「nori」さんのページ

総レビュー数: 108レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年03月10日

普通マンガ喫茶で読むと結構おもしろいマンガでも
家でよんでる時よりつまらなく感じたり、だるくなってくるもんなんだけど
このピアノの森は読みきるまで1ページめくるごとに楽しめた。
ピアノを弾いてるシーンが臨場感があり、本当に音楽がきこえてきそうなほどうまくかかれている。
特に森の中の月明かりのなかで弾いているシーンは頭に焼き付いて未だに離れない。
音が存在しない漫画というメディアでここまんで音楽を表現できていることは驚き。

ストーリーのほうもカイと雨宮のまったく違った環境で育った天才がこれからどういう風に成長していくのか
音楽界に才能をみせつけていくのか楽しみ。
出てくる人みんな暖かい人達ばかりで読んだあとにさわやかな感動を与えてくれる漫画。

の後、8・9巻を読んだけどやや失速ぎみかもしれない(それでも十分面白いが)。
ピアノの森だけあってやはり森の中のピアノがなくなったところの7巻あたりで完結させといたほうがよかったかも?
モーニングで2005年春から連載が再開するらしいので再び加速することを期待。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-29 23:39:57] [修正:2005-03-29 23:39:57] [このレビューのURL]

7点 MONSTER

相変わらず表情の書き方が丁寧で感情を表せてる。
モンスターはひとつひとつのエピソードを追っていくとどれも
すごく温かみがあって読んでるだけで和やかな気分になれるものが多い。
特に刑務所にいる息子に会いに行く親子とのエピソードや
グリマーがらみのエピソードなんかは素直に感動できる。
ただ全体的な構成を見るとややまとめきれなかったかなという感じはする。
浦沢直樹は壮大を話を描くより、マスターキートンのような短編完結ものがむいてるんじゃないかなぁ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-28 10:38:22] [修正:2005-03-28 10:38:22] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

楳図かずおによるSFホラー大作!
大和小学校の教師・生徒たちがなんらかの原因に一面の荒野へと飛ばされる。
そして教師も生徒も、どんどん死んでいきやがて生存者はわずかになっていく。
だがここで注意したいのは死ぬ原因が「未来の荒野にきてしまった」という環境の変化が原因ではなく
心理的な変化による人間同士の争いがそのほとんどの原因なのだ。
そこがこの漫画の本当に怖いところだ。
子供達は殺し、強奪、裏切り、戦争、宗教といった極限状況での様々な恐怖を経験していくが
これは人類が今までに経験してきた困難でもある。
楳図かずおはこの漫画で「追い込まれた人間の心理」を書ききっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-25 23:42:44] [修正:2005-03-25 23:42:44] [このレビューのURL]

7点 レベルE

3巻と短いながら内容はかなり濃いものになってる。
1巻前後の編にわかれているんだけど、そのどれもが完成度が驚くほど高い。
幽々白書やハンターハンターなんかとはけっこう毛色の違った作品になってるが
こっちのほうが本領発揮といった感じがする。
作者の想像力の豊かさと発想力には素直に尊敬させられる。
なんだかんだいわれてるけど富樫の才能はやっぱり頭一つぬけてる感じがする。
富樫ファンでこの漫画を読んでないひとが居たら今すぐ読むべき。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-20 01:48:43] [修正:2005-03-20 01:48:43] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

赤い彗星のシャーがアニメの倍はかっこよくなってる!このシャーを見るだけでも価値あり。アニメの細かいところや、なかったところも補完しているのでガンダム好きは是非読んでおいたほうがいい。ただこれを全く予備知識ないひとがよんだら(っていうかその状態で読むひといるのかな??)どんな印象をもつか気になるんでそんな人いたらどんな感じか意見聞いてみたいな。 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-18 01:11:02] [修正:2005-03-18 01:11:02] [このレビューのURL]

魅力的でかつ個性的なキャラクターを次々に登場させるのはさすが富樫という感じ。おおまかには明るいストーリーなんだけどそのところどころにとんでもなくダークな話を挿入してくるので、めりはりがついてる。ジャンプ特有の力のインフレについてはやはりHUNTER×HUNTERでもすでに起こってしまってるっぽい。こうなっちゃったからにはこの状態でいかにバランスを保っていくかがポイント。念能力って概念は上手く書けば安易な力のインフレに頼らなくても話をすすめれたような感じだけに残念。しかしストーリーとキャラクターが魅力的なので十分に楽しめる。さぼりすぎって問題点があるが月刊連載なんだと思いこんでカバー。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-17 23:42:03] [修正:2005-03-17 23:42:03] [このレビューのURL]

7点 SUGAR

新井英樹がボクシングを「天才」からみた視点で描く。
なんにでも努力では到達できない領域がある。
新井英樹はそこからの視点を痛快に書いてくれてる。

主人公リンのめちゃくちゃばっかりやってるけど憎めないキャラがいいし
言いたいことずばずば言ってくれるんで爽快!
(たまに憎たらしいけど)

新井英樹の脇役クラスの人物までも丁寧に書くところも健在で良い味だしてる脇役たちが多数。
中でも火の玉欣二とレイラのカップルが一番のお気に入り
「これが出たら俺超200%火の玉サイヤ人」
「笑え…果てしなく、それが一番だ」
欽二かっこよすぎ!
あと会長のイカレっぷりもナイス。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-13 22:09:48] [修正:2005-03-13 22:09:48] [このレビューのURL]

新井英樹すげぇ。
なにがすごいって設定からして読者うけしそうでもないのに
読者が離れていきそうな展開を平気で展開しまくるところ。
終盤に至ってはもう鬼。
ページめくるのがつらいです。
それも人間があまりにも人間として書かれているせい。

目を背けたくなるような「現実」がこの漫画にはある。
読み終わったあとしばらく余韻を残す。

ワールドイズマインやキーチ!にはまった人はこれも是非。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-03-12 01:19:47] [修正:2005-03-12 01:19:47] [このレビューのURL]

もったいない漫画。
原作者が李 学仁であった5巻ぐらいまでは
間違いなく9点〜10点の傑作!

どのキャラもとにかくカッコイイ!
特に曹操はすごい。まさに覇気の固まりといった感じ。
一つ一つの台詞が心にビシビシきます。
そして漢文的なリズムがまたいい味だしてる。
とにかく読めば読むほど味がでてくる漫画。

5巻以降も十分面白いけどやっぱり原作者が存命だったころとは
何かが欠けているのを感じてしまう。
なんというかキャラから「覇」を感じない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-03-10 23:37:21] [修正:2005-03-10 23:37:21] [このレビューのURL]

この先どうなるのか?何がおこるのか?
と気になってすらすらと読めた。
恋愛の部分とサスペンス的な部分、どちらも楽しめて二度おしいい的な漫画。
ただ、このせいで確かにほかの方がおっしゃっているように
「どっちつかず」な感じになってしまっているという印象はあるかもしれない。
これを「どっちつかず」ととるか両方楽しめてお得ととるかは人によるかな?
けれども読んでいて楽しめる漫画であることは間違いないと思います。
あとラストは意見分かれそうですけど個人的にはすごくよかった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-21 22:05:20] [修正:2006-05-21 22:05:20] [このレビューのURL]