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8点 ドラゴンヘッド
底知れない恐怖を描いてくれてる点で、パニック漫画では一番好きです。
(サバイバル漫画としては一番とは言えませんが…)
明かされれば明かされるほどに絶望的な状況や、極限状態に陥った人間の狂気、龍頭を切った人、大きな穴の開いた富士山近郊を始めとした死んだ世界など、底知れない恐怖をこれでもかと見せつけられる。
最終的に全てを明かさずに終わったところが、更に好奇心を恐怖心を煽ってくれた。
終末には明確な理由なんていらないのかもしれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-03-11 15:42:28] [修正:2010-04-07 19:48:28] [このレビューのURL]
1度目の通読であまりのグロ&鬱に打ちのめされて。
2度目の通読で張り巡らされた複線とそれぞれのキャラが目指す本当の目的に気づいてふんふんとなって。
3度目の通読ではじめて俯瞰でこの作品を見ることが出来た結果、作者のストーリーテリングと複線の張り方と回収の仕方の巧みさを知ることが出来ました。ここまで来て、はじめてレビューを書こうと思いました。いやもうそれこそ1度目の通読はちょっと投げ出したくなるほど酷でしたよ…。
鬼頭さんがこの後に書いた『ぼくらの』が得てはいけない力を得た人間がその「責任」の意味を考え、自分なりのそれをどうにかして果たそうとする漫画ならば、『なるたる』は得てはいけない力を得た人間がそれを自分の(かなりひねくれた)欲望のために使おうとする漫画です。
そのキャラたちがやろうとする企てに選民思想みたいな受け付け難い思想も感じますが、まぁ個々のキャラクターが魅力的なのであまり気になりません。悪役が悪役っぽくないんですよね。宮子とか特に。「八紘一宇」を目指してしまうどこか子どものような無邪気さがある大人は個人的には好きです。
鬼頭さんの作品に一貫してある「魂」「生命」に対する問いかけが、竜というイメージと結びついている設定は素直に凄いと思いました。未来に贈るメルヘン、この看板には不足は無いです。本来のメルヘンが残酷で容赦の無いものであるという前提において。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-07 17:45:16] [修正:2010-04-07 17:45:16] [このレビューのURL]
7点 MONSTER
完成された世界観とヨーロッパの街並みが魅力の作品。
最初、この作者のスタンスは、伏線ぶちまけといてある程度は回収してやるけど後はお前らで拾え、って感じだと思っていたが、この作品に限らず、話の中で補完できないなら自分で補完してしまえばいいと思うようになった。もちろん、この話の続きを勝手に想像するとかじゃなくて、この話を読んで感じたことや、少ない情報から推測できることを繋いでいけばいいと思う。
ラストに何を含んだのかは確かに不明瞭ですが、作者がどんな意味を込めていようが、この物語の意味は自分自身の感性で求めればいい。それは、作者がこれはこう読め、と補完できるように情報を与えられ盲目的に読まされてしまう作品ではできない、こういった作品でのみ許された特権です。
ただ、やはり伏線化してストーリーを引き延ばしていく手法が、自分には終始じれったく感じました。連載では続きを気にさせる良い方法かもしれませんが、長引いて話がわかりにくくなるし、単行本では終始まだかまだかと生殺しにされた気分でした。
ところどころストーリーと関係ない話がありますが、その部分も面白かったりします。あとは、ヨハンを巡る、もしくはテンマ達を巡る冒険で、僕らが何を感じられたかで、評価が決まるのだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-03-20 10:41:39] [修正:2010-04-07 01:53:26] [このレビューのURL]
0点 ジョジョの奇妙な冒険
ぼくは、このマンガじゃジャンプで1位になれないと思います。
絵がひどいです。あと、なにが起きているのか分からないので0点です。
このマンガ家は才能がないと思います!!!!!!!!!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 18:30:37] [修正:2010-04-06 18:30:37] [このレビューのURL]
1点 ガラスの仮面
学校の先生に進められて、読んだけどおもしろくなかった。
絵が汚いし、このマンガ家は才能がないと思いました。
たぶん、加齢臭が好きなマンガです。古い人間はデスノートで
消したいくらいです。早く、マンガを打ち切りにしたいです!!!!
ぼくが一番になったら、編集長にお願いして、やめさせます!!!!!!
怒っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 18:22:43] [修正:2010-04-06 18:22:43] [このレビューのURL]
0点 ヒカルの碁
バクマン。の方がおもしろいよね。
なんでお化けといっしょに将棋?を
するのかが、分からない。あと何が起きているのか
まったくいみふめいだったね。だめだめwwwww
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 18:09:29] [修正:2010-04-06 18:09:29] [このレビューのURL]
0点 ドラゴンボール
これねぇ〜つまんなかった。
なにがおもしろいのかも、なんで敵がよわいのか
わからないし、いみふめい。ドラゴンボールって
流行っているの? 変なの。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 18:06:11] [修正:2010-04-06 18:06:11] [このレビューのURL]
10点 ONE PIECE
○これは僕にとってとても難しい作品です。
多くの人に評価されている作品でもあるし僕も好きなのは間違いないのだけど、マンガに詳しい人やいわゆる『ジャンプマンガ』を読めない人にとってはまったく受け入れられない作品だからです。
だからこそ、ちゃんとどこがいいのかを的確に言う必要があるのに、なかなかちゃんと捉えることが出来ないもどかしさがずっとあるのです。それは好きなもの同士が言い合える関係ではなくて、否定する人に対して納得出来る批評をしなければならないから。
そういうのが一番苦手なんですが。
それでもちょっとは自分の中で整理くらいはしないと、って感じで始まります。
○この作品連載最初の回を僕は見ていて、『あ、これはすげぇヒットするんだろうな』って思ったんです。それは僕が先見性があるとか、そういうのではなくただ『そりゃそうだろ』みたいな当たり前のような感じがあったんですけど。
○なぜならこのマンガには僕らが胸に思っていた『冒険マンガ』がそこにあったからです。
もちろん『悪魔の実』のアイデアも、海賊という設定もいいのですが、何より「この先何かとんでもない事が待ち受けている」感じがすごいしたんですね。
それは読者との約束のようなものであって「この先には無限の冒険が待っている」と言われたら、やっぱり期待しちゃうんですよね。
少年漫画は基本みんなそのようなつくりだと思うんですけど『本気』でそれをやろうとしているのは、今までもワンピースにしか感じませんでした。
(ナルトも好きですが、そういう感じではありませんでした)
○作者はそういう『ちゃんと言葉にはならないけども僕達が求めているもの』を描くことがすごいのであって、それこそがその他凡百のマンガと比べても突出していると思うんです。
○あと小さいことですが、最初に上限というか世界の頂点を設定したことは結構革命なんじゃないかと思っています。
『世界政府』『王下七武海』『四皇』など、最初にこいつらが一番強いんだと表明することによって、よく言われるパワーインフレについても一応なりとも説明が付き、それは『北斗の拳』『ドラゴンボール』そして『幽々白書』などで散々げんなりしてきた僕らへの回答なのではないかと思ったりするわけです。
つまり、はじめに上限を設定しておくことで強さの上限を上乗せしていくのではなく、その階調を増やしていくことが可能になったのです。
それはその後『ハンターハンター』の旅団の存在のように、新しいトレンドとして引き継がれていくわけですが、『能力者の戦い』がかって荒木飛呂彦が発明してきたように、この『上限を決める』っていうのは小さいことですが、僕にとっては結構衝撃だったんですね。
○前にラジオで尾田栄一郎さんが出ていらして、古い映画にものすごい詳しいことを知り驚いた記憶があります。
中でも仁侠映画については事のほか造詣が深いらしく、なるほど考えてみれば作中に出ている『男気』やら『討ち入り』のような場面はそういう所からきているのかもしれず、
さらにもっと考えれば、少年漫画というものは結構任侠映画を構成している要素と似通っているのかもしれないなと思うようになりました。
だからこそ、そこを受けつけない人には全然ダメなんじゃないか、と。
○別に僕がどうのこうの言わなくても、日本のマンガ史に残る作品ですし、そもそも初版が300万部なんていう訳のわからないカイブツマンガですから、やっぱり多くの人の心を打つ作品なんだと思います。
僕もなんだかんだで、やっぱり好きですし。
○ただ、ひとつだけ受け入れられない、というか個人的にナンクセつけたいのは、刀での斬撃。
それが刀の刃以上に切れたりしたらもう意味無いというか、じゃあ名刀である必要ないんじゃない?って思っちゃうのはただの意地悪なんでしょうか。
こまけーー!!と、我ながら思いますが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-06 03:00:27] [修正:2010-04-06 03:05:13] [このレビューのURL]
0点 第九征空騎兵師團
ああ、DeathNoteのニアやハンター×ハンターのヒソカが
出てくる漫画でしたね。この蒼井かるらって奴の台詞はもろ
ヒソカです。そして、全然カリスマ性のかけらもありません。
こんな酷いパクリを作者がするならば、何故ギャグ漫画として
描けば良かったのにわざわざ、正統派のストーリー漫画にする
必要があったのでしょう。ハッキリ言って、意味不明な展開で
買う価値は微塵もありませんでした。以上。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-05 23:35:33] [修正:2010-04-05 23:37:43] [このレビューのURL]
8点 リアル
テンポが遅いって言うよりは、流れゆく日常を丁寧に描いているって言うのが正しいのかな。
漫画や小説の時間の流れって、簡単に「そして3日後」って感じで軽視されちゃうんですが、実際僕らの生活では、1日あれば何かしらの発見なり進展なり、大であれ小であれ、あるものです。
そういったものが、スピード感の重要な少年漫画などでは省略してしまうのはわかるんですが、この漫画はそういった「1日1日の進歩」を排さず描いてくれているから嬉しい!
だからこそリアリティが生まれ、読者との距離が縮まってキャラに感情移入しやすくなるんだと思います。日常という「リアル」を見事に描き切っている!
そして更に凄いのは、あまりに「リアル」な日常を描いているためにスポーツ漫画としての迫力は弱く、また日常的すぎてエンターテイメント性も薄いのに、ここまで一般受けさせた作者の技量です。
井上先生マジパネェっす!
ただ一つ難を言えば、ちょっと発刊(というか連載)ペースが遅すぎ…巻が出るたびいちいち読みなおすはめに。
ま、その価値はあるんですけどw
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-04-05 15:54:39] [修正:2010-04-05 20:27:19] [このレビューのURL]