「」さんのページ
6点 サイコメトラーEIJI
後半の失速感から全体としてはこの位の点数ですが、スナイパー編に限っては10点をあげても良いくらい
「法が裁けないなら俺が裁くとか、そんな上等なことを言うつもりはない。俺は憎いのだよ・・・たった一人の孫娘を奪ったあのガキどもが・・!だから復讐する、それだけだ」
漫画史上に残る名セリフだと思います
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-06-01 20:29:59] [修正:2010-06-01 20:29:59] [このレビューのURL]
8点 ソラニン
現代を生きる若者へ捧げる、浅尾いにおの青春狂想曲!
深みはないけど、読みやすさがある!
熱くはないけど、がんばろうって思える!
シンクロ率が高ければ高いほど、心に染みるし面白いと思える作品です。
王様のブランチの特集で興味を持ちました。
種田のモデルはいにおさん自身なんですね。あまりにそっくりでビックリ!
芽衣子の部屋も職場にクリソツ。。ちゃんとギターもあって、インタビューでは「昔の自分をそのまま漫画にした」とのこと。
納得のリアリティ♪
もの凄くきれいな背景は、実際の場所や風景を写真にとってコンピューター処理してできるもの。もちろんあくまでベースの話なんで、作者の画力が決め手ではありますが、内容的にも技術的にも「現代の」漫画なんですね。
ちなみに、どことなく背景とかがサイカノやキミのカケラに似てるのは、高橋しん先生のアシスタントだったから。(気になったのは俺だけ?)
モラトリアムの時期の恋愛を描いた今作、とにかく登場人物たちの考え方が今時っぽい。
淡々としてるのに、どこか重い。
そして浅野さんらしい残酷な展開。
でもそこから物語が加速して、漠然とした今に終止符を打つべく、みんなで音楽へ向かっていく。
そしてライブのシーン…
熱くは、ない。所詮素人。でも、すごく心に響いて、目頭が熱くなる。
何も解決はしてないのに、進歩もしてないのに、何か一歩を踏み出せたという感触。たぶんその感触を掴んだ人の方が、きっとその先の人生も楽しく過ごせるのだろうな。
説教臭くはないけど、作者の考え方や感性が前面に出まくっているので、合わない人には合わないのかも。そして自己完結的な思考ばかり描かれているので、決して深くはない。
だからこそ読みやすい。ここ重要っす
画力の高さは言わずもがな、表現力もすごいです。
基本は会話や心内語ばかりなのに、ライブシーンでは全く言葉を使わないで魅せる。
色々言わせていただきましたが、この漫画のポイントは、「作者の感性に共感できるか」だと思います。だからレビュー見て買うか決めるのは、あまり参考にならないと思いますよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-31 01:48:04] [修正:2010-05-31 01:48:04] [このレビューのURL]
7点 マギ
魔法を操る不思議な少年アラジンの世界冒険譚。
前作「すももも?」でヤングガンガンの看板はっていた作者が
少年漫画に挑戦するためにサンデーに移籍した意欲作。
持ち味である卓越した画力が魅力的。
前作同様女性キャラがかわいいですし、
キャラの喜怒哀楽が上手く表現されています。
作品が、冒険を通じた心のふれあいと成長をメインにしているので
この表情の豊かさが非常に効果的に働いています。
イケメン男性陣も数多く登場する点やギャグの傾向から女性にも受け入れやすい作風。
ちょっと油断すると重い展開になりがちなので
連載開始時のように明るく楽しい雰囲気で続けて欲しいものです。
現在のサンデー連載の中でも特に一押しの作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-25 23:38:46] [修正:2010-05-30 02:08:59] [このレビューのURL]
7点 BAMBOO BLADE
剣道(部)を題材とした部活青春マンガって感じでしょうか。
剣道の試合内容自体がメインではなく、剣道を通してのキャラクター達の成長がメイン。
キャラが非常に立っていて、
テンポがよいのでギャグが笑えます。
既に挙がっていますがシリアスな場面でもギャグを持って来るので一度完全シリアスな展開を読んでみたいです。
とはいえ、ギャグとシリアスが混ざってうまくバランスのとれているこの作品独特の雰囲気は(自分が今まで読んだ作品の中で)珍しいものなのでこれはこれで好きです。
5巻でやっとメインキャラが揃った感じです。
大会も始まり、今後の展開が楽しみです。
と思ったら5巻すぎたあたりからちょっと微妙な感じに・・
外伝が最後に収録されるようになって本編の進みが遅くなって感じるせいかもしれません。
※久しぶりに追記。
13巻が凄すぎる!
榊ウラ登場の7巻から溜めに溜めたものがぶちまけられてます。
「惑星のさみだれ」でいうなら6巻にあたる位良い出来だと思います。
大確変をおこしてます。びっくり。
1-6巻 7
7-9巻 6
10-12巻 5
ていう感じで徐々に「この作品はどこへ向かってしまうのか」と思っていた程だったんですが…12巻ラストから期待はしてましたけど予想以上。
1巻まるまるガチ剣道、ギャグなし。
あれほど「宿命のライバル」みたいな描き方をしておいて、この結末を誰が予想できたでしょうか。
点数自体は平均をとって変えませんが、土塚先生・五十嵐先生やってくれたなぁって感じです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-07-17 01:45:57] [修正:2010-05-29 21:56:05] [このレビューのURL]
9点 勇午
ゴルゴ13とかゼロとかが好きな人は気にいるんじゃないでしょうか?これは交渉人のお話です。交渉人にも色々いると思いますが、勇午も漫画らしくありえないぐらい危険で困難な交渉ばかりです。
本作も人間離れした主人公が、人間離れした活躍を見せてくれます。私はいつも感動しきりでした。
恒例?の拷問なんですが、パキスタン編以外は別に必ず拷問されんでもいいような気もします。そこも読者を引き込ませるいい所っちゃあいい所だとも思いますけど。あと日本編に入ってからはマジメにやっているんだけど少し笑える所があると思うのは私の気のせいでしょうか?
これも現実を忘れさせてくれる漫画らしい漫画だったなあと今では有難く思っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-29 04:13:07] [修正:2010-05-29 14:29:29] [このレビューのURL]
10点 CLAYMORE
もうね、なんだこれはと。とんでもねぇなと。
やっぱGANTZと同じで誰死ぬかわからんちんな緊迫感俺大好物っすわ。
GANTZ様が生き返り機能とかつけて先にお逝きになられたので、僕はこっちに期待しています。
あ、これから読もうとしてる奴に言っておくけど
1、2巻で読むの止めんなよ、つーか止めないで下さい
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-01-24 23:42:29] [修正:2010-05-28 20:37:13] [このレビューのURL]
9点 MASTERキートン
ほんとにこれ浦澤が書いたのか?
まあ浦澤一人で書いたんじゃないみたいだけど?
なんか綺麗すぎないか?しっかりしすぎじゃないか?
浦澤くん大丈夫?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-03-04 16:36:19] [修正:2010-05-28 20:36:45] [このレビューのURL]
7点 20世紀少年
一応、21世紀少年が一連の物語としてのゴールなんですが、こちらに書く方が分かりやすいので、こちらに全体のレビューを書こうかと思います。
1 「ともだち」について
あんまり書くとネタバレになってしまうので、突っ込んだ表現はできませんが、この物語のオチについて、一言で言ってしまうと、「いじわる問題」。解答者に与えられる情報と、解答者が導き出す答の間に大きな不均衡が生じているため、解答者が不利な立場を強いられる問題が、この物語の結末にはあると思います。
では今回のこの作品で、読者は何が不利だったのかと言えば、それは“彼”の正体を知ってから改めて彼の足跡を辿った時に、あまりにも読者の想像に委ねられる部分が多い事にあると私は考えます。最初の“彼”の時にはまだ伏線という足跡があった。しかし次の“彼”の時には伏線というには、あまりにも霞のような朧気な記憶しか、その手がかりがない。
正直私は、次の“彼”は、あまりにも無理矢理な印象を受けました。「読者に予想させない人物」を考えすぎた結果、あまりにも突拍子も無い人物を選んでしまった。そう思えてならないのです。もし“彼”が “ともだち”として選ばれたのなら読者に説明しなければならない過程が山ほどある。しかし、それを置き去りにして「はい。“ともだち”は“彼”でした。」だけではやはり不完全だと言われても仕方ないと思います。
2 ストーリーについて
回りくどくて、まどろっこしくて、思わせぶりな事この上ないストーリー。引き付ける演出と言ってしまえばそれまでですが、正直自分の好みではなかったです。
終盤、読みながら思っていたのが「この話、元々はどの位の長さだったのだろう?」という事でした。
結論から言えば、“ともだち暦3年”は、当初の構想には無かった話なのではないか?という事です。本来なら、その3年前に“ともだち”の正体が暴かれ、ケンジやかつての仲間達は無事に再会を果たし、物語は大団円を迎えた。そういう話だったのではないか。そんな事を考えていました。
何と言うか、子供の遊びに振り回されたような読後感でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-09-02 20:35:24] [修正:2010-05-27 20:32:34] [このレビューのURL]
7点 PSYREN-サイレン-
多くのマンガを読む中でちょくちょく出会うのがスロースターターの作品である。
出だしから中々盛り上がらない。物語が波に乗れてないというか。
しかしそれは逆に「後からぐんぐん面白くなったけどねっ!」という事も言いたい訳である。
つまりそれが「サイレン」なのである。
私的にエンジンのかかりが遅かった作品を挙げるならば「弱虫ペダル」「クレイモア」がそんな感じであった。
しかしそれでも2巻程読めばのめり込ませてくれた。
なのにこ奴は・・・この「サイレン」4巻ぐらいまで微妙だ。
完全に失敗していると思われるメガネっ子ヒロインとか色々言いたい事はあるが最大のネックはタイムスリップの設定を生かしきれずただのバトル物と化しちゃっていた事だ。4巻までは。
5巻以降はもう自信を持って「良い!」と言えるのだがそれにしても下積みが長すぎた。
多分最初から読んでいる人で見切りをつけた人もいるかもしれない。
でもそんな人こそ読み直して欲しい。「サイレン」はこんなに立派に成長しましたよ、と。
現在では子供キャラが成長して魅力も増大、タイムスリップ設定もバトルも生き生きと動き出している。
ジャンプ3強と比較しても遜色ない、と思わせるほど盛り上がっているのです。パチパチパチ。
ちなみに難産だった1巻から4巻までを私が読み堪えられたのはあるマンガサイトのお薦め記事による。(残念ながら今回はここマンガレビューではない)
そのサイトのおかげで楽しみをこぼれ落とすことなくおいしくいただく事ができている。
そして私もこのレビューで誰かの胸のサイレンをかきならす事ができるかどうか。
この大器晩成、遅咲きの花を一度愛でていただきたい。
そんな事を思いつつジャンプ本誌を見たならば掲載順が最後・・・。
このクオリティでドベ争いとか、ジャンプって厳しいのう。
ヤバいのかな、面白くなってきているのに。まさか打ち切りってことは・・・。
しかし所詮実力の世界、それも良かろう。
崖っぷちから這い上がってこそ真の実力者なのだから。
どんな結果になろうとも私は最後まで読み続けるつもりだ。
「サイレン」
いろんな意味でドキドキする作品だぜ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-26 01:07:57] [修正:2010-05-26 01:37:25] [このレビューのURL]
9点 昴
これはもう芸術作品なんじゃないかと思える程の作品
今作も曽田さんの熱さ全開ですが、実際に踊るシーンは読んでるこっち側までも息を飲む位の迫力
バレエという日本ではマイナーなテーマながら、自分のバレエへの価値観を見事に変えてくれました
お見事!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-26 00:25:27] [修正:2010-05-26 01:00:01] [このレビューのURL]