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6点 聲の形
少年漫画によくいる根っからの悪党じゃなくてネチネチとした嫌な性格のキャラを多彩に描いてたのがすごい。悪い意味であまりにやばい登場人物ばかりで逆にリアルじゃないんじゃないのって思った。
まさかヒロインまでメンヘラとは。
作者がちゃんと実力者だと感じられる人物描写や演出は秀逸だけど、総じて胸糞悪いストーリー。
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[投稿:2023-01-21 15:19:49] [修正:2023-05-03 21:57:22] [このレビューのURL]
9点 DEATH NOTE
初めて読んだ時のインパクト。緻密な頭脳戦。続きが気になるスリリングなストーリー。小畑健さんの美麗で巧すぎる絵。夜神月とLの強烈なキャラクター性と、一度読んだら忘れられない彼らの最期のシーン。
自分にとって面白いと思える要素が揃いに揃ってる。たった12巻の尺でここまで読み手にとって印象に残る作品は他に存在するんだろうか。
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[投稿:2023-04-30 13:05:05] [修正:2023-05-01 01:55:15] [このレビューのURL]
子供同士のオタク臭いラブコメにも関わらずのめり込むように読んでしまったくらいには面白かったが20巻以降ややマンネリがあったことは否めない。
白銀が臭いセリフをはいてその後自虐混じりに恥ずかしがる描写を入れたり、終盤の救出劇が男尊女卑のオヤジをぶっ倒すフェミニストに媚びてるような話だったりと、いちいち口うるさいネットの底辺どもの顔色を伺って描いてたのかなと勘繰ってしまった。
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[投稿:2023-04-22 18:42:27] [修正:2023-04-22 18:59:55] [このレビューのURL]
8点 黄泉のツガイ
この人の描く漫画はやっぱり自分に馴染む。
まだまだ物語は序盤だが、さすが偉大な実績を残してきたベテランだけあって、話と設定とキャラの肉付けの上手さから読者にとって面白い漫画とは何なのか、どう言う漫画が人を惹きつけてどうやって読者を食い付かせるかをしっかりと理解してるのがプロじゃない自分でも伝わって来る。
今後の展開次第で評価が変わるかも知れないが、現時点では間違いなく面白い。
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[投稿:2023-03-13 19:35:25] [修正:2023-03-13 22:07:41] [このレビューのURL]
8点 寄生獣
新一、田宮良子、後藤などを通じて生物の本能のようなものを漫画と言う媒体で徹底的に描き、深いテーマを深掘りして描き切った傑作。
母親を殺されて復讐物語や寄生生物との単純なバトルものにするのではなく、環境問題や人間と言う生き物の存在意義に向き合い、提起されたテーマに対して綺麗事を言わずに細かく分析した上で「心に余裕(ヒマ)がある生物、なんとすばらしい!」とちゃんとポジティブな結論を出して終わった文句なしのエンディング。
鬼滅の刃に欠けていたものがこの作品には確かにあるなと感じた。
なお、哲学的すぎる作品故にエンタメ性やキャッチーさと言ったものはこの作品からはあまり見出せなくて、私のような若年層からしたらもう少しグイグイ話に引き込まれる面白さみたいなものがあったらより感動出来たのになと思う。
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[投稿:2023-01-28 18:23:29] [修正:2023-01-29 19:33:12] [このレビューのURL]
8点 あずまんが大王
萌え系の4コマ?きらら系?みたいなジャンルがあまり好きではない私でもその草分けとなる偉大な本作は大好きな漫画。
数巻で終わる4コマ漫画なのに、最終回の「卒業しても みんな一緒だ」でものすごいロスになってしまったことを未だに覚えてる。
よつばとと言い、あずまきよひこ先生のキャラの描き方や間の取り方がとても好き。
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[投稿:2023-01-15 16:24:35] [修正:2023-01-28 13:33:29] [このレビューのURL]
4点 ブルーピリオド
絵の雑さとジメジメ、ギスギスとしてるめんどくさいキャラばっかりなのが合わなかった。
夜9時や10時に地上波で放送してるよくある邦ドラマを見てるような気分だった。
特にあのトランスジェンダーっぽい子が苦手。
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[投稿:2023-01-27 14:01:29] [修正:2023-01-27 14:50:07] [このレビューのURL]
6点 メイドインアビス
あくまでも独特な世界観のインパクトが作品の面白さの99%を占めてて、ストーリーとキャラがすごく良いかと言われたら別に…って感じだった。
今のところボンドルドくらいしか刺さるキャラがいない。
カートリッジにされた子やらファプタやらとの友情ごっこが正直サムいとおもってしまう。
成れ果て村編が既刊全10巻の内の半分の尺をも費やしたグダグダっぷりに加えて11巻から始まった新章?も全く心踊るものがなかったのでもう一つ盛り返しが欲しい。
ボンドルドとの戦いまでだったら7、8点だった。
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[投稿:2023-01-27 14:21:32] [修正:2023-01-27 14:38:12] [このレビューのURL]
9点 ベルセルク
迫力と緻密な書き込みが尋常なく凄まじいトンデモ画力。
恐ろしくグロテスクな魔物のデザインセンスととてつもない画力から放たれる絶望的な演出と表現力。
「俺を食い残したのが貴様らの運のつきだってな!」「神に会ったら言っとけ!放っとけってな!」と絶望に満ちた世界観と過酷な人生と鉄塊のような大雑把で巨大な剣と共に豪快に戦い続ける、読者への配慮や忖度なんてのは一切ない真の漢・ガッツの生き様。
見開きを丸々使うコマが多く、話の進みが遅いのが難点でありストーリー性で言ったらやや進撃の巨人には劣るが、三浦健太郎先生よりも「おどろおどろしく生々しい"ダーク"ファンタジー」を表現出来る人間なんて世界中どの作品を見渡しても間違いなく存在しない。
漫画と言うよりかはもはや芸術。
世界に自慢出来る作品を生み出し、日本の誇りとも言うべき人の急逝が本当に悔やまれる。
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[投稿:2023-01-25 15:32:55] [修正:2023-01-25 16:00:02] [このレビューのURL]
2点 ミステリと言う勿れ
若い男に日本のおじさんを論破させてスカッとジャパンさせる内容。
作者の左翼思想をキャラクターに代弁させて炎上した美味しんぼや、女性に対して失礼すぎることをあたかも正論のように描いて荒れたバクマンみたいな前例があるにも関わらず同じ轍を踏んでしまった漫画。
このような描き方で本当に世間が喜んで見てくれると思ったのかそれとも批判覚悟で描いたのかは知らんけど、どちらにせよ作風のアクが強すぎて好きになれない。
世に生きる人たちを尊重して物事を客観的な目で見て世の中に説教してるのならともかく、ポリコレや欧米に対する過度な盲信と日本人男性軽視のバイアスが入りすぎてる説教なんて聞く気にならない。
作者の忌み嫌ってそうな説教を快楽としてるよくいる老害おじさんと何が違うのか。
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[投稿:2023-01-23 22:08:54] [修正:2023-01-24 21:37:14] [このレビューのURL]