「」さんのページ
1点 甘い生活
弓月先生は昔は少女漫画なんか描いてた頃もあったんですが、それから歳月が経ちいつの間にやら「方向転換」ですかな。
掲載している雑誌が青年誌ということもあるんだけれど、エロでダラダラと長期連載している感が否めない。
そんな15年以上も続けるような作品(!)ではないはずなのだが、掲載誌自体がたいしたことないので、「この程度の作品」が看板みたいな扱いになってしまっているのだろう。
長期連載は「引き際」が難しいのだが、これはたとえ上手く終わらせられていたとしても大した評価は付かなかったことだけは確実でしょう。勿論、引き延ばしの現在はさらにダメです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-27 11:20:45] [修正:2010-11-27 11:20:45] [このレビューのURL]
7点 砂ぼうず
まず世界観がすごい。あえて悪く言うと北斗の拳と一緒の状況ですが。
弱肉強食の世界がたまらなく非日常を体験でき、絵はともかく、主人公を始め、登場人物の毒々しさは最高でした。自分たちの欲に忠実なところとか。
アニメにもなってますが、マンガに比べると薄っぺらいので断然こちらをオススメします。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-24 02:04:13] [修正:2010-11-24 02:04:13] [このレビューのURL]
8点 ドラゴンボール
言わずもがな、な有名漫画。
私は、鳥山明の作品は物語の展開に興奮したり、登場人物の心情に共感する類のものではないと思っていますので、その辺りを重要視する現在主流の漫画と並べて語ることはできません。
ではこの作品の何が魅力的かと言うと、キャラクター・道具・乗り物のデザインなど創造的な部分ではないでしょうか。敵としては大きく分けてピッコロにフリーザ、セル、ブウの4人が出てきますが、漫画好きなら(ドラゴンボールが好きでなくても)おそらくほとんどの人がその外観を知っているでしょう。ポイポイカプセルやスカウターはアイディアとして秀逸だと思いますし、筋斗雲やサイヤ人の宇宙船も一目でそれと分かるシンプルでインパクトの強いデザインをしています。孫悟空の武道着やサイヤ人の戦闘服もすごく印象深いですよね。
その辺りの創造力は、率直に言うとワンピースより格段上だと思います。「想像力」は尾田栄一郎の方がすごいと感じさせますが・・・。
もともと何かを訴えかけるといった作風ではないので、読んで衝撃を覚えるような体験はできませんが、子供のころあれだけ読んだのに今ふと読み返しても楽しめる、飽きの来ない名作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 20:00:53] [修正:2010-11-23 20:11:51] [このレビューのURL]
8点 Dr.スランプ
「ドラゴン・ボール」と並ぶ鳥山先生の代表作。
「ペンギン村」という架空の世界で繰り広げられる個性的な登場人物たちによるSFコメディ。
ジャンプ黄金期を支えた作家の中でも鳥山先生は作家としての画力とセンスは群を抜いていたことが良く判る。宮下あきら・高橋陽一・車田正美等いずれも「ヒット作」はあるも、「その作品」しか描けないため、後に自分の作品をリバイバルしたりして食い繋ぐしかなかった。しかし、鳥山先生はそんな事をする必要も無いほどに「絵描き」としての実力が突出している。
作品として完璧なほどの世界観の構築がされていることに驚く。連続したストーリーではなく、基本的には1話完結なので、鳥山先生の弱点である「先を見据えたストーリー展開ができない」ことも目立たない。
一時期「ウンチ」が多数登場・・・は普通の漫画なら「下品」「低俗」で終わるはずなのに、なぜか鳥山先生の温かみのある絵柄はそれを意識させないという稀有な才能。
こんな素晴らしい才能を後に「ドラゴン・ボール」の引き伸ばしで食い尽くした「ジャンプ編集部」の大罪を許すまじ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 12:52:44] [修正:2010-11-23 12:52:44] [このレビューのURL]
4点 ペンデュラム
話はラノベのコミカライズであまりうまくいっていないタイプにありがちな感じです。学園という狭い世界に異能の者が集り、壮大な設定のわりには矮小な戦いを繰り返す。気がついたら全員異能の者ばかり。しかもゆるゆるな話も多い。あまり長編作りに向いた作家さんじゃないと思いますので、たぶん話の最初と最後は決まっていてメインは途中のゆるゆる展開、というパターンだと思います。とはいえマイナー誌ではそう珍しくないパターンではあると思います。事情があったようですが、「最後」の部分が始まりかけて未完で終わっちゃっていますので、絵は好きな作家さんなので贔屓したい気もしますが評価は評価なので点は低くせざるを得ません。
この作家さんの絵が好きな人以外は忘れていい作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 11:03:58] [修正:2010-11-23 11:03:58] [このレビューのURL]
3点 ONE PIECE
単純に飽きました。何があっても仲間は見捨てねー!って言いながら号泣するだけの展開には限界がある。おそらく「こち亀」超える気でしょうけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 04:55:59] [修正:2010-11-23 04:57:51] [このレビューのURL]
9点 君に届け
人と接する時に気を使い過ぎたり、自分がこう喋ったら相手がどう思うだろう、迷惑しないだろうか、などと気を回し過ぎた事がある人はきっと、とてつもない共感を得る事が出来ます。相手からすれば案外対した事ないことを延々と考えて、気持ちが伝わっていなかったり、そういう描写がとても丁寧にされています。
個人的には恋が成就する巻でスパッと終われば良かったのに、と思っています。
男が読んでもきっと面白いです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 02:27:41] [修正:2010-11-23 02:27:41] [このレビューのURL]
8点 めぞん一刻
何となく名前は知っているけど内容はよく知らなかった作品でした。
作者は男の気持ちを読むのがホントによく出来ていると思います、不思議なくらいに。
最初は主人公のダメっぷりにイライラしてたんですが、それがだんだん成長して行くさまがとても良かった。
余談ですが、恋敵の男がヒロインを諦めて別の女性と結婚を決めたシーンでは泣き過ぎてページがめくれなくなりました。
未読だったらぜひ読んでほしい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 00:24:54] [修正:2010-11-23 00:24:54] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
始めてレビューします。まさかこの漫画がトータルランキング2位だとは思ってもいませんでした。
さて肝心の作品ですが、もう最初から最後まで読むのが楽しくて、最後の方になるともうボロボロ泣いてしまいました。何時の間にかページをめくるのが寂しくなる自分がいました。
色々書きたいとは思うんですが、あまり色々書いても胡散臭いので、とにかく説明不要の名作だと信じています。これを読んで何も感情を持たなかった人とはきっと友達になれません。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-23 00:11:01] [修正:2010-11-23 00:11:01] [このレビューのURL]
8点 BECK
『バンド』という集合体を扱った漫画の中ではダントツに面白いです。
主人公のコユキの成長物語のような始まりから、仲間達との出会い、そして天啓を受けたバンドとして最高のステージを行うまでの緊張感と読後感はなんとも言えない気分になります。
最高のロック漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-11-22 18:24:55] [修正:2010-11-22 18:24:55] [このレビューのURL]