「punpee」さんのページ

総レビュー数: 104レビュー(全て表示) 最終投稿: 2016年02月06日

前半の、吾が、追ってくる刺客と闘うという展開は興奮した。
本当に名作に出会えた予感でいっぱいだった。

しかし、ビクトル戦以降のナンバー王サイドの展開が進むにつれ、難解になってきた。
ナンバー王が理想を求め過ぎて墜ちたのか、高みに上がったのか、結局なんだったのか、よく分からない。。。
マトリョーシカの存在も抽象的に感じた。

相変わらずの世界観、センスは間違いなく唯一無二なので、個人的にはこの作品に価値を感じてはいるが、
人に薦めれる作品では無いので、評価も難しい。

ナンバー惨とのバトルは痺れた。これはハリウッド映画の映像で観たい。笑
あと、個人的に好きだったナンバー仁が呆気なかったのも残念。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-20 22:05:06] [修正:2016-02-20 22:05:06] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

個人的には一番面白い恋愛漫画。
恋愛漫画って、絵や魅せ方の違いや多少の個性があっても、どれも似た様な読み心地なんですよね。
読んでる内は面白くても、この先の普遍性や中身の薄さを考えると、ずっと手元に残しておこうという気になれないんですが、この作品はクラシックです。

共感性(これは個人的にです)が高く、読み応えもあり、2巻で完結します。

内容としては、過去の強烈な思い出に捉われ過ぎて、不感症になってしまった男の半生です。

「寂しいな でも、これが本当の自分だ
 心を開かないまま 寂しさを紛らわせるために好意を貪ってきた
 そして 全部失った」

似た経験があれば、非常に共感出来るストーリーになっています。

タイトルは、桜が地面に舞い落ちるスピードを指している様です。
雑学として、合コンで使ってください。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:36:52] [修正:2016-02-13 18:36:52] [このレビューのURL]

「コーヒー」をテーマにした17話の人間賛歌で構成されている短編集。
コンセプトは黒田硫黄の「茄子」と同じで、作中でコーヒーに触れるシーンが出てくる程度で、コーヒーを前面に扱う作品ではない。

一話12ページで構成されており、ページ数からして、前作「アンダーカレント」程は深堀りは出来ていないが、ストーリー性は高い。
一部コメディチックなものやカオスなものもあり。

特に秀逸な話は以下。
・「カプチーノ・キッド」
・「すぐり」
・「リトル・ガール・ブルー」
・「where are you」
・「うそつき博士」

この作者特有の、心理ネームは使わず、登場人物の心理状態は全て繊細な間と表情で魅せる手法と、カメラワーク(構図)によって、一本のショートムービーを見てる様な完成度がある。

もっと作品を世に出してほしい作者の一人です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-13 18:36:12] [修正:2016-02-13 18:36:12] [このレビューのURL]

7点 青い花

作者独特の柔らかく繊細なタッチが魅力的です。
前作「放浪息子」の千葉さんの様な強烈なキャラはいないが、キャラクターも躍動している。

ただ、この作者の「放浪息子」以降の作品全般に言える事だけど、
そもそも作者自体のミーハー志向が強く、キャラに対する自己投影も感じ、少し鼻に付く時がある。
これは非リアに属する私の偏った見方なんだろうけど。笑

それでも理想と現実の違いは痛々しく描いているので、基本的には好きです。画集も買いました。

この作品のラスト手前も、やっぱり現実はこうなんだろうな、という、「ジョゼと虎と魚たち」に似た絶望感を覚えつつも、
ラストでは一応ハッピーエンドっぽく終わっているので、読後感は良いです。

「ジョゼと虎と魚たち」は言い過ぎました。
あと、あーちゃんストラップを後からネット画像で見て、応募すれば良かったと少し後悔しました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-02-06 15:50:35] [修正:2016-02-06 15:50:35] [このレビューのURL]

この作者の「今日から俺は」以降の作品では、これが一番面白いです。

キャラクターが躍動している。
女の子が特に可愛いのと、ブルーが出てくるエピソードは結構笑いもあります。
あとは主人公の真面目な葛藤もあり、読み応えがあります。
巻数もまぁ妥当なところ。

何よりも、クライマックスも無理矢理バトルで盛り上げようとしてないところがいい。

この作者が大好きな倉庫バトル描写もありません。
記憶が正しければですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2016-02-06 15:49:27] [修正:2016-02-06 15:49:27] [このレビューのURL]

7点 ONE PIECE

この作者は、自分なりに「少年漫画とはこういうもの」という定義・信念を持っていて、それをブラさずに貫こうとする姿勢は好きです。

絵の描き込み量やカラーの美しさ、細かい遊び心や読者との交流も含め、全然手は抜かないですよね。

ストーリーを作る力も非常に高いものがあると思うのですが、
ロビンの過去エピソード以降は明らかなパワーダウンを感じます。

また、この作品のバトル描写はとんでもなくつまらなく、正直苦痛です。
大きな敵をルフィが最後にやっつけるパターンは、冗長な展開で溜めに溜めたストレスがあるので、多少のカタルシスは感じられるのですが…
バトルに一番大切な「緊張感」が欠如しています。

それでも壮大なストーリー、多く眠る秘密、張り巡らされた複線の行方を考えると、終結に向けての期待はしています。
終わりまで付きまとうであろうバトルシーンの苦痛も覚悟の上です。
なんだかんだ大物キャラは雰囲気や魅力もありますしね。

何より80巻近く所有しているので、こち亀やはじめの一歩の様に、よく考えると惰性だという事に気付き、手放す結果にならない事を祈りつつ。笑

ナイスレビュー: 3

[投稿:2016-02-06 15:43:00] [修正:2016-02-06 15:43:00] [このレビューのURL]

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