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10点 ぱにぽに
ぱにぽには今までに読んできたことのない類の作品でした。
日常系でほのぼのとした作風なのかと思いきや、突然シュールなネタが飛び込んできたり、カオスな展開があったりと読者を飽きさせません。
そして特筆すべきは登場人物の魅力です。非常に多くの登場人物が出てくるにも関わらずどのキャラクターも個性が強く、影が薄くて埋もれてしまうようなキャラがいないと思えるところがすごいところです。
また登場人物間の人間関係や小ネタ、伏線などの張りかたが非常に丁寧で二度目に読んで気づかされることも多々あります。
力を抜いて何度も読める良作です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-04 21:55:08] [修正:2010-05-04 21:55:08] [このレビューのURL]
8点 新世紀エヴァンゲリオン
(最新12巻読了、漫画版の感想が主ですが、少し映像版も混ざっています)
レイにアスカ、ミサトにリツコといった魅力的な女性キャラの誰よりも、物語の鍵を握るゲンドウが固執し、主人公シンジが愛されたのは、母:ユイだった。
息子らしい扱いをしてもらえず、避けながらも、父に認められたいという思いももつシンジ。
光を与えてくれたユイを溺愛するがあまり、ユイの愛情を一身に受けたシンジを妬むゲンドウ。
それでもEVAと化したユイが(パイロットとして)選び、守ったのは、シンジだった…
このいびつな親子関係が自分にとって衝撃的で魅力的だったのが、エヴァンゲリオンだ。
この作品のそこかしこに出てくる愛の形。愛に満ち溢れた作品ともいえるかもしれないが、その愛は総じて歪んでいる。そして何より、報われないのだ。
アスカの「認められたい」という気持ちは、狂った母親から娘として見てもらえなかった過去から生まれたもの。加持を愛するも叶わず、(母親の化身である)EVA弐号機とのシンクロ率が下がり、更に使徒の精神攻撃で廃人と化す。それでも立ち直りA.T.フィールドが母親の愛の形であると悟るも、ロンギヌスの槍に貫かれて果てる。それは彼女が受けた母親からの愛の脆弱さを物語っているのかもしれない。アスカほど愛に飢えたキャラクターはいない。
レイはユイの代わりに作られたもの。シンジと距離を近づけるたび、戦いの中で死に「次のレイ」に代わってしまう。ゲンドウからの愛も、レイに対してではなくユイに対するもの。
ミサトはセカンドインパクトを通じて初めて父からの愛に気付く。その後の加持との愛が父を映していると思い別れるも、次第にヨリを戻しかけていく。しかし加持は死に、自身もシンジを庇って死ぬ。ミサトさえも、愛を実現することはできなかった。
リツコは母子そろってゲンドウにふりまわされる。利用されていると知りつつも、ゲンドウへの愛から凌辱さえ甘んじて受けるほど。「女としての自分はいらない」、「女としては母を憎んでいる」という言葉とは裏腹に、ゲンドウへの愛は強く、MAGIを母親として見ていたりもする。
他にもトウジと委員長など、男女愛、親子愛、いずれもねじれていながら人間臭くもある(カヲルの同性愛も)。現代的といえばそうかもしれないが、こうも救いがないというのも珍しい。
本編の内容は、エンターテイメントとしては言わずもがな、細かいところに聖書やキリスト教を絡ませているのが遊び心満載で、奥深さも醸し出している(カバラの樹やロンギヌス、死海文書やネルフの葉のロゴなど)。
ストーリーは難解だが、アニメ版や旧劇場版はエンターテイメント性を重視せざるを得ない商業事情があったと庵野監督は言っている。そのためアクションシーンや演出は素晴らしいが、心理や内容説明が甘い。
ここで漫画の出番。
漫画版はアニメ版とは逆にアクションシーンの盛り上がりは(映像より)欠けるものの、心理や内容が充実したため物語をより楽しめる。(結論的には、両方合わせて楽しむのがベストだけど)
漫画版のポイントはアニメや旧劇場版をどこまで掘り下げて見せていけるかにかかっている。とくに漫画版が旧劇場版に追いついた今が、アニメを越えれるか否かの別れどころだ。旧劇場版は内容的にはかなり敷居が高く、エンターテイメントとしては良くても、内容はカオスだという評価が多い。至る所に聖書やキリスト教の知識が絡むが、それだけで物語やテーマが完全に理解できるわけではなく、肝心の人類補完計画も情報が少ないため自分なりの解釈しかできない(それはそれで楽しめると思うけど)。
そんなわけで、漫画に期待するものはどうしても大きくなってしまうが、エヴァの楽しみは内容だけではない。例えば上で述べた人間ドラマだけでもかなりのクオリティをもっている。難解な本編を解説しろとやっきになるよりも、せっかく漫画版で心理描写が細かく描いてくれているのだから、そちらも存分に楽しもうではないか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-04 19:39:08] [修正:2010-05-04 20:00:24] [このレビューのURL]
0点 私立ポセイドン学園高等部
あっ、つまんない。
心の底からつまんないって思えるマンガです。
ジャンプ大丈夫かって心配になりました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-04 15:34:48] [修正:2010-05-04 15:35:44] [このレビューのURL]
9点 覚悟のススメ
今、人気の王道少年マンガを挙げるならば「ワンピース」「ナルト」「ブリーチ」辺りであろうか。
しかし王道イコール、ワンパターンでもある。それ系バトルは巷に溢れている為高校生くらいになると批判的な目で見てしまう諸氏も多かろう。
そんな時は「ハンタ」の出番だがそれ以外にお薦めしたいのがこの「覚悟のススメ」だ。
一癖も二癖もある内容はドリアン的漫画といえる。味にハマると癖になる。
作者は「シグルイ」で人気作家の地位を確立した山口貴由。しかしここは作品「シグルイ」は忘れていただきたい。シリアスのみの「シグルイ」の作風とは明らかに違うからだ。
