「nori」さんのページ

総レビュー数: 108レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年03月10日

荒木飛呂彦の独自な世界観が存分に味わえる作品!
かなり独特な雰囲気をもっている作品なためうけつけない人もいるかもしれないが
一度その雰囲気に入りこむと時間を忘れて読みふけってしまうほどの魅力に溢れた世界が!

絵などで食わず嫌いで避けてるひとには何もゆわずにとりあえず一回よんでみてください。
6部まであるが僕は4部が個人的にベスト。
荒木が書きたいものを書いてるって感じが出てるし
なにより岸部露伴や吉良吉影などの変人なのにカッコイイってキャラが多いのが読んでて楽しい
吉良吉影みたいなカッコイイ「変態」を書くことができる
荒木はすごい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-29 22:11:45] [修正:2005-03-29 22:11:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

荒木飛呂彦の魅力が十二分に凝縮された短編集。
週間連載のジョジョでも凡人には思いつかないようなアイデアをばんばん盛り込んでるが
荒木が練って書くとここまですごいものが書けるのかと驚かされる。
もはや芸術の域。
すべての短編のクオリティーが高く
綺麗なまとめられている。
個人的にはデッドマンズQがかなりハマった。
スタイリッシュな雰囲気を上手くつくってて世界にのめりこめる。あと作品には岸部露伴と「あの人」が出てるので
ジョジョファンはニヤリとできるはず。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-29 22:10:41] [修正:2005-03-29 22:10:41] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

誰もが経験する少年時代と60年代70年代の雰囲気を
上手く表現できていて懐かしい気持ちになれる過去編。
平凡なコンビニ店長であったケンジがカルト集団「友達」を巡る
事件に巻き込まれていくと同時に少年時代を思い出していきやがて
人類の運命を背負うまでになる現代編。
そして「友達」の勢力が圧倒的になり結末の予想できない未来編。

3つの時代をどれも違ったタッチでありながら魅力的に書かれている。
そのさらにその3つの時代を織り交ぜながら壮大に書いていることと
友達の正体の謎を物語の中心においていることで飽きさせない。

またこの漫画は推理漫画としてよくできていて
よ〜く考えれば友達の正体が誰なのかわりと初期の段階で予想できるようになっている
(確定はできないけどね)

が最近は話を延ばしすぎであることは否定できないだろう。
早めにすっぱり終わらせていれば8点クラスの作品であろうだけあってもったいない。
特に友達の正体が明らかになって以降は明らかにだれてきている。
よっぽどのどんでんがえしがなければ挽回は難しいだろう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-28 11:12:05] [修正:2005-03-28 11:12:05] [このレビューのURL]

7点 MONSTER

相変わらず表情の書き方が丁寧で感情を表せてる。
モンスターはひとつひとつのエピソードを追っていくとどれも
すごく温かみがあって読んでるだけで和やかな気分になれるものが多い。
特に刑務所にいる息子に会いに行く親子とのエピソードや
グリマーがらみのエピソードなんかは素直に感動できる。
ただ全体的な構成を見るとややまとめきれなかったかなという感じはする。
浦沢直樹は壮大を話を描くより、マスターキートンのような短編完結ものがむいてるんじゃないかなぁ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-28 10:38:22] [修正:2005-03-28 10:38:22] [このレビューのURL]

凝った漫画にしたかったけど失敗したって感じがある。
作者が無理をして自分の力量以上のものを書こうとしている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-26 22:25:30] [修正:2005-03-26 22:25:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

楳図かずおによるSFホラー大作!
大和小学校の教師・生徒たちがなんらかの原因に一面の荒野へと飛ばされる。
そして教師も生徒も、どんどん死んでいきやがて生存者はわずかになっていく。
だがここで注意したいのは死ぬ原因が「未来の荒野にきてしまった」という環境の変化が原因ではなく
心理的な変化による人間同士の争いがそのほとんどの原因なのだ。
そこがこの漫画の本当に怖いところだ。
子供達は殺し、強奪、裏切り、戦争、宗教といった極限状況での様々な恐怖を経験していくが
これは人類が今までに経験してきた困難でもある。
楳図かずおはこの漫画で「追い込まれた人間の心理」を書ききっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-25 23:42:44] [修正:2005-03-25 23:42:44] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

間違いなく現在の漫画界ではトップレベルの作品。だが受け付けないひとはまったくうけつけないだろう。
あまりにも生々しい虐殺シーン、そしてキャラクター達のむき出しの感情。
目を背けたくなるような場面ばかりだ。
この漫画を読むには1ページめくるごとに力がいる。

そして今までで一番読み返した回数が多い漫画。
特に11,12巻あたりはもう何回読みなおしたんだろうか…。
12巻でのトシと塩見の問答の場面が個人的にこの漫画のベストシーン。

「やってみるもんやで!殺して殺して殺しまくったら何も感じへんようになった!
マニュアルいらず!人間簡単に死にすぎや!
せやのになんでや!なんでこんな守るんキッついんや!」
殺人鬼になりはてたトシがマリアを守ろうと塩見と問答している時に出た
この台詞が一番心に響いた。
たぶんそれはトシが人殺しを何も感じなくなるまでの心理描写があまりにも
リアルにかかれているためだろう。

それにしてもこの漫画は後半で一気に絵の構成が上手くなってる。
11巻の駅でマリアと踊りながら駅前で銃乱射する虐殺シーンなど残虐なシーン
なんだけどとんでもなく美しく見えるように書かれてる。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2005-03-25 10:54:03] [修正:2005-03-25 10:54:03] [このレビューのURL]

7点 レベルE

3巻と短いながら内容はかなり濃いものになってる。
1巻前後の編にわかれているんだけど、そのどれもが完成度が驚くほど高い。
幽々白書やハンターハンターなんかとはけっこう毛色の違った作品になってるが
こっちのほうが本領発揮といった感じがする。
作者の想像力の豊かさと発想力には素直に尊敬させられる。
なんだかんだいわれてるけど富樫の才能はやっぱり頭一つぬけてる感じがする。
富樫ファンでこの漫画を読んでないひとが居たら今すぐ読むべき。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-20 01:48:43] [修正:2005-03-20 01:48:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

赤い彗星のシャーがアニメの倍はかっこよくなってる!このシャーを見るだけでも価値あり。アニメの細かいところや、なかったところも補完しているのでガンダム好きは是非読んでおいたほうがいい。ただこれを全く予備知識ないひとがよんだら(っていうかその状態で読むひといるのかな??)どんな印象をもつか気になるんでそんな人いたらどんな感じか意見聞いてみたいな。 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-18 01:11:02] [修正:2005-03-18 01:11:02] [このレビューのURL]

魅力的でかつ個性的なキャラクターを次々に登場させるのはさすが富樫という感じ。おおまかには明るいストーリーなんだけどそのところどころにとんでもなくダークな話を挿入してくるので、めりはりがついてる。ジャンプ特有の力のインフレについてはやはりHUNTER×HUNTERでもすでに起こってしまってるっぽい。こうなっちゃったからにはこの状態でいかにバランスを保っていくかがポイント。念能力って概念は上手く書けば安易な力のインフレに頼らなくても話をすすめれたような感じだけに残念。しかしストーリーとキャラクターが魅力的なので十分に楽しめる。さぼりすぎって問題点があるが月刊連載なんだと思いこんでカバー。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-17 23:42:03] [修正:2005-03-17 23:42:03] [このレビューのURL]