は半端なかった。
孤独なジルの心を理解し傍にいたいと願うことは神に背くこと-。
それは同情?友情?いや愛だったのか---
フランスの貴族社会。寄宿舎生活、夢のような世界の中で、美しい少年たちの揺れる思いを綴った問題作。
彼らの両親の対照的な生きざまも魅惑的です。
この禁断の扉を---あなたも開いてみる??

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-03 18:19:08] [修正:2012-10-03 18:19:08] [このレビューのURL]

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