「nori」さんのページ
- ユーザ情報
- 1985年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://www.manngareview.com/
- アクセス数
- 153256
- 自己紹介
- まったりレビューしていきます^−^abbb

10点 風の谷のナウシカ
アニメ版に比べると遙かに完成度が高い。
アニメで描かれているのはこの作品の表面あるいは序章のみだろう。
光と闇、自然への畏敬、科学技術への疑問、生物としての人間
とにかくあらゆるテーマが詰め込まれている。
何度読んでも読み飽きないまさに傑作。
特に最終巻のナウシカと旧人類の問答の場面は
「生命」を論じた漫画の中では間違いなく最高クラスだろう。
しかしこの作品の魅力はそのストーリー、設定だけでなく
宮崎駿の作り出した生き物のデザインの完成度、独自性にもある。
オーム、巨神兵、さまざまな虫達のデザインは圧巻。絵をみるだけでも読む価値は十分にある。
アニメしかい見ていないという人がいがら是非漫画を一度は読んでみて欲しい。
改めて宮崎駿のすごさがわかるはずだ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-04-21 16:18:52] [修正:2005-04-21 16:18:52] [このレビューのURL]
10点 ザ・ワールド・イズ・マイン
間違いなく現在の漫画界ではトップレベルの作品。だが受け付けないひとはまったくうけつけないだろう。
あまりにも生々しい虐殺シーン、そしてキャラクター達のむき出しの感情。
目を背けたくなるような場面ばかりだ。
この漫画を読むには1ページめくるごとに力がいる。
そして今までで一番読み返した回数が多い漫画。
特に11,12巻あたりはもう何回読みなおしたんだろうか…。
12巻でのトシと塩見の問答の場面が個人的にこの漫画のベストシーン。
「やってみるもんやで!殺して殺して殺しまくったら何も感じへんようになった!
マニュアルいらず!人間簡単に死にすぎや!
せやのになんでや!なんでこんな守るんキッついんや!」
殺人鬼になりはてたトシがマリアを守ろうと塩見と問答している時に出た
この台詞が一番心に響いた。
たぶんそれはトシが人殺しを何も感じなくなるまでの心理描写があまりにも
リアルにかかれているためだろう。
それにしてもこの漫画は後半で一気に絵の構成が上手くなってる。
11巻の駅でマリアと踊りながら駅前で銃乱射する虐殺シーンなど残虐なシーン
なんだけどとんでもなく美しく見えるように書かれてる。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-03-25 10:54:03] [修正:2005-03-25 10:54:03] [このレビューのURL]
9点 火の鳥
手塚治虫の哲学が凝縮されている漫画。
政治、戦争、宗教と人類が経験してきた、またはするであろう問題を
巨大なスケールで描きながらも同時に人間一人一人のドラマも見事に書ききっている。
手塚治虫は「人類」を描いたといえるほどの壮大さがこの漫画にはある。
どの編からもそれぞれの世界を感じさせる名作。
未完で終わってしまったことが本当に悔やまれる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-08-06 21:47:33] [修正:2005-08-06 21:47:33] [このレビューのURL]
9点 ピンポン
とにかく一人ひとりキャラクターを丁寧に、魅力的に書いてる。
特にメインのキャラクターであるペコ、スマイル、アクマ、ドラゴンの
成長の過程が丁寧な心理描写によって非常にわかりやすくかかれている。
んで台詞や構図は慣れないとわかりにくいかもしれないけどすごく上手い。
独自の世界を完全につくっちゃってます。
5巻のペコ、スマイル、ドラゴンは3人とも本当にカッコイイ!
特にペコは別格。まさにヒーロって表現がぴったしな感じだ。
スポーツ漫画において定番の恋愛などの要素はまったくないが
そんなものなくたって卓球という地味なスポーツのみが舞台でも
作者の技量次第で一流のドラマは作れるってことがこの漫画を読めばわかる!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-03-29 22:12:34] [修正:2005-03-29 22:12:34] [このレビューのURL]
9点 ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦の独自な世界観が存分に味わえる作品!
かなり独特な雰囲気をもっている作品なためうけつけない人もいるかもしれないが
一度その雰囲気に入りこむと時間を忘れて読みふけってしまうほどの魅力に溢れた世界が!
絵などで食わず嫌いで避けてるひとには何もゆわずにとりあえず一回よんでみてください。
6部まであるが僕は4部が個人的にベスト。
荒木が書きたいものを書いてるって感じが出てるし
なにより岸部露伴や吉良吉影などの変人なのにカッコイイってキャラが多いのが読んでて楽しい
吉良吉影みたいなカッコイイ「変態」を書くことができる
荒木はすごい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-29 22:11:45] [修正:2005-03-29 22:11:45] [このレビューのURL]
9点 死刑執行中脱獄進行中
荒木飛呂彦の魅力が十二分に凝縮された短編集。
週間連載のジョジョでも凡人には思いつかないようなアイデアをばんばん盛り込んでるが
荒木が練って書くとここまですごいものが書けるのかと驚かされる。
もはや芸術の域。
すべての短編のクオリティーが高く
綺麗なまとめられている。
個人的にはデッドマンズQがかなりハマった。
スタイリッシュな雰囲気を上手くつくってて世界にのめりこめる。あと作品には岸部露伴と「あの人」が出てるので
ジョジョファンはニヤリとできるはず。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-29 22:10:41] [修正:2005-03-29 22:10:41] [このレビューのURL]