「橙木犀」さんのページ
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漫画を本格的に読み込むようになったのは、高校3年生も終わり頃からです。
弟に勧められて読み始め、弟と文通友達と一緒になって、感想を互いに言い合ったり、新しい漫画を紹介しあって楽しんできました。でも、自分の好きな漫画を他の人に紹介して、一緒に楽しんでみたいとも思うのです。
基本的に、少年漫画・少女漫画・青年漫画・社会人漫画なんでも好きです。
レビューは長い傾向にありますが、漫画に対する気持ちからくるので、よければ読んでやってください。

9点 積極−愛のうた
私が谷川史子さんという作家さんを知るきっかけになった作品です。
他にも短編が収録されていますが、飛び抜けて表題作の「積極 愛のうた」に惚れ込んでしまいました。
愛情深く奥ゆかしく、そして高い知性と教養をさり気なく漂わせる鳥野教授。美幹ちゃんが心から惹かれ、想いを寄せずにいられないのが分かります。
本当に誰かを愛することを知ったために失ったもの、自分の最低さを思い知って、それでもやっぱり、美幹ちゃんは鳥野教授に出会えて良かったのだと、読んでいて自然に思えました。
教授が美幹ちゃんに渡した物、それが最後の最後に題名とつながって、その意味がわかったときに目の奥が熱くなりました。こういう温かさと教養と愛情に満ちた想いの伝え方、受け取ることができた美幹ちゃんはとても幸せだったと思います。
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[投稿:2013-01-09 10:52:25] [修正:2013-01-09 10:52:25] [このレビューのURL]
8点 蛍火の杜へ
内容あらすじにあるように、四季をテーマに優しく切なく、時に痛みを伴った4つの恋物語が収録されています。
表題作の「蛍火の杜へ」は夏の物語。アニメ映画化もされ、作者の緑川ゆきさんの代表作のひとつだと思います。
ヒロインと彼女が想う相手との関係はそれぞれのお話で異なりますが、胸が痛くなるまでの一途で切ない恋心はどのヒロインにも共通していると感じました。
いつの間にか芽生え、徐々に募っていく想いの微笑ましさ、美しさ、そしてその恋を阻むものにぶつかってしまったときの哀しみ。
どのお話も手を握りしめつつ、彼らの幸せを祈りながら読まずにいられませんでした。
4編それぞれにみんな大好きなのですが、私は秋をテーマにした「くるくる落ち葉」が特に好きです。他の3話よりも一見あっけらかんと明るい雰囲気なんですが、ヒロインの椿の暴走気味な突っ走り具合と向き合うべきことから目をそらせなくなり葛藤する様子のギャップが愛しくてなりません。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-01-09 09:30:18] [修正:2013-01-09 09:30:18] [このレビューのURL]
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