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生きることに役立つ何かを得るという漫画があるとしたらこの漫画はその対極にあると僕は思っていた。

「おもしろい」「楽しい」「わくわくする」「熱い」

そんな結局何にもならない感情をこれでもかと刺激する少年漫画。
何にもならないから僕らは楽しむことができるし、読みたいと思うのだ。この漫画もその範疇から漏れることなく最高峰のエンターテイメントを僕らに与えてくれていた。

でも虫編からのHUNTER×HUNTERは何かが違う。
今までの少年漫画が与えようともしなかったモノを与えようとしている。僕らはそんなモノは少年漫画に求めていないはずだ。
なのにどうしても読みたいと思う気持ちが止まらない。
どんなに長い休載を挟んだって再開すれば「待ってました!」とページをめくる。

やっぱりそんな感情を「少年漫画」と言うのだと思う。

HUNTER×HUNTERは少年漫画の限界を超えているわけではない、広げ続けているのだ。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-10-06 01:24:43] [修正:2011-08-17 21:07:29] [このレビューのURL]

ストーリーの軸は医局政治。
しかしそれを取り巻く登場人物の多くが主人公と呼べるような
それぞれの物語を持っています。
だからすごく感情移入しやすい。



主題である医局政治を野口、加藤の関係で描く。
もうひとつのテーマと思える研修医伊集院の成長譚。

その2つを朝田の存在がうまくつなげています。

ついでに産婦人科医の不足や女性医師の働きにくさ、研修医制度の問題などの様々な医療制度問題や社会問題にもさらりとふれています。


これらがとてもリアルに感じられるのは、やはり人間が描けているから。



木原の決意。
ラストメッセージとして、最高だったと思います。

最初から最後まで読んでこそ、伝わってくるものがあった。
「医療漫画として」というくくりは不要。
私の中では間違いなく最高の漫画のひとつです。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-08-16 21:32:49] [修正:2011-08-16 21:32:49] [このレビューのURL]

10点 BECK

これを読んだあとは必ずギター弾いてる

漫画なのに、音やライブの雰囲気が伝わってくる

キャラも、かっこいい奴らと個性的なやつらがたくさんいておもしろい
ブスが多いため、ヒロインが際立つ

ギャグセンスもある

ストーリーも無駄が無く
すらすらいけるため
何度も読み返しちゃいます。飽きません。

バンド漫画no.1だと思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-15 12:24:35] [修正:2011-08-15 12:24:35] [このレビューのURL]


この漫画の描写は繊細であったり、グロテスクであったり多彩である。
グロいだけの漫画は多いだろうし、ナイーブなだけのイラストなら少女漫画にあふれているが、この2つの性質を併せ持つ作品は少ないのではないだろうか。

さながらこの世界が善と悪、きれいな部分ときたない部分を内包し、矛盾を抱えながらも存在しているのに似ている。

似ているのはイラストだけでない。
冨樫ワールドそのものがそんな感じなのである。



大人になるにつれて、見えるようになる、
世界のもろさ、きたなさ、はかなさ、
そして美しさ。

そんなものがこの作品に詰まっている。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-15 00:15:53] [修正:2011-08-15 00:15:53] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

人生に影響まではなかったけど、今までで面白かった漫画って何?って聞かれたときに、とっさに思い出すのがこれでした。
ひとそれぞれ感じ方があると思うので、過大評価だと思う人もいるのでしょうが、ミギーという存在がとても印象に残る作品でした

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-13 11:35:40] [修正:2011-08-13 11:35:40] [このレビューのURL]

『釣りキチ三平』で有名な作者の中学時代を中心としたエッセイコミックで、戦後教育の在り方や、貧困による問題など、現在読んでも様々な感じ方ができ、また、田舎の山村ならではのエピソードもあり、非常に知的にも感情的にも訴えかけられる作品です。

様々な人との繋がりによって、矢口高雄という作家がこの世に出たことがわかる素晴らしい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-08-10 19:49:50] [修正:2011-08-10 19:49:50] [このレビューのURL]

手塚作品では、ブラックジャックと甲乙付け難い作品として
自分はとらえています。

大河ドラマになってもいいような素晴らしい歴史ストーリーですが、
単に歴史を追うのではなく、フィクションながらもヒトラーが
ユダヤ人だった?というショッキングなテーマを背景に、
アドルフと名付けられた2人の友情と敵対、それを作品を通して
見守る峠という日本人の物語を上手く絡めた展開には脱帽です。

長さもだれることなく丁度よかったと思います。
マンガファンだけでなく、すべての人に読んで欲しい名作ですし、
ぜひ映画化なんてしてほしいと思ってるんですが、
テーマ(ヒトラーとユダヤ人)がテーマだけに難しいのだろうなぁ・・・

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 02:41:53] [修正:2011-08-10 02:41:53] [このレビューのURL]

10点 漂流教室

マンガの凄さを痛感した作品です。
初めて読んだときは、頭を殴られたようなショックでした。

SF的な超展開はもちろん凄いのですが、そのときに人物たちが
どのような行動をするかをきちんと描き分けているところが
トリハダもののリアリティーをもたらしてくれます。

子供のときに読んだのですが、そのときは小学生に感情移入
してしまいましたが、大人になって読むと、大人たちの行動にも
共感できるところがあり、さらにじわじわと楽しめました。

恐いマンガですが、それ以上に凄いマンガとして心に刻まれています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:43:43] [修正:2011-08-10 01:43:43] [このレビューのURL]

今更何を言うのもおこがましいほどの金字塔だと思いますが、
点数だけというわけにも行かないので一言。

これが30年以上も前に書かれていたとは信じられないほどの
新鮮さをもって今でも読めます。ドラマとしての完成度が抜群。
ほとんど1話完結の形も読みやすいですが、全体を通しての
話の流れ(設定)もあるので飽きさせませんね。

神業を持つ天才外科医だが悪どい顔も見せる、それでも病気や
生命のジレンマに苦しみながら格闘していく・・・なんていう設定は
その後の医療マンガの多くに大きな影響を与えていますね。
もはや文芸作品の一つとして後世に残っていくことでしょう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-10 01:02:47] [修正:2011-08-10 01:02:47] [このレビューのURL]

絵がヤンキーっぽくて敬遠していましたが、読んでみて目から
ウロコでした。

ジャンルからすれば、学園ものほのぼの系ギャグまんがですかね。
細かいギャグや笑いを取る仕掛けがうまいです。

キャラクターの魅力的な描き分けもよくできています。

最大のテーマは、「優しさ」という哲学的なものですが、
鼻につく理屈っぽさではなく、魅力的なキャラの織り成すドラマで
語らせているところです。

勧善懲悪的な要素も多く、読んでいてスカッとする場面も豊富。

10点は「漫画というメディアを超え・・・」という評価だそう
ですが、あえて「肩肘張らず、マンガとして受け止められる最高の作品」として10点入れたいと思います。
素晴らしい作品だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-08-09 22:39:44] [修正:2011-08-09 22:39:44] [このレビューのURL]

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