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めぞんに限らず、この作者の作品は中だるみの激しさでかなり損をしている気がします。
売れっ子ゆえに、掲載誌の都合で毎作品引き伸ばしを望まれるのでしょうが、作者本来の構成力で纏められていたらこの漫画、もっとおもしろかっただろうなあ…と感じることが多々あります。

魅力的な設定で始まるのに、中間は煮え切らない奴揃い踏み、同じエピソードの繰り返しになるのが本当に残念。
青年誌での連載作品なので、人は簡単には変われない。グダグダしてるのが人生だ…とでも読み解くべきかとも思ったけれど、やっぱりだれるものはだれる。
特に管理人さんの魅力、中間部分で3割はダウンしてるんじゃね?と思うのは私だけでしょうか。

辛いことばかり書いてしまいましたが、ラストの上手さはさすがだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-06 06:24:22] [修正:2010-09-06 06:24:22] [このレビューのURL]

登場人物にまともな人が一人も出てきません。
変態の巣窟です。
しかし,変態であるがゆえに惹かれてしまうものがあります。
超人的な虎眼流・・・
これを読めば明日からあなたも人差し指と中指で物を挟んでつかむように
なることでしょう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-05 02:07:49] [修正:2010-09-05 02:07:49] [このレビューのURL]

'04年に、
図書室で取り扱っていたので読んだのが最初。
映画になる一年前です。

この漫画は、少女漫画というよりは女性漫画でしょうね。
矢沢さんも、
りぼんは少女誌で、恋愛の「いい部分」を書こうと意識していたが、Cookieは女性誌なので、それなりに恋愛を経験している人も多いだろうから、恋愛の「汚い部分」を描いた、というようなことを言っていた記憶があります。

周囲の経験談からすると、
付き合う異性をころころと変えてしまう人って身近にいたので、
別に奈々(ハチ)を強く非難する気はあまりないです。
「そ?いうひといるよね?」という感じで^^;

ただ、ブレイクしてから近年、
Cookie(集英社?)側の「どうにかして延ばしたい」という思惑も見え隠れしそうな引き伸ばしは、賛同しかねるところはありますね。
少し進んではそこで止まって延々と話が続き、また少し進んではそこで止まって延々と……という流れは、読者視点からすると非常に読みづらく感じるし、
下手すれば読者(ファン)離れをも引き起こすのでは?とは思います。

終わりが見えない漫画ではありますが、
矢沢さんが休止せざるを得なかったのが残念ではあります。

漫画が再開して、
どう決着をつけていくのか楽しみではあるけど、しばらく終わらないだろうな…^^ゞ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-03 22:21:13] [修正:2010-09-03 22:21:13] [このレビューのURL]

日常の中の戦争と戦争の中の日常を色濃く描いてる作品だと思います。

近未来の架空の島で起こった戦争を、ほぼ全編にわたり登場するフリーカメラマン犬塚と様々なキャラの視点で描いた短編集で、とにかく読みやすい。そのなかでも、凄惨な展開の後のちょっとホッとするラストの「楽園の果実」と、そのまったく逆の「Unlucky Day」は個人的に引き付けられました。また、出てくる兵器の数々が決してスーパーロボではなく、使い捨てに近い兵器の一つにすぎないことも「らしさ」のいい味付けになっていると思います。

ただ一部を除き私には感情移入できるキャラがほとんど出てきません。戦争の日常がリアルに描かれているのでしょうが、なんとなく想像はできても日常の中の戦争を自分の中で理解・咀嚼できてないことと、また登場人物の多くが個性が強すぎ、こういった設定の状況ではそうならざるを得ないとしてもエゴイスティックな人物だと感じさせるからかもしれません。特に第一話の「戦場の透明人間」ではそれを強く感じました。
ここが自分としては面白いマンガだと思うのに、何か違和感を感じる部分なのかもしれません。

凄惨なシーンときわどい性描写はかなり読者を選ぶと思いますが、ある程度の大人の自制心を持つ方が見れば面白い作品だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-02 23:28:38] [修正:2010-09-03 21:43:14] [このレビューのURL]

10点 まんが道

志を同じくする2人が出逢い、切磋琢磨し合い、
人との関わりに助けられながら漫画家になっていく過程。
その全てが不思議なまでに運命的で面白い。

満賀と才野の血の滲む様な努力に、「本気」の凄さを思い知らされる。
好きで描いていた頃とは明らかに違う、締め切りに追われるプロの厳しさ。
裏には想像を絶する努力があったということに驚かされる。

生半可な覚悟では到底歩めない『まんが道』を、
2人で支え合って進む様が微笑ましい。

よほど仲が良くなければ、出来ない芸当である筈の合作。
それを自然に継続していく姿は、羨ましくなる程に清々しい。

2人で1人となって漫画に人生を捧げた、正に不屈の『まんが道』。
その生き様には学ぶものが多々ある。

そして忘れることが出来ないのが、手塚治虫の存在。
独り雲の上を突き進んでいた神様。
多くの漫画少年たちに夢を与え、今日の礎を築いたその偉大さが、改めて身に沁みる。
彼の功績なしに漫画は語れない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-01 19:17:34] [修正:2010-09-03 17:40:23] [このレビューのURL]

・初めて読んだ後の感想→「良く分からんが、パワーを感じる漫画だな…」
・設定集やweb上のまとめページを傍らに読んだ2度目→
 「うぉー、設定細けー、登場人物多すぎー、でも面白ぇー」
・さらに整理して読んだ3度目以降→「深ぇー」

初回はまるで塩野七生の文芸大作、『ローマ人の物語』を
古代ローマ史の予備知識無しに読んでいるようなもの。
「ハンニバル、カモーン」「カエサル、カモーン」「トライアヌス、カモーン」な、
展開を予測してワクワクするためのバックボーンがないままに、
歴史小説とか叙事詩を読むのに似ている。有る意味無謀な漫画である(笑)。

なので、2回目以降は巻末の年表などを学習しながら読み進めることになる。
しかし、年表の設定期間は56億7千万年。
その上、出来事はすべて作者の作り出した架空のモノ。無茶な漫画である(笑)。
以後はその世界を読み解いていくのだが、
設定が細かく、今のところ大きな破綻がないので、どんどん引き込まれていく…。
そうなればしめたもの(?)。幸か不幸か作品に嵌まれたとを喜ぶべきだ。

絵に癖があり、すらすらと頁をめくってあっという間に読み終えるような作品ではない。
個人的には出来るだけ多くの人にオススメしたいが、
受け付けない人がいるのも納得できる。少なくとも定食屋で暇つぶしにとか、
疲れた心をリフレッシュしてくれるようなことは期待出来ない。
他の方も書かれているが、これは漫画とは別のものなのかもしれないし…。

休載しっぱなしで(再開の予定はあるようだが)、
完結の見込みがあるのか微妙なので、今のところ8点。
完結したら10点もあり得る作品だと思います。

[追記(蛇足)]
備考のところに挙がっているお二人の作品も読んでいることに気がつき、
レビューとは無関係に少し鬱になりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-01 17:52:26] [修正:2010-09-01 18:10:41] [このレビューのURL]

世間的な評価は高いですが個人的にはあまり好きではない作品。

確かにバトルマンガの基礎を作り上げた作品として名作だとは思うし、何も考えずに読めば面白いとも思う。

だけれども、死んだ人間がポンポン生き返れるこの漫画の世界がどうしても好きになれない。人が死んでも生き返らせればいいと思ってる世界でどう感動すればいいのかがわからない。

それでも世の中に浸透しているのはやはり漫画界での革命的な作品だったからであり、一度は読んでみる作品であろう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-31 17:18:25] [修正:2010-08-31 17:24:45] [このレビューのURL]

競艇に関する記述がしっかりしています。これだけでも競艇漫画として高ポイントをさしあげたい。
そしてストーリーも高得点。
恋愛パート等日常部分が本分の競艇にも干渉し、とってつけたように描いていないというのがその理由。
ラストは首を傾げるものがあるので減点1。

同じ競艇漫画である「競艇少女」の場合はレース中に会話するシーンが主で非常にわかりやすくその代償としてリアリティーがないのに比べ、本作品の場合はレース中の描写とレース後の述懐で成り立っていてリアリティーがあり純粋に楽しめる。
どちらが良いかはお好みで。


余談だけど最近はペラの規定が変わったので作中のような技は使えなくなってしまった。漫画的には残念。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-28 16:55:09] [修正:2010-08-28 16:55:09] [このレビューのURL]

少年誌の漫画だけど大人でもハマってしまう漫画。

これだけのレビューが書かれていれば今更語ることはありません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-10-29 20:16:48] [修正:2010-08-26 14:44:05] [このレビューのURL]

「仲間はかけがえのないもの」「夢をあきらめないことが大切」という青臭いことをくどいほど描いているくせに、安易に人を殺しすぎる。

秋の死に方は、あの描写では自殺したことになってしまうし、秋の妹は、大きなトラウマを持つことになってしまうのに、作者がそのことにまったく気付いていないように感じられる。

トモロウと佐野が大学で一緒にロケットを作っていた関係だとすると、佐野の獅子号の設計案に対して、本人に直接言わないのはトモロウの人物設定からして不自然であり、佐野がトモロウを避けるのはともかく、トモロウがまったく口も訊かないのはおかしい。佐野が今日子のことを好きだったとしても、これほどまでに人間関係が壊れるのは、よほど泥沼の三角関係で無ければあり得ないが、佐野とトモロウの人物設定ではそうはならないはず。

トモロウが退職金も遺族補償金も受け取らずに、アスミをほったらかして、肉体労働で借金を返済したのは、親としての責任よりも、自己満足を優先したことになってしまう。

叙情的な作品とされているが、実際には深い部分の心理描写ができておらず、作者の精神的な未成熟さが作品に現れてしまっている。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-08-25 15:25:09] [修正:2010-08-25 15:25:09] [このレビューのURL]

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