「夜、テレスドン。」さんのページ
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8点 巨人の星
共に巨人の星を誓った父ちゃんは敵となり、一緒に戦ってきた親友の伴も同じく敵となり
明子姉ちゃんは飛雄馬を「野球人形」扱いで、マンションも買ってやったのに結局出て行ったり。
そんな過酷な状況のなかで、バカがつくほど真っ直ぐな飛雄馬がズタボロに破滅していく物語です。
京子さんは左門の嫁さんになっちゃうしさあ。その結婚式を一人、窓の外から見やりながら去っていく後姿の哀れなこと。
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[投稿:2008-07-18 23:54:04] [修正:2008-07-18 23:54:04] [このレビューのURL]
10点 ロボット三等兵
杉浦茂マンガの「よしなったら」などの、つい笑顔になってしまうようなセリフが溢れてます。
落語調の和やかな節回しに幸せになります。それだけです。
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[投稿:2008-07-18 23:47:55] [修正:2008-07-18 23:47:55] [このレビューのURL]
8点 デロリンマン
ギャグ漫画を装った悲劇の物語。
狂人デロリンマンが惨めな目をみたときに「おろかものめ!」と現れるオロカメンが
後のマガジン連載版で、デロリンマンにしか見えない幻覚であるという設定を突きつけられたときは
作者の嫌らしさと格好良さに痺れました。オロカメンのデザインも格好良くなってます。
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[投稿:2008-07-18 23:36:57] [修正:2008-07-18 23:36:57] [このレビューのURL]
8点 ライヤー教授の午後
この人は絵柄が結構デビュー時から変遷してるけど、やっぱり初期の繊細でいて纏わりつくような絵柄が一番好みですね。ちょっと松本零士っぽい絵柄。
この作品じゃ、得意の怪奇要素も入ってるけど結構ギャグがメインになってます。
ギャグもなかなか、ブラックでとぼけた笑いは味があります。「真琴・グッドバイ」とかも好きですね。
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[投稿:2008-07-18 23:27:33] [修正:2008-07-18 23:27:33] [このレビューのURL]
8点 オモライくん
乞食のオモライくんが主人公の、アカがオシッコがどうのこうのな愉快なギャグ漫画。
オモライくんは乞食の割にはフックラした体型なんですけど実はそれはアカが堆積しただけであって
その中身の痩せ細った体をオモライくんが見せるってシーンがある。
その部分の影の付け方とかにゾっとする。
自分を隠して他人に決して晒さないような重いテーマを感じてしまう。
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[投稿:2008-07-18 23:16:59] [修正:2008-07-18 23:16:59] [このレビューのURL]
7点 あばしり一家
お色気ありのアナーキーで何でもありのギャグ漫画。なんだけど1〜4巻までは別物。
大胆な暴力シーンの連発や果てはヒロインの菊ちゃんが精神世界をさ迷い、神だ悪魔だとデビルマンに通ずるような話も。
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[投稿:2008-07-18 23:08:21] [修正:2008-07-18 23:08:21] [このレビューのURL]
10点 魔獣戦線
復讐の鬼と化した主人公がグチャグチャのドロドロの血みどろになりながら暴れまくるだけの漫画。
大友とギーガーの影響受けて上手くなった絵も凄いけど、昔の絵も勢いがあってやっぱり凄い。
豪ちゃんのテンション高い部分だけ抽出して描いたような作風は読んでて異常に興奮します。
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[投稿:2008-07-18 23:01:06] [修正:2008-07-18 23:01:06] [このレビューのURL]
10点 ゲッターロボ號
もともと永井豪よりも、ある種キレた絵を描く賢ちゃんだったけど
大友の影響を受けてからはドンドン技術が上達して更にダイナミックな画風になった。その頂点が「號」じゃないか。
まずロボットの巨大感が凄い。見開きの大迫力。漫画家の島本和彦も「ロボット漫画の教科書」と言ったほど。
「無印」〜「G」は一部を除いて子供向けだったのに対し、ここではリアルな戦闘描写がなされている。
ただ、完全なリアルさではなく大胆な「まんがの嘘」として示されてます。
悪の集団が見事に地球を侵略していくさまなんかゾクゾクする。
そしてリアルなだけで終わらず暴走するのが石川賢のいいところ。
ゲッターは一介のロボットではなく進化を促す者、即ち神として描かれます。どうにでもなれ。
ゲームやOVAで満足して漫画を買ってない人は勿体無いから早く買いなさい。
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[投稿:2008-07-18 22:46:10] [修正:2008-07-18 22:46:10] [このレビューのURL]
6点 ロスト・ワールド
植物で出来た同じ顔の二人の女(性が女である必要はない)を宇宙船の中で空腹に耐えれず食う男。
黒手塚好きとしては、このへんが見所です。なんたる倒錯ぶり。
児童向け故にサラリと済まされてるのも、何か含みがありそうで逆に良い!
とか好意的な解釈なんかもしちゃいます。
あと二人はアダムとイブに、みたいなラストで「夫婦」ではなく「兄妹」になる
ってのも上と同じく児童への配慮なんでしょうが逆に歪んでますよね。
手塚節全開の「アンハッピーな結末〜これは劇画のはしりだと思いますし」って後書きも最高。
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[投稿:2007-12-27 00:54:56] [修正:2007-12-27 00:54:56] [このレビューのURL]
9点 月ノ光
「当時は書くならエログロって感じだった」と後のインタビューで語っているとうり
処女単行本である本作は後の作風とは違いストレートに猟奇趣味してます。
伊藤彦造な絵柄で食人、スカトロなどなど・・・
でも誤解してもらっちゃ困りますが、単に残虐を徹底して見せるだけの漫画にあらずでして
随所に見える心地の良いユーモア感覚にこそ気付いてほしいんですよな。
真っ直ぐに猟奇してるというよりは、どこかそれを斜に構えてみてるような所があって
そのバランスがちょうど良いんです。よく比較される丸尾末広も同じです。
じゃなきゃ、こんなセリフ描けないよってセリフがバンバン溢れてますんで。
気持ち悪い・・・の一言で片付けられても、まあ仕様がないですが
せっかく「刑務所の中」で花輪漫画に触れたのなら、それだけで終わらずに
過去の作品にも手を出してみてくださいよ。
初期ならではの描きこみ過ぎて真っ黒なコマの数々も魅力的です。
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[投稿:2007-12-27 00:32:54] [修正:2007-12-27 00:32:54] [このレビューのURL]