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8点 サンクチュアリ
熱くそして真剣に考えさせられる秀逸マンガ。
ジャンルとしては政治&ヤクザ。その世界を奥深くエグっている。
絶対に読んで後悔はしないと思うが、ヒューマンドラマが嫌いな人や
暴力的描写が苦手な方、重く熱いテーマが嫌いな方には合わないです。
作者の池上遼一は私は大好きだが、本サイトではあまり人気がないのか
レビューが非常に少ないのが残念。
秀作揃いの作家なのでこの作品はもちろん、他の池上作品も是非とも
読んでもらいたいと思っております。
お奨めです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-18 12:49:30] [修正:2010-05-18 12:49:30] [このレビューのURL]
9点 いばらの王
凄い作品です。
最初から最後まで目が離せない展開で、読んでいてだれた部分は全くありませんでした。
だんだん謎が少しずつ解けていき、そしてあの最後の展開、鳥肌たちました。
生き残った人達の考えや思いが様々で、人間の悪い部分や良い部分がかいま見えてきて、もし自分があの場面にいたらどうなっていただろう?と考えさせられた。
絵もとても良く緊迫感が伝わってきた。
何度も読み返せるおもしろさ。
作者も言っている通りB級ハリウッド映画のような展開なので、B級映画好きにはオススメです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-13 12:49:57] [修正:2010-05-13 12:49:57] [このレビューのURL]
6点 嘘喰い
序盤の方と比べて今の方はバトルが目立ってきてます。
ギャンブル漫画じゃねぇのかよ、
という声を良く聞くのでよっぽどなんだなと思います。
序盤は本当に生死をかけた戦いがあったので
セリフ一つ一つにも面白味はありましたね。
仕掛けや頭脳戦も精巧で驚嘆しました。
今は立会人の戦闘力の誇示が顕著に出ています。
ギャンブルで負けた者への粛清及び暴力に対し
やたらと作者はこだわっている気がします。
命をかけるギャンブルとなると必然的に暴力が繋がるんですけど
その暴力の質を細分化されるとこのジャンルにしては
逸脱しているように思います。
あと今の方の頭脳戦は理解の範疇をおおいに超えてます。
想像できないですしなんだこれ、と良く分からない・・・。
セリフとキャラクター性は秀逸なのでこの点数です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-11 20:16:21] [修正:2010-05-11 20:16:21] [このレビューのURL]
9点 ブラック・ジャック
巨匠・手塚作品の中でも火の鳥、陽だまりの樹と並ぶ面白さ。
子供のころ夢中になり、おっさんとなった今読んでも面白いと感じる。
こういった作品を名作と呼ぶのだと思う。
基本1話完結ながら、ブラックジャックの出生秘話や、膨大な報酬を何に
使うのか?、といった疑問ソースが入れてあり、全巻通しても骨太感がある。
キャラクタの創世も見事。
生と死の倫理観をキッチリと取り上げ、安楽死を請け負うキリコという
キャラを登場させたり、何と言っても名コンビ?ピノコの登場のさせ方
なんて、誰があのようなストーリーを作り出すことが出来るのか!
さすがはマンガの神様と称される手塚治虫氏渾身の作品である。
いくら年月が経とうとも色あせることのない名作であると感じます。
文庫版でも買って子供にも読ませよう、という気持ちになりました。(笑)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-11 12:56:08] [修正:2010-05-11 13:14:14] [このレビューのURL]
7点 ゆるゆる
中身のある作品を求めてる方は読まない方が良いです。
どっちかというと漫画を絵で楽しめる方にはお薦めします。
女の子3人によるタイトル通り「ゆるゆる」な日常・・・ってこういう感じのあらすじ何回目だ!?w
まぁ、あらすじで大体の作品の傾向を察してくださいw
この作品はオールカラーです。もともとイラストに定評のあった作者さんなので、カラーの塗り方も綺麗でかつ独特な雰囲気が出ています。
大笑いできるほど破壊力はないと思いますが、「アルパカの奇跡」は笑いました。
自分は結構絵柄でより好みするタイプなので甘めに7点で。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-10 23:37:07] [修正:2010-05-10 23:37:07] [このレビューのURL]
8点 ろくでなしBLUES
全巻持っています。
友情あり、喧嘩あり、笑いあり、恋愛あり、の作品です。
喧嘩ってしたくてする人は本当は少なく、実際はしょうがなくやるものだと思います。そこを上手く描いた作品で、良くある喧嘩物とは別格です。
今は無き番長を見た感じで、文句なしの名作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-10 14:04:25] [修正:2010-05-10 18:13:19] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
全巻持っています。
戦い、友情、愛情、人の優しさ、人間の愚かさが上手く表現された作品です。
何気なく読み始ましたが、どんどん引き込まれていきました。
なぜ、この種は生まれたのか?自分の存在理由は何なのか?と疑問に思った獣の思考を探る旅に出たくなります。
とんでもない傑作を見てしまったと感じる作品でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-09 02:38:31] [修正:2010-05-10 14:53:01] [このレビューのURL]
死後一定時間内に取り出した無傷の脳をスキャナにかけると、
生前に見た過去数年分のすべての眼の記憶をスクリーンに再現できる。
その技術を凶悪犯罪の捜査に駆使し、事件を解決していく、というオムニバス形式のサスペンス。
簡単に書くとそういうことですが、本当に恐ろしい話です。プライバシーも何もあったもんじゃないです。
自分が普段どのような生活をしているのか、どういうものを眼で追っていったのか、
誰のことを見続けたのか、何を見てしまったのか…。
人間の頭の中を直接覗く行為。
秘密。どんなに隠しても逃れられない、秘密。
再現される映像は客観的な事実ではなく、あくまで主観的な眼の記憶。
自分というフィルターを通したあとで脳に焼き付けられたものが映ります。
麻薬中毒なら実際に幻覚が見えてしまうし、Aさんのことが好きなら実際よりも可愛く(格好良く)見え、
Bさんに対して強い強迫観念を抱いていれば、疑心暗鬼から周りの人がすべてBさんに見えてしまう。
そしてその映像には一切の音が無い。眼の記憶ですから。
その他諸々の技術的・倫理的・政治的制約もあり、いろいろと考えさせられてしまう深さを持ち合わせた
本当に上手い設定だと思います。
主に猟奇的な殺人事件を扱うこの作品。
連続殺人犯の頭の中も覗くわけで、その狂った世界に捜査員の精神が影響を受けない訳がない。
いま自分が見ているものは、他の人にも見えているのだろうか…。
いま頭の中にある記憶は、本当に自分自身の記憶なのだろうか…。
彼らは闇の世界、狂気の世界に引きずり込まれそうになりながらもなんとか正気を保ち、
事件解決のために奔走します。
主人公たちのそういうせめぎ合いもこの作品の見所の一つです。
ベテラン作家による綺麗でスマートな絵柄のため、決して見苦しくはないのですが
かなりエグい、グロい、重い作品です。
人体解剖なんて普通に出てきますし、大量虐殺のシーンとか、自分が惨殺されるシーンとか、
手を抜かずにしっかり描き込んであります。
「羊たちの沈黙」や「セブン」(っていう昔の映画です)なんかが苦手な人にはお薦めできないかも。
物語が単なるハッピーエンドで終わらず、時に残酷で、もどかしく、やるせなく。
それでも、息を呑むほどにとにかく面白い。良作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-09 22:38:37] [修正:2010-05-09 22:41:04] [このレビューのURL]
10点 ARIA
アクアでもレビューしたが、風景を描くのがものすごい上手い。灯里が小さな幸せを見つける度読み手は、非常に癒される。
こういう漫画は現代に必須でしょう。
追記
やっぱ10点に変更します。何回読んでも鳥肌たちまくりなんで。
それともうラストは感動の嵐ですわ!散歩が異常にしたくなってきまっせ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-30 07:52:28] [修正:2010-05-09 15:08:06] [このレビューのURL]
8点 BECK
自分は音楽に全然興味がありません。
ですがこの漫画はとても楽しめました。
人に何かを「伝える」というのは音楽だけじゃなく他の色々なことでも
とても難しい。
BECKも最初はなかなか自分達の思いが伝わらなかったが
BECKのメンバー一人一人が思いを伝えようと頑張り色々な妨害に遭いながら一歩一歩前に進んでいき最後のライブでは観客一人一人にBECKの
思いが伝わったのは見ていて感動しました。
34巻と巻数は長いですが文字数が少なく一気読みできて途中だれることも
ありますが最後はハッピーエンドで終わっていて読後感はとても清々しく
名作だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-08 16:27:33] [修正:2010-05-08 16:27:33] [このレビューのURL]