「橙木犀」さんのページ

総レビュー数: 63レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年05月29日

もう、爽やかさと甘酸っぱさが最高な作品!
夢に向かってひたむきに頑張る、つばさのいじらしさにグッと来て、真っ直ぐにつばさを信じて励ます大介の男らしさにときめいています。
そして、1巻の中で“頑張ることに許可や資格が必要なのか”という視点を突きつけられたことに、衝撃を受けてしまった…。
私もつばさのように要領が良い方ではなかったので、正直かなり胸にグサッと来ました。
でも、ダメな自分をきちんと認め、前に進もうとするつばさを見て、とても励まされます。

今のところ、二人はそれぞれの目標に向かって互いに励まし合う関係で、まだまだ恋愛未満ですが、どちらかと言えば大介の方がつばさを意識しているように感じます。つばさは無意識のうちに彼に惹かれている感じかな。
初々しい二人がどんな風に関係を深めていくかが、気になって仕方ない(笑)
互いの友人同士の恋愛模様も、どうなるかが楽しみです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-30 20:36:13] [修正:2008-12-30 20:36:13] [このレビューのURL]

「うしおととら」「からくりサーカス」にあって、この作品に足りない何かがあるような気が、3巻の現時点ではしています。
でも、それを補って余りある熱さが、この作品の魅力だと思います。
読んでいて一番印象深かったのは、1・2巻の条例執行後に、お伽話の登場人物達に向けた月光の笑顔。
普段すごい凶悪面やひねくれ顔なのに、すごく格好いい素敵な笑顔を浮かべていて、最初目にした時、かなりドキドキしてしまいました(笑)
どのような流れで物語が紡がれていくのか、今のところ全く分からないのですが、藤田先生の力を信じて最後までついて行こうと思っています。
ただ、3巻でのエンゲキブの暴走ぶりには、ちょっとひいてしまったかな…(汗)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-12-29 21:08:35] [修正:2008-12-29 21:08:35] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

半妖の少女達と陸軍少尉がペアを組み、妖怪達が起こす不可思議な事件に立ち向かう…ということですが、主な内容はペア同士の心の交流(恋愛含む)です。
割合的には、交流話:事件関連(戦闘描写)=7:3といったところでしょうか。
私自身が一番好きなのは、勝ち気でお転婆な主人公のざくろと総角景(あげまき けい)のペアですね。ざくろが見た目王子様な景にときめいたものの、ヘタレで怖がりだという彼の本性(笑)を知って幻滅するという、マイナスの状態からの関係。
でも、任務や日々の生活を通し、思いやりがあって誠実で優しい景の別の面を知っていくことで信頼関係が深まり、恋愛の兆しも見せ始めています。意地を張って反発したり、赤面したりと色々な反応を見せるざくろに対して、景の方は朴念仁なので恋愛に関しては今ひとつ…。ゆっくり関係を育てていってほしいものです。
他にも、少女漫画調の純愛カップルな芳野葛利劔(よしのかずら りけん)&薄蛍(すすきほたる)や、明朗活発な双子の鬼灯・雪洞(ほおずき・ぼんぼり)&自信家だが素直な面もある花桐丸竜(はなきり がんりゅう)のペアなど、それぞれに関係がどうなるかが楽しみですね。

気になっているのが、人間側の勝手な改暦によって妖怪達が問題を起こすようになったという話。人間側は妖怪をないがしろにしたからだと考えているようですが、私はそれだけではない気がする…。それに、ざくろの名前の漢字が一般的な「柘榴」ではなく「西王母桃」なのも、深読みしたくなります。ざくろとざくろの母親の秘密も物語の主軸のようなので、自分なりに想像しながら展開を追っていきたいです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2008-12-12 08:33:29] [修正:2008-12-12 08:33:29] [このレビューのURL]