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「監査役野崎修平」の続編で連載後期作品。
連載進行中にリアルタイムでバブル崩壊や不良債権処理問題、大銀行合併など社会情勢が激動し、それに合わせる形でストーリーが展開。
現みずほ銀行合併をモデルにした本編では、監査役という職権を超えて活動する主人公に引き込まれました。
劇的な展開だった割にはあっさりとしたラストは、さらなる続編「頭取 野崎修平」への伏線だったのか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-18 21:37:59] [修正:2010-04-18 21:37:59] [このレビューのURL]
10点 狂四郎2030
下ネタギャグが多すぎる点を除けば本当に素晴らしい漫画。
特に八木少将が登場してからは時間を忘れて読み耽ってました。
最後が意外にあっさりとした終わり方だったので肩透かしくらいましたが、
不満のない読後感を味わうことができました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-18 10:13:11] [修正:2010-04-18 10:13:11] [このレビューのURL]
10点 この世界の片隅に
第二次大戦中の呉(くれ)のある家族を描いた作品。
「夕凪の街 桜の国」で非常にデカい衝撃を与えられたこうの史代先生ですが、作者の最新作であるこの作品はまたその時と同じような「まだ名前のついてない感情」がうまれました。なんともいえない・・・
「夕凪〜」と比べて新しい作品であるため、当然ながらキャラの造形・背景の書き込み・構成等全てにおいて成長が伺えました。
「夕凪〜」が短編でありメッセージ性の強い作品であるのに対し、こちらの作品はより「漫画としても楽しい」という点が素晴らしかったです。
久しぶりに10点です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-10-16 09:16:59] [修正:2010-04-17 23:20:20] [このレビューのURL]
3点 バガボンド
志の高い最初は凄く良かった。
最近は分厚さの割りに内容ペラペラ。
斬り合いの描写にページ使いすぎ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-16 11:12:30] [修正:2010-04-16 11:12:30] [このレビューのURL]
0点 NANA−ナナ−
はっきりいって低俗。
知性を感じられない矢沢作品は、これに限らず全て苦手。
主人公にもストーリーにも雑魚キャラにも全く魅力を感じない。
兎に角、続きを読みたい・知りたいという気が全く起こらない。
なぜあんなに話題沸騰したのか謎。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-14 20:08:54] [修正:2010-04-15 09:12:49] [このレビューのURL]
6点 ホーリーランド
キャラクターの心境変化などがそれなりによく出来ていて、18巻という適度な長さなので、小気味良く読めてしまう。
感情移入はできないけど、タフやバキに比べたら現実感が高い。
格闘技・力ではなく、暴力という切り口の描き方が他のものより一寸長けているなと。
自分は、作者の注釈は意外と好きでした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-13 18:03:30] [修正:2010-04-13 18:03:30] [このレビューのURL]
3点 NANA−ナナ−
一応私は女ですがコレに共感する事は何一つありませんでした。
この漫画の面白さが女性にとって『共感できる事』なら、
やはり私にとってこの作品は面白くないファンタジーホラー漫画です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-11 20:09:17] [修正:2010-04-11 20:10:32] [このレビューのURL]
7点 大日本天狗党絵詞
作者の初連載とは思えないほど、新人とは思えない話の方向性と独自性をもった作品です。それでいて、序盤こそ盛り上がりに欠けるものの、2巻でZ氏が登場してからの流れには新人がもつ特有の勢いをしっかり発揮しています。(最近の新人さんにも、ぜひこれほどの気概を持った方が現れるといいなぁ。)
物語は終始天狗の謎を追う展開ですが、そこには天狗に限らない、天狗を比喩とした社会風刺を感じ取ることもできます。
最高の力を持つ天狗、Z氏の姿が外人であること。
泥人形と、それを愛する者。
師弟関係。
天狗の本質:自分を天狗だと思い込んだ強いアイデンティティをもって初めて天狗となりえること。
そして何より、人間にも天狗にもなりきれないシノブの存在と結末。
こうした様々な要素を基に、自分がこの作品に何を照らし合わせて楽しんでいくかは、人それぞれでしょう。それだけ比喩になりえる多くの物事が、たった3巻(新装版)の中に詰まっています。
作中の人物は皆、自分のアイデンティティを失いかけながらも、最終的にしっかりと「自分」を取り戻していきます。
テングを見せつけられても確固としたアイデンティティで動揺もせず天狗としての気概を取り戻した師匠
人間にも天狗にもなりきれないシノブが、様々な経験を経て、何かを悟り、前向きに進もうとするラスト
しのぶに隠してきた過去を話、しっかり向き合おうとする教授
有吾堂も比良井も幸南も、不本意な結末を迎えながらも、しっかりと自身のアイデンティティを取り戻しています。
こうした登場人物たちのモラトリアムを楽しむ作品でもあるのです。
水墨画とも劇画とも思える筆のタッチも新鮮。迫力を引き出しながらも、細かい表情までしっかり書きこまれています。
とにかくどこをとっても独特な漫画ではあるのですが、その独特さが長所とも短所とも言えてしまう嫌いがあります。最近の漫画に馴れ過ぎた人には読みにくさを感じるでしょうし、テンポの遅さも気になるかも知れません。漫画らしいエンターテイメント性を発揮しているのですが、盛り上がりに欠けたり古臭く感じるかも。
一般受けする作品ではありませんが、もし漫画に娯楽以上の何かを求めるのであれば、一度は読んでみてはいかがでしょうか?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-11 18:00:23] [修正:2010-04-11 19:35:11] [このレビューのURL]
10点 クロスゲーム
個人的にはタッチ、H2より好きですね。
ヒロインが良いですね。
ボーイッシュでツンデレで年下ってところが良いですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-07 17:47:54] [修正:2010-04-10 11:13:41] [このレビューのURL]
7点 新世紀エヴァンゲリオン
通常、アニメと漫画の2メディアで同時期に展開される作品(特にロボットアニメに多い)は、ダイナミックシリーズ等の例外はあるものの基本的にはあくまでアニメ版が原作であり、漫画版は適当な漫画家に執筆させる場合が多いです。
そのため、漫画版はアニメ版と比べ絵が全く違ったり、ストーリーや登場人物も大きく異なってしまう事が多くなるため、熱心なファンからは稀にオリジナルであるアニメ版と比較され、同人誌と大差ないような扱いを受けてしまうことさえありました。
しかし本作の作者である貞本義行は、自身がアニメ版「エヴァンゲリオン」制作群の中核としてキャラクターデザインを手がけているため、漫画版もアニメ版と同格の一つの「オリジナル」としての地位を確立しています。
本作は他のメディアミックス作品と異なり、アニメ版のイメージとかけ離れないように基本的にはアニメ版と同じプロットで物語は進行します。
しかしアニメ版と大きく異なる点は、シンジの視点を多く取り入れている点です。また、他のキャラクターの内面の描写もアニメ版と比較して随分多くなっている点が漫画版の特徴と言えるでしょう。
そのためアニメ版よりは戦闘シーンの比重が少なくなり、淡々とした印象は受けるものの、逆にアニメ版で妙なところばかりくどく強調された割には細かいところまでフォローされなかった心理描写は充実し、キャラクターの言動、行動が理解しやすく違和感が少なくなっています。
多分貞本先生は、ゆっくり時間をかけられる分アニメ版で少し乱暴だった部分を丁寧に補完しているのではないでしょうか。
「エヴァンゲリオン」はアニメ版と漫画版が相互に足りない部分を補完し合って初めて完成する物語だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-09 12:09:45] [修正:2010-04-09 12:11:48] [このレビューのURL]