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現実のサラリーマン生活って、こんなに策略だらけでもないし、

リスクを背負った選択肢しか残らない訳でもないけれど、

でもこれだけの覚悟でかつ組織と個人をバランスした判断は

常に必要としているよね、って

所詮漫画の部分と妙なリアリティで納得する両面性がすごい。

でも、こんな格好良いサラリーマンは現実にはいない。

したがって、オンナにもこんなにもてない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-11 20:30:01] [修正:2010-09-11 20:30:01] [このレビューのURL]

江戸のとある長屋に住まう春画師もとい絵師・鳳仙と
現在で言うところの探偵に当たるのでしょうか、「当て屋」を生業とする椿の二人が、
江戸の町で起こる事件に巻き込まれ解決していくミステリーものです。

ミステリーと言ってもどちらかと言えば、
割と浮世離れした事件だったりトリックだったりします。
それこそがこの漫画の魅力とも言えるのですが、
本格ミステリーを求めている人にはちょっと向かないかも。
江戸時代の造詣に深く、私としては和風ミステリーと江戸の風俗を楽しめる作品だと思っています。

主人公の職業が職業なだけにエロ描写もあり、
人が殺されたりするシーンでは豪快に血も飛んだりしますが
絵が綺麗なので読みやすいと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-11 12:41:19] [修正:2010-09-11 12:41:19] [このレビューのURL]

最初この作品を読むと、かなり人の命が軽く描かれているように見えるかもしれません。

もちろん、中世ヨーロッパという時代であったということも要因の一つですが、作者の幸村誠先生によると愛や命の重さをテーマにしたいために、対比させるためにあえて命が軽く扱われているように描いているそうです。
つまり、これだけ命が軽いとされている時代で、愛や命の重さを説くことの難しさ。これがこの作品の主題となっていると言えるのでしょう。
そういう視点で見ると、トールズやアシェラッドの行動が(特にトールズが)両極端な意味に映ってきます。


そして、テーマとはまた別に作者の幸村先生の作画にかけるこだわり・描き込みが素晴らしい!
先生の前作「プラネテス」も、非常に描き込まれていましたが舞台が宇宙という関係上、どうしても背景に関しては黒のベタにならざるを得なかったのですが、ヨーロッパを舞台にした本作では先生の職人魂が如何なく発揮されています。
背景だけでなく、戦闘シーン等の動きのあるシーンも非常に描き込まれていますし、登場人物それぞれのキャラが立っているので、戦記物が好きな人にもオススメです。


主人公のトルフィンは、ウィキペディアに元ネタとなった人物が載っているぐらい有名な人物なので、ちょっとヴァイキングに詳しい人や、ちょっと作品について調べたらこの作品の行き着く終着点はなんとなく想像できます。
が、どうやってそこにまで到るのか。トルフィンの人生を通したその過程こそが、”ヴィンランド・サガ”であるといえると言えるのでしょう。

最後に、公式サイトの作品紹介で使われたフレーズで締めたいと思います。



            この物語は

          本当の戦士の物語(サガ)


ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-10 20:47:50] [修正:2010-09-10 22:24:48] [このレビューのURL]

6点 RED

主人公の復讐のために数多くのキャラクターの想いが
波のうねりのようにエンディングへ向けて交錯していく展開が良い。
残酷なシーンも多いのだが、それぞれのキャラ設定がそうさせるのか、
それほど暗い気持ちにならずに一気に読めるはず。

アメリカ先住民族という扱い辛いテーマに踏み込んだことも好感。
ただ、それだけにディティールの描写に不満がある。
読み進むことで当時のインディアンへの理解が深まるかは微妙で
1800年代に行われた数々の弾圧行為には、それとなくでも触れて欲しかった。
青年誌での連載だったのだから、その辺は抑えるべきでは? と思う。
あと、地理的な距離感の描写が欠落しているのが気になった。
ダコタとニューヨークのある東海岸が、まるで大阪と名古屋のような距離感に感じられ…。
ま、歴史漫画のようなディティールを求めることが筋違いなのかもしれないですね。

復讐劇にもかかわらず希望の持てるエンディングはgood!
作者の情熱も含めて楽しんで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-09 18:20:12] [修正:2010-09-09 18:20:12] [このレビューのURL]

小学校、大学生、社会人と読みましたがいつ読んでもインパクトは凄い。
この当時に安楽死や脳死をテーマにしているのは単に先見性だけではなく手塚おさむがいかに「人」と「医療」を真剣に考えているからこその結果だと思う。
芥川賞・直木賞ものの文学です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-08 12:14:14] [修正:2010-09-08 12:14:14] [このレビューのURL]

これは面白い!
人間の持つ喜怒哀楽の感情に訴えかける素晴らしい作品です。
当初は著者がデビュー時からなのか絵やストーリーもB級作品をぬぐえませんが、中盤から筆力・ストーリー力も格段に上がって行きます。
是非、読んでください。
内容は主人公のいる探偵社に舞い込む依頼を通じた難事件を解決していく、とうものですが数ある探偵漫画でも白眉です。
学生時代に友人が夕食代を削っても古本屋で買ってましたが、それがうなずけるような中毒性のある面白さです。

誰もレビューに書いていないので、寂しくなり書き込みました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-08 12:04:04] [修正:2010-09-08 12:04:04] [このレビューのURL]

子供の頃凄い好きで、最近になって完全版を集めました。
時代を感じさせない可愛くてかっこいい絵柄と
ほのぼのした雰囲気がめちゃんこたまらないです。
やってることがしょーもないことばっかりで、それがまた作品の味になっています。

あと、各話の表紙のイラストがどれもこれも魅力的でそれだけをずっと眺めたりしちゃいます。さすが鳥山先生です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-08 00:21:57] [修正:2010-09-08 00:21:57] [このレビューのURL]

主人公がとても人間味がある。
主人公が不安になったり迷ったり苦しんだりしていて、自分と重なってしまうところもあり、魅力のある作品だと思う。
アニメなどは見ている人も、漫画はまた違うので見る価値はあると思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-24 13:06:11] [修正:2010-09-07 20:55:55] [このレビューのURL]

タイムトラベル、超能力、ロボット工学、異次元生命体と、毎回毎回ありとあらゆるSFテーマをネタに展開するラブコメディ。古典SFへのオマージュがてんこ盛り。

こういう物を読んでしまうと、今の時代もSFラブコメって多いけど、何でみんなどれもこれも似たり寄ったりの内容ばかりなんだろうと不思議になってくる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-06 21:26:12] [修正:2010-09-06 21:26:12] [このレビューのURL]

『犬夜叉』に続いてこれ。
最近の高橋留美子には、全くもって衰えしか感じない。
それ程にこれは酷い。

まずヒロインに可愛げがないのが致命的。
六道に対しても、とる態度がいちいち癇に障る上、
何を考えているのか何をしたいのかも伝わらない。
全く可愛くないのに「かわいい」の描写には閉口するばかりで。
作者の独りよがりに終始ついていけない。

戦闘シーンにも何ら緊迫感が無く、そもそも必然性が無いから
何がどうしてこうなのかという作品の根本に入り込めない。

その上、肝心な熱意が感じられない。
生活かかった崖っぷちの、必死でがむしゃらな、そんな若さ
から生まれ出る名作の匂いがまるで無い。

余生を漫画で…?もはや自堕落にしか感じられない。

この程度の物を、
これからもサンデーで延々と連載していくこと自体疑問。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-05 15:23:45] [修正:2010-09-06 12:51:25] [このレビューのURL]

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