「まねきん」さんのページ

総レビュー数: 23レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年07月25日

[ネタバレあり]

いろいろ読んできた中で一番カッコイイ漫画です。
ジョジョにおける重要要素とは「精神力」。
勝敗も未来も、スタンドの性質さえもこれで決まるのだ。
そして敵味方問わず、高い精神力と誇りをもった奴らがぶつかり合う『第5部 黄金の風』がマイフェイバリットです。


個人的JOJOの見所 BEST5

5,第一部、ジョナサンの死
4,第六部、F.F.の最期
3,第四部、殺人鬼・吉良吉影との最終決戦
2,第六部、空条徐倫の成長と愛
1,第五部、ブチャラティVSプロシュート兄弟

これだけBEST5を悩んだ漫画はない!(断言)
こんな素敵な漫画を読者に毎週届けてくれた荒木先生は、まるで四部のトニオさんだと思う。(岸辺露伴ではなくトニオさんなのです)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 02:29:57] [修正:2006-09-20 02:29:57] [このレビューのURL]

10点 ぼくんち

名作

すべてを笑い飛ばす明るさと、悲しみを受け入れながら生きる前向きさ。
この内容がシリアスだったらこの説得力と深みは出なかったでしょうね。そしてこの点数もありえません。

なにげなく彼らの瞳をじっと見つめていると、今まで可愛いと感じていた絵が突然恐ろしくなった。
以前マンガ夜話で夏目さんも仰ってましたが、このマンガのキャラたちの瞳は「虚無」です。



あ、モノクロ版もお手軽でいいですけど、カラー版で読むとなお良しですよ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-16 12:08:25] [修正:2006-09-20 01:29:17] [このレビューのURL]

「宇宙と自分」という初期のテーマが2巻3巻でひとつの結論に達してしまい、それ以降は<愛>をテーマに日常を舞台にした短編になっていく。
そのせいか全体的にに一貫性がなくなってしまっているように感じられました。

だがしかし、この短編がなかなか侮れない。
実は個人的にはこっちのうほうが好きなぐらいで、8点という高得点はフィー姉さんのとロックスミスの短編あってのものである。
作者の表現力の向上によって、キャラクターの心理描写がより深いものになっており、またロックスミスの短編は彼のキャラクターを掘り下げるのと同時に、主人公ハチマキを対比する内容となっている構造が巧いです。
まあ見所はそれだけじゃないし、単純にすごいおもしろいと思ったからっていうのが一番の理由なんだけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-29 01:08:43] [修正:2006-07-29 01:08:43] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-02 02:33:49] [修正:2006-08-02 02:33:49] [このレビューのURL]

作者が本当に楽しみながら作品を描いているのがひしひしと感じられる。
「性別」という難しいテーマでありながら、思春期における成長やキャラクターの心情を、台詞を抑えて間で読ませる志村節を有効に用いることによって、非常に説得力のある作品になっている。
登場人物の何気ない仕草や表情を捉えつつ、きちんと次のエピソードへと繋がる細かい心理描写はすばらしいの一言に尽きる。

性転換云々などのディープな部分ではなくて、『かわいいいい服を着たい』『女でありたくない』といった、ひょっとすると読者も経験したことのあるかもしれない、12歳前後に見合った等身大の描写が中心となっているのも作品の魅力であろう。
この先、異性の立場から見た性別についてをどこまで掘り下げられるか楽しみである。

ただ最近の展開で気になっていることがひとつ。
志村さん、キャラに入れ込みすぎてませんか?
『敷居の住人』後期のようなあっさりさも時には必要だと思います。それに肝心な問題について小出しに先送りにしすぎている気もしないでもありません。
あまり心配はしていないのですが、今気になっていることはそれですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-07-25 23:09:16] [修正:2006-07-25 23:09:16] [このレビューのURL]

8点 火の鳥

未来編、鳳凰編、太陽編は間違いなく漫画史に残る超名作の10点。未読の人はどれか読んでみて。
ただ3〜4ほどいまいちだと思った編があるので、満点にはなりませんです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-20 01:56:53] [修正:2006-09-20 01:56:53] [このレビューのURL]

佳作ぞろいの吉田秋生さんですが、一般的にはこの『BANANA FISH』が代表作になるんじゃないでしょうか。

ただこれには多少異論がありまして、個人的にはこの作品が吉田さんの最高傑作かと言うと、ちょっと疑問が残るからです。

それは吉田さんの繊細な心理描写が時に足をひっぱているように思えたことです。
アッシュと英二のラブっぷりも男としてはちょっと違和感を感じますし。

とは言え、キャラクターもストーリーも十分完成されており、特にN.Y.の裏路地をはじめとするアメリカの空気感は素晴らしいと思います。(なんと吉田さんはN.Y.に行った事がないとか!信じられない!)
キャラクターの心理を追いながら、じっくりと読むのをおすすめします。

ちなみに僕的には『吉祥天女』が吉田作品のベストです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-16 10:51:51] [修正:2006-09-16 10:51:51] [このレビューのURL]

8点 BECK

何度も手にとって、そのたびにゾクッとしてしまう自分がいるのは否定できません。

キチっとおさえる演出は抜群。スッキリした絵も好感。
とりわけ致命的な欠点はないと思いますが、しいて挙げればBECKのやっている音楽がどんなものなのか、具体的なイメージがしにくいことでしょうか。
ブルース通過してて激ウマな天才ギタリストが主軸で、センスがある荒削りなドラムとファンキーなベースがあって、基本はラップだけど時々コユキによるボーカル曲があって・・・
そもそもミクスチャーでいいの?
ギターの『ギュイィィィィ』だけだと情報が少なくてちょっとわかりません。
具体的じゃなくてもいいのでもう少し情報がほしいです。

やっぱりこういう良質な少年漫画が賞をもらうと嬉しいね。
少年が青年に、そして大人になっていくまでの成長ものとして読んでもおもしろい。
長編で展開が遅いのが玉に瑕ですが一読の価値あり。平成の秀作でしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-07-25 03:44:05] [修正:2006-07-25 03:44:05] [このレビューのURL]

肩を張らずに楽しく読めて、なんかちょっと勉強になる漫画。
なかなか良作の学園コメディもの。

近い雰囲気の作品を挙げるなら『げんしけん』かなと思います。オタ話が細菌話になった感じでしょうか。
気のいい大学生キャラたち(約一名女王様がいるが)のおかげで、あまり馴染みのない細菌学の話題もわかりやすくて、思ったより楽しく読めました。
酒に関するエピソードは『夏子の酒』とかのほうがより本格的で深いけど、この作風なら今ぐらいでもちょうどいいと思います。

それにしても大量の菌が空中に漂う光景は、いくらかわいくアレンジされているとはいえ、なかなかインパクトがある。
僕自身も日常生活でも部屋がそんな風に見えるように錯覚してきて、こまめに掃除をするようになったほどです(笑)

主人公がボケでもツッコミでもないのが原因でしょうか、わりと主人公不在でも話が進む傾向にあります。が、それでもかなり楽しめます。主人公中心の展開が後半あたりであればいいのにな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-09-05 02:58:51] [修正:2006-09-05 02:58:51] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

画太郎初体験。画太郎最高!
世間ではよく「意味がわからない」とか「手抜き」とか言われていますけど、コピーギャグのリズムのよさや、汚いながらもインパクトのある展開などなど、どれも普通に笑ってしまいました。
と言うか、コピーギャグのどこが手抜きなのかわかりません。あれは(多少卑怯ではあるけど)巧いテクニックだと僕は思います。
で、僕が画太郎先生に惚れたのは最後のオチ。
ギャグ漫画のリズムのまま唐突に現れた晩年の校長。その死に顔が素敵すぎて、笑いながらも不覚ながらすこし切なくなってしまった。

個人的な感想は、世間が言うほど意味不明で汚いだけの漫画ではないということ。独自の笑いの世界を提供してくれる漫画家だと確信しました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-08-31 16:35:07] [修正:2006-08-31 16:35:07] [このレビューのURL]

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