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作品の評価とはあまり関係ないかもしれませんが、21世紀少年というタイトルをつけるのであれば、20世紀少年は20世紀少年で完結させて本作には後日談的なものを描いてほしかった。

完全に途中で終わってしまった20世紀少年の続きなので、20世紀少年以上の評価も20世紀少年以下の評価もできません。よって自分にとってはこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-08 02:46:04] [修正:2010-05-08 02:46:04] [このレビューのURL]

浦沢直樹の作品の魅力のひとつが、一歩間違えば破綻しかねない大仰とも言えるストーリーと、数多の伏線を見事にまとめきる力だと思っていますが、こと20世紀少年に関しては少し失敗しているように思えました。

同じ作者のMONSTERはかなり終盤まで謎を多く残し、散りばめられた伏線それぞれを丁寧に回収し、ラストに収束していく流れが絶妙だった。
一方、20世紀少年は「ともだちが誰なのか」という謎以外は事務的に解き明かされてしまい、終盤は謎が明かされていく痛快さやテンションを保てないまま、ただただ「ともだちが誰なのか」を引っ張り続けてしまった。
よって解決に向かう過程が、何度も同じ流れを繰り返しているように見えてしまって終盤はいまいち話に入り込めない展開が続きます。

また諸事情あったのかもしれませんが、特に意味もなく内容がぶつ切りで2つのタイトルに分けられているのもなんとなく残念な気がします。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-08 02:40:42] [修正:2010-05-08 02:40:42] [このレビューのURL]

ある日突然精神が6歳の子供に戻ってしまった女子高生、七華をめぐるハートフルストーリー。
デフォルメの効いたかわいい絵柄なので選り好みされそうですが
子供に戻った「ななか」の純粋無垢な感じがうまく表現されており
何よりこれが作品の温かな雰囲気作りに大きく貢献しています。

前半は精神が子供に戻った「ななか」と、彼女に振り回される
周囲のドタバタコメディが大部分を占めていますが
後半、話の核心に近づくにつれメインキャラの七華、稔二、雨宮を中心にしながら
徐々に重く、シリアスさが増していきます。
第二部冒頭の展開など最初戸惑いましたが、全体を通してみると
メインテーマである七華の大人としての成長が丁寧に描かれています。

作品の素晴らしいところは、この手のジャンルに必要不可欠な要素である
ストーリー構成と、テンションの強弱が非常にしっかりしている点。
だれず、ぶれず、読み手をどんどん引き込ませてくれます。
地味ながら隠れた名作。


ほら泣け!といわんばかりの感動モノとは一味違った
「心温まる」や「切ない」感情を伝えてくれる作品群って
最近の少年誌ではめっきり減ったなあ…と改めて読み返しながらしみじみ思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-08 01:32:35] [修正:2010-05-08 01:33:12] [このレビューのURL]

一番好きな漫画は?と聞かれたら迷わず「うしおととら」をあげます。
小学校のころに読んで、完全にはまりました。他のどの漫画とも比べ物にならない大冒険活劇。

いくつもの困難がうしおととらを襲い、彼らの行く手を阻止し、時には仲間に助けられ、新たな仲間を増やし、真実を知り、、その全てが壮絶な最終決戦に繋がり、その迫力と緊張感を超える作品には未だに出会っていません。


特筆すべきは魅力的なキャラクター達。特にとら。今見るとかなり古臭くって、好き嫌いの分かれる濃い絵柄ですが、中でもとらは初めて見たときは「なんだこのデザインは」と子供ながらに感じました。しかし、読み進めるごとにどんどんとらが好きになるのです。


そして、ボスはラストの一体、白面のみです。一本の大きな戦いを描く大作です。フリーザ編で終わるドラゴンボールとでも言いましょうか(?)。全てのフセンや謎がその大戦のためにあります。大迫力のラストバトルの緊張感は異常です。
スラムダンクのラストも凄いですが、うしおととらはさらに盛り上がり、締め方も素晴らしい。
「うしおととら」。絵本のようなシンプルなタイトルは、この作品を最後まで読めばまさにベストだと感じるでしょう。題字がまた潔くて良いんです。


いつまでも色あせることの無い少年漫画の最高峰です。
ラストページはマジで泣けます。あの大きな空を僕は一生忘れないでしょう。
かなり褒めすぎかもですが、僕の中での暫定一位なのでまあいいです。
激しくおすすめです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-07 21:30:04] [修正:2010-05-07 21:44:22] [このレビューのURL]

 宇宙が舞台のSF漫画で物語のスケールは銀河系全体にまで及びます。
自分が手にとっているのが紙に印刷されている漫画だということが信じられないくらい壮大です。
 そういった大きな物語でありながら、
1.ストーリーに大きな脱線がない
2.伏線がきっちり回収される
3.物語の密度が高い(一回の戦闘が巻一冊以上になることはほぼない)
という点も非常にすばらしい。
 ギャグもちょいちょい挟んでくれるので非常に読みやすく、緩急が付いて途中でだれるということがないです。
 今手に入りやすいのは愛蔵版ですが、これは全6巻で一冊約1700円します。つまり6×1700=10200の出費になります、これは漫画に出すのはちょっと高い値段ではないかと思われることでしょう。
 ですが、読み始めるとそんなことは全く気にならなくなります。とりあえず、最初の一巻だけでも買って様子を見てみるのも良いかもしれません。
 「マップスを読まないと言うことは人生の半分を損している」と言った人を知っています、その発言は大げさとはいえそれを言わせるほどにこの作品がパワーを持っていると言うことではないでしょうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-07 16:46:32] [修正:2010-05-07 16:46:32] [このレビューのURL]

ただの医療漫画では無い。ヒューマンドラマも所々に散りばめられ、深く心に刻み込まれる作品です。
当時は「怪奇まんが」の類だったようですが、この漫画はまさしくヒューマンストーリーです。

ブラックジャック、彼ほど人間臭いキャラはそうそういません。
そして私は思います。彼こそが元祖「ツンデレ」なのではと。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-07 04:29:09] [修正:2010-05-07 04:29:09] [このレビューのURL]

9点 寄生獣

多分青年漫画で初めて読んだ作品だったと思う。
従兄弟の兄ちゃんが持ってた漫画で、当時の私はその完成された世界観にグイグイと引き込まれて何度も何度も読み返したのを覚えている。

主人公が成長し、雰囲気が変わった時に次の展開が気になったのも強烈に覚えている。また読み返したい作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-07 04:19:54] [修正:2010-05-07 04:19:54] [このレビューのURL]

読んでいてホントにコーヒーが飲みたくなってくるから凄い。

オムニバス作品集であり、毎回コーヒーがキーワード(キーアイテム?)として登場します。
また登場人物はいわゆるスターシステムであり、同じ顔のキャラが違う話で出てくる事もしばしば。(一部話がつながっている部分もありますが)

心温まる話、何か孤独感漂う静かな話、ファンタジックな奇妙な話などバリエーションがありますが、どれも読み終えると心に何かが残る不思議な作品です。
絵柄としては非常に記号的な絵ですが、完成していると思います。
カケアミという技法を多用して描かれる絵は光も影もとても色濃く感じます。

読むと ほっ と落ち着いた気分になれる良作。 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-06 23:55:41] [修正:2010-05-06 23:55:41] [このレビューのURL]

15巻というのが少し長すぎる気がしないでもないですが、主人公2人の歩みを日常を通して眺められる作品。
2人の歩みはどちらかというとゆっくり平坦なものですが、主人公や周りのキャラクターの醸し出すゆったりした空気が、読んでいて心地いいです。しっかりと形ある結末を迎えずに終わったのもこの作品らしくていいと思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-06-18 02:08:43] [修正:2010-05-06 23:29:36] [このレビューのURL]

私は部屋に三つほど本棚を置いていて、椅子に座って机に向かっている状態から一番取りやすい位置にある本棚の中段に、もう2年くらいこの漫画を置いています。
つまりめちゃくちゃ読み返してます。
爆笑するほど可笑しいわけでもないし、読後に何かが残るようなストーリーでもないんですが、暇なときに、或いはやらなくちゃいけないことに身が入らないときなんかにふと読み返す。そういう漫画です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-05-05 21:02:03] [修正:2010-05-05 21:02:03] [このレビューのURL]

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