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7点 幽☆遊☆白書
こういう漫画の場合、不良という設定は普通話が進むにつれて薄くなっていくものだと思っていましたが、幽遊白書では幽助が不良を演じていて、善い人になりすぎないのもよかったです。
チョイ役の竹中先生がいい味だしてましたし(笑)
どの敵キャラも魅力的で憎めない感じで、特に桑原と幽助の関係が好きでした。
仙水編のVS能力をもった人間のときには、蔵馬と海藤の戦いがすごく話が練られていて、単なるバトル漫画ではないことがよかったです。
魔界トーナメント戦があまりにもあっさり終わったのがちょっぴり残念です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-20 13:36:34] [修正:2010-09-20 13:36:34] [このレビューのURL]
7点 人造人間キカイダー
左右非対称ないびつなデザインのロボット。
特撮番組の原作ではあるが、漫画は「ピノキオ」をモチーフに作られており、ストーリーは別物だと考えた方がいい。
「キカイダー」、特撮続編の主人公「キカイダー01」、映像化されなかった「キカイダー00」の3人が出演し、あくまでもキカイダーが主役である。
ラストがヒーロー特撮物ではありえない終わり方をしながら「ピノキオ」らしい結末を迎えているのが印象的だった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-20 10:51:27] [修正:2010-09-20 10:51:27] [このレビューのURL]
3点 最終兵器彼女
なんだかセカイ系という言葉でレッテル貼りをして、思考停止してしまっている気がするのだが、そういった表現は手塚治虫も火の鳥などで描いてきた事ではないだろうか。
となると、高橋しんの描く人物像や描写に感情移入できるか、魅力を感じるか、という部分で評価が分かれると思う。
自分にはこれが男女の恋愛の姿というよりは、むしろピグマリオン・コンプレックス(人形偏愛)の一種のように思える。リアルドールに衣装を着せ、一緒に食事を摂ったり、団欒する妄想の世界で生活をしている人達が世の中にはいる。あぁ、別に抱き枕やエア彼女といった存在でも良いかもしれない。
そういった物に対する一方的なパラノイアを美化させただけではないだろうか。
チセを気持ち悪いと感じるのはそういう人形みたいな存在だからだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-19 13:15:31] [修正:2010-09-19 19:52:54] [このレビューのURL]
8点 裁判員の女神
話自体はベタな展開かもしれないが、画も見やすく、何より裁判員制度に関して非常にわかりやすく説明されている。
読み応えはあるのでもう少し続けて欲しかったが、5巻で終了は残念。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-19 08:52:32] [修正:2010-09-19 08:52:32] [このレビューのURL]
6点 BLEACH
バトル漫画 ストーリーは行き当たりばったり だがキャラクターは個性的だし一枚絵のカッコよさ リリックなどのおしゃれさはずば抜けている 大ゴマばかりなので買うよりは漫喫で読むべき
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-15 22:12:00] [修正:2010-09-18 21:12:47] [このレビューのURL]
7点 重機人間ユンボル
シャーマンキングの蜜柑から構想2年
武井先生の新作は読者の予想ではなく、視線の斜め上を行ってたように思う(自分は大好きだったけど)。
まず、工事という泥臭い基盤がとっつきにくい。最初のカラーページにドカタのオッサン沢山ってのは読者層の少年にとっては憧れもしないし親近感も沸かないだろう。ってか実際沸かなかった。
ストーリーや世界観も独特ではあったが、技も同じで一目見て「カッコイイ」と思えない雰囲気だったのもマイナスだったと思う。
そして戦闘シーンが若干見にくい。腕がショベルやドリルになってる図に慣れないせいかもしれないが、アクションシーンが見にくいのは少年漫画としては致命的だと思う。
でも相変わらずロボはかっこいいし、武井先生独特なノリも健在。
なによりたった10話で打ち切られたのに、しっかりと熱くなれて、読後感良いが凄い(当時はプリンセスゲンバーとかやるのかと本気でビビってました)。
現在UJでパラレルワールドの連載が行われている事から分かる様に、この作品は読者層を間違えた作品でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-20 01:23:44] [修正:2010-09-17 23:41:27] [このレビューのURL]
8点 のりりん
一介のロードバイク乗りがレビューします。
何故人は自転車に乗るのか?特に何故高い金をかけてロードバイクなんてヤクザな乗り物に乗るのか?答えはそれに乗る事でしか得られない類いの快感が有るからです。これは誰かに説明するのがものすごく難しい。その言語化、可視化が出来る人は漫画のレベルと自転車のレベル(単に速いと言う事ではなく、自転車に対する姿勢や考え方そのもの)がもの凄く高い次元でリンクしているということだと思うんです。
のりりんは、まぎれも無くその域に居る作者が「自転車って楽しいかもよ?」と全力でつぶやいている漫画だと思います。決して叫んでは居ないんです。あくまで鬼頭節で淡々と進んでいきます。
主人公がロードに乗った事が無い、というは最近の自転車漫画ほぼ全てに共通する初期設定だと思います。ほとんどの読者がロードに対して未知という現状を鑑みた結果なのでしょうが、その中でも「自転車の楽しさが伝わる」という点では白眉の出来だと思います。これからもきっとこのテンションで続いていってくれる事でしょう。期待を込めて8点で。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-17 12:58:57] [修正:2010-09-17 12:59:37] [このレビューのURL]
7点 赤ずきんチャチャ
序盤は文句なしに面白い。
魔法や童話(人魚姫、三匹の子ぶた等)をパロディにしたコメディだが、しかしここまでよくできたギャグ漫画を探すのは難しいだろう。
だが書き溜めていたネタストックが切れたかのごとく中盤から失速し強引なギャグが増える。
世界観も現実とファンタジーの融合を意識したのか、魅力的とは言いがたい。
(魔法のない世界で魔法使いがいる話なら別だが、魔法が普遍的にある国なのに現代日本のような街並みって・・・)
鬼ごっこ編までは10点をつけたいぐらい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-16 01:22:14] [修正:2010-09-16 01:22:14] [このレビューのURL]
7点 おとなの1ページ心理学
タイトルにある心理学はたぶんどっかに忘れてきていると思います。心理学クイズがたまにありますが、絵的にクイズの名を借りたギャグです。下品にならない程度の下ネタを含め単発ギャグの応酬ですので、4コマじゃないですけど4コマギャグとか好きな人にはすすめられるかと思います。
個人的にはコント仕立てな見合い(なぜか女医の横に親じゃなくて同僚がいる)でドSの女医がサドの話で意気投合?する話と、オチで警察に取り調べを受ける系の話が特にウケました。
原作は精神科医だそうですが、医者とは思えぬキレた笑いというか、医者だからこそギャグの狂気と正気の境目の寸止め加減が絶妙というか、まぁ、とにかく面白いです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-16 00:13:38] [修正:2010-09-16 00:13:38] [このレビューのURL]
8点 ワースト
先日、「学園黙示録 High School of the dead」を観て、このマンガの事を思い出した。
ある日特殊な雨が振り続け、雨にうたれた人間は人類とは異種の生命体ワーストマンとなり、周りの家族などの人間を襲う。
襲われた者もまたワーストマンとなり増殖し、また環境に適応して進化し、水生となったり羽が生えて飛行可能になったりして侵略していく。
幸い難を逃れた人達が集まり、主人公であるリーダーも次々世代交代しながら地球での生存をかけて戦っていくという話。
敵の設定は若干違えど、シチュエーションはそのまんまロメロのゾンビ映画。ちなみに「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の公開が1968年。
小室孝太郎氏は手塚治虫の弟子だったという事で絵柄もよく似ていたが、話の展開もいろいろ人間模様を盛り込んであり面白かった。
こういった漫画があったせいか、学園黙示録がゾンビ物と言っても、兵器のリアリティやお色気だけでは物足りなくなってしまう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-09-15 20:41:51] [修正:2010-09-15 20:41:51] [このレビューのURL]