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これまたいったいこの漫画何が描きたかったのだろう。

レビューを書く前に内容を話すと
いじめられっ子の主人公『荻野』がバイクの教習場で出合った女性と付き合うところから物語がすすみ始める。
毎日いじめられながらも免許も取得し、かわいい彼女とも付き合え、幸せの絶頂にいた荻野。
さらになぜか急に荻野を虐めていた張本人、『谷脇』からイジメを辞めると宣言される。
不思議に思いながらも気にすることなく日々を過す荻野。
そんなある日、知り合いから谷脇が行方不明になったと聴かされる。

要約するとこんなもん。

ストーリーはインパクトがあったんだけど完結までに収まらないところが残念。
広げた風呂敷をまとめきれず終わってしうという打ち切りっぽさがどうにもならなかった。
結局謎は謎のままでなんともモヤモヤ。
最後も今までの流れを消し去るかのようなアッサリ後味。
なんだよそれ!もっとドロドロしていこうよ!

だけどさっき言ったようにインパクトがあった。
拉致された谷脇が拷問されているシーンは背筋がさぶかった。
嫉妬、復讐、欲望。人間と人間のいやらしい部分が強く印象強かった。

だけど結局中途半端な感じになってしまったのが悔やまれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-05 00:20:36] [修正:2005-09-05 00:20:36] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 永遠に終わらない「中学二年生」を描いたギャグ漫画。中学二年生という時期は、高校への進学を考えなくても良いし、本作の舞台になっている部活動の引退も考えなくても良い。一年生の時にはまだ慣れなかった仲間とはようやく打ち解ける時期でもある。一年生の緊張がなく、三年生の円熟がない。なんとなく自由な時期だ。それが永遠に(漫画が終わるまでは)続くと想定されているところに、この漫画の楽しさがある。

 この中学二年生という時期が、未熟ではあるが決して初心でもないという時期であることとあいまって、この漫画の大きなポイントである、「性」についてのアプローチがなかなか上手い。恋人のバストを触ったり、全裸にしてみせたりする男の子が出てくるが、彼等は決してセックスには至らない。変態wとされている前野なる主人公も、女性の性器を裏ビデオで見てしまい、苦しんでしまうという始末。それが笑いになってはいるのだが、中学二年生という曖昧な時期の、性に対するアプローチを適切に描写していると思う。

 下の人も言っていることなのだけれど、『稲中』のギャグ漫画としての独創性の一つに、「絵で笑わせる」というのがある。漫画太郎も同じなのだが、『稲中』では、笑いのシーンでだけ「絵」がギャグになる(ちょっとグロテスクな感じ)がそうでないシーンではシンプルである点が異なっている。鼻水をたらしたりよだれをたらしたりしないが、「ダウンタウン」や「ビートたけし」だのが昔やって子供に人気があった着ぐるみを着て笑わせている。だから、笑いはTVで映える芸人のそれに近いのだろうか。『稲中』が、普段漫画などオタクが読むものとして馬鹿にしているような若い世代に人気があったことを思い起こすと、TV芸人に近い笑いのセンスというのは、慧眼かもしれない。

 大分賞賛してきたのに点数が低いのは、私がTVで映える芸人が好きでないからなのかもしれない・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-04 21:59:00] [修正:2005-09-04 21:59:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

これを書いてる作者がかわいそう。

もう止めてあげさせてください。ハンパな知識のレベルで野球漫画なんて描くからすごい技ばっか出てくるしかないイライラする漫画になってしまうんだ。

だいたい160kmで打てないとか言ってたけど、バット凹ます球の方がよっぽど打てない。「鉛より重い」て、てかそんなの打ったら確実に骨いっちゃいますよ。よーそんな球キャッチャー捕れること。

もっと言いたくなる。
試合前に筋トレしてるバカがいた。試合前に筋トレしたらね、力は100%出せませんよ。しかもへたしたら吊っちゃいますよ。もうちょっとスポーツの勉強してくださいよ(それでも野手のグローブを壊す球打てるんだからすごいこと。

あと絵がゴチャゴチャして見にくい。リアクションの顔がなんか・・・。そんなとこでしょうか。
浅はかな知識で連載をはじめるってのはホント恐ろしいことだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-04 19:04:36] [修正:2005-09-04 19:04:36] [このレビューのURL]

和むなぁ〜。
最近こういった『ゆるい』系の漫画が面白い。

このかみちゅ!、とても作者が成年誌でも漫画書いてるとは思えない雰囲気。
まー、原作者がいるからそりゃそうか。

神様になってしまった神様一年生のゆりえ。それを取り囲むたくさんの神様。
なんとも不思議な物語だけどまたそれが良さを引き立てる。
なんかちょっとジブリ作品の『千と千尋の神隠し』に近いにおい。
それにこの『かみちゅ!』という名前がまたなんとも‘こそばゆい’感じがなんともイイ。

ただ肝心な第一話で意味が分からない部分がチラホラあったので
説明不足なと頃もあるけどあんまり難しく考えない方がいいかも。

こういう『ゆるい』漫画は話の流れが遅くなりがちなので何とか今のペースを保っていってもらいたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-04 00:48:17] [修正:2005-09-04 00:50:15] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

一回みんなに読ませたい。
友達に勧めたら「どーせ子供用マンガだろ?」だって。
見た目に翻弄されたら×。
子供っぽいギャグ、少し汚い絵。
それらの不快感は全部絆(戦略)・熱さ・演出方法でフォローできてます。この3つホントに伊達じゃない。ジーンときちゃいますよ。

あとちゃんと土台組んで話進めてるので難しそうな題材だけど話にすんなり入れちゃう。演出方法が良いっつうのもあるんでしょうけどね。

こういう正に少年漫画!ていう漫画がドンドン増えていくと良いですね!
俺的には1000年前の魔物の最後が感動しました。
病院でのココ・シェリー・ブラゴのところね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-03 10:15:06] [修正:2005-09-03 10:15:06] [このレビューのURL]

ロリ系イラストコーナーに投稿しているところをスカウトされるという異色の形でデビューした『ばらスィー』の初作品。

スカウトされるまでは漫画を描いたことは無いはずなのに十分に楽しめる。
連載当初はまだ絵が安定はしてないけど、読むにつれて良さが引き出されていく。

話の流れは最近良くある『なんてことない日常』を描いた萌作品。
定番作なんだけどこういう話が好きな自分は読んでいて夢中にさせられました。

このゆったりとした雰囲気を作るのはうまいなー。
キャラクターもみんな良くたっている。
16歳にして飲酒喫煙無免許運転の3拍子はこういう萌系には
に使わないはずなのにばっちりはまってる。
『笑い』にたいしてもうまく、読んで堪えるのが辛いこともしばしば。
こういう系統の漫画では一番笑えたかも。

最近ではアニメ化にもされているので読んでみて『ハズレ』ということは無いんじゃないと思いますよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-31 12:56:39] [修正:2005-08-31 12:56:39] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

男の孤独と魂をうたう感動巨編。

少年院での出逢いから続く、ライバル力石との宿命の対決が終わる8巻までは
その強烈な面白さに、今なお熱狂覚めやらぬといった感じ。
そのあとの展開は、陰鬱で爽快感に欠けるもので、
リングの中に死に場所を見つけ、破滅への階段を一歩一歩登っていくような、
そんな悲愴感に読んでいて苦しくなるばかりでした。
でもこれは、ジョーを慕う白木葉子が抱える苦しみといっしょだということに気づき、
その結果わかった事は、
結局、読んでいた私自信も、矢吹丈が放つ眩いばかりの情熱と
それに反するように敏感で繊細な心と、
悲しいくらいに不器用な生き方に
すっかり魅入られていたことでした。

非常に残念なのは、
作品は知らなくても、これだけは知っているというくらい有名な、
力石が試合後に握手しようとして倒れるシーンや
ラストの真っ白に燃え尽きるシーンにいくまでの、
迫力や盛り上がりが欠けており、
淡白な味気のない構成になってしまった事でした。
この点に関してはアニメの方が断然良かったという印象です。

名作と謳われ、もてはやされいる作品ですが、
そういう先入観を持たずに読んだ方が、より面白くなることと思います。

◇この作品の個人的価値=全20巻で 7000円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-16 00:42:37] [修正:2005-08-30 22:11:28] [このレビューのURL]

底の浅い幼稚な医療マンガ。

ストーリーは医療マンガなのに、「死」というものが同居していない為、
明るくてとっつきやすく、わかりