「橙木犀」さんのページ
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漫画を本格的に読み込むようになったのは、高校3年生も終わり頃からです。
弟に勧められて読み始め、弟と文通友達と一緒になって、感想を互いに言い合ったり、新しい漫画を紹介しあって楽しんできました。でも、自分の好きな漫画を他の人に紹介して、一緒に楽しんでみたいとも思うのです。
基本的に、少年漫画・少女漫画・青年漫画・社会人漫画なんでも好きです。
レビューは長い傾向にありますが、漫画に対する気持ちからくるので、よければ読んでやってください。

6点 紅茶王子の姫君
前作「紅茶王子」の主人公:アッサムと奈子。彼らのその後話が2作品収録(「夢の中の紅茶王子」「紅茶王子の姫君」)。
*現在連載中の「空色海岸」へとお話がつながっていってます。
「紅茶王子の姫君」について
小さな杏梨が癇癪を起こしながら泣きじゃくり、どうしたらいいのか途方に暮れる様子が、可愛らしい(笑)
アッサムと奈子が夫婦として強い絆で結ばれているのも、読んでいて素敵だなって思いました。
私が一番好きなのが「セロ弾きの紅茶王子」。
「セロ弾きのゴーシュ」ってこんな風に読み解くことが出来るんだ!って、初めて読んだとき、衝撃食らいました(笑)
ぶつけようのない怒り、どうしようもない自分の無力さに対する嘆き。生きていく上で、それらから逃れられない時があるかもしれない。
心を安らがせてくれる何かを、日常の中で探しておきたいなと読みながら考えさせてくれる作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-07-13 10:02:29] [修正:2007-07-13 10:02:29] [このレビューのURL]
6点 邪眼は月輪に飛ぶ
相変わらず、藤田和日郎さんの漫画は素晴らしい。
それは間違いない。
だけど、違和感を感じてしまう。
「邪眼〜」からは「うしとら」「からくりサーカス」などで迸っていた“熱さ”が感じられなかったように、私は思うのです。
ぐいぐい引っ張り寄せて、掴んだ読者は決して放さないという強引なまでの力強さに欠けていた。
それは、掲載されていたのが青年誌だったからかもしれません。
ついて来るも来ないも貴方次第。
少し離れたところで静かに佇み、手招きするでもなく黙って読者を見つめているような、そういう印象を受けました。
…まあ、単純に短期連載で、こういう話を藤田さんが書きたかっただけなのかも。
安定した質の高さは、流石としか言いようがありません。
描き出される敵キャラの内面、深い哀しみ・苦しみも、静かに心を揺さぶってくれます。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2007-06-10 00:15:44] [修正:2007-06-10 00:15:44] [このレビューのURL]
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