原作無しの山口貴由の本質はなかなかのぶっ飛び具合なのだ。
1994年に開始された本作品、編集部が求めたのは「北斗の拳」タイプの漫画であったように思う。
事実、初巻では北斗の拳ばりの悲鳴シーンもでたりする。壊滅した近未来の地球が舞台であり主人公と悪の構図や兄弟どうしの戦いなどモチーフは非常に近しい。
しかしそれだけだ。
上記のかなりのかぶり具合をもってしてもそれだけだと言いきれる程の突き抜けたオリジナリティがそこにある。
いくつか挙げるとするならば。
一、名シーン、名セリフの数々
本当にもう名セリフのオンパレードだ。この辺は「シグルイ」を読まれた方には分かってもらえるのではないだろうか。
エピソード「後方支援」は最高傑作。
二、ちょいエログロ
「シグルイ」レベルはある。男性のイチモツとか下の毛とか妙に強調されているのでちびっ子は大きくなってから見よう。
三、完結してる。
流れるようにキレイに終わっている。最近の漫画に「だらだら引き延ばすなよ」と不満を漏らしている人にはピッタリあうはず。
ラストのオチのぶっ飛び具合もそうとうではなかろうか。
以上まとめるならば異色変身ヒーロー物。ただ異色の度合いがハンパないだけだ。
よって賛否両論なのはこのサイトの評価でも充分承知。しかし最近マンガを貸し続けていた知人に「薦めてくれた漫画の中で一番おもしろかった」との感想を聞きレビューを書く気になった次第だ。
ぜひ山口貴由の本気具合を一度確かめてみてもらいたい。
おっと、そうこうしているうちに「パソコン使わせろ」と我が家の戦術鬼(息子)がやってきた。
最後に名セリフの一つを引用してこのレビューを締めくくりたい。
負けるのが恥なのではない!
戦わぬのが恥なのだ!
そんなセリフを胸に秘め、また一つ稚拙なレビューを書きなぐる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-04 03:23:59] [修正:2010-05-04 03:45:49] [このレビューのURL]
5点 ドロテア〜魔女の鉄槌〜
設定が凝りに凝っていて、中学生あたりなら悶絶モノ
この作品に出合うにあたり今の自分は老け過ぎた
赤目とか、銀髪とか、魔女とか、傭兵部隊とか、
嫌いじゃないよ、嫌いじゃないけど熱中はできないお年頃です
絵はシンプル系でエロ漫画の時代から結構好きな作者なんですが
漫画的に読み難かった記憶がある。
良く覚えていないが、コマ割が単調だったような
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-04 00:17:37] [修正:2010-05-04 00:17:37] [このレビューのURL]
7点 ルードウィヒ・B
作品を読んだ後に、
思わずベートーベンとモーツァルトをwikiってしまわせるパワーがある
未完の作品だからこそなのか、ものすごく続きが読みたい
この作者は本当にストーリーを作るのが本当に上手い
(わざわざ私が主張しなくても皆さんご存じだとは思いますが、あえて言いたい)
表題でもあるキャラクターベートーベンと
架空?のキャラクターであるフランツとの対比というアイディア自体天才の所業
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-03 18:38:07] [修正:2010-05-03 18:38:07] [このレビューのURL]
8点 不思議な少年
”人間”とは何だろう?
貴方も不思議な少年と一緒に人間を感じる旅にでませんか?
皆さんも仰るとおり2巻の
ソクラテスの話しが分かり易かったし、面白かった。
それともうひとつ自分が心に留めた話しがある
それは、世界で殺人が起きなかった奇跡の一日の物語だ。
日本だけでも年間1300件余りの殺人事件が起き。
日に直せば一日4件の殺人があるこの世界でこのような奇跡が起きるだろうかと思ったものだ。
そんな素晴らしいことを教えてくれる漫画だが、これを読むとそんな奇跡起きるわけ無いじゃんとか思ってしまいそうだ。笑
そう思わせるからこそこの奇跡が奇跡であるのだと、感動する事ができるのだろうと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-29 17:43:37] [修正:2010-05-03 17:23:05] [このレビューのURL]
9点 サンクチュアリ
極道・政治の世界を通じて日本を変えていこうとする大人2人を描いた作品である。
活力を失った日本人を変えるという深いテーマから描いていることもあり、言葉一つ一つが突き刺さる。例えば「軍門に入るということは、自分の誇りや考えを失うことだ!」のようなセリフがある。
どんな相手とも双方が満足する関係を構築する姿勢に学ばされる。
個人的には渡海さんの無鉄砲さ・愛情がたまんない。
一方で、そこまで考えを持たないといけないのか、と抵抗を覚える自分もいる。生きるということはやはり常に考える、ということなのだろうか。
活を入れてもらいたい人にオススメである。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-03 11:39:02] [修正:2010-05-03 11:47:51] [このレビューのURL]
足長すぎ、短パン厚すぎ、スパイク小さすぎ、てな感じでなんか人間が気持ち悪いです。
うん、飽きた、つまんない。もういい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-03 04:59:39] [修正:2010-05-03 04:59:39] [このレビューのURL]
0点 新テニスの王子様
クリ〇ンのことかー状態になるテニスマンガです。
もうわけがわかりません。
ストーリーは前作の女ウケするキャラを選別してテニスするだけ。
当然、おもしろくないよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-03 03:43:23] [修正:2010-05-03 03:43:23] [このレビューのURL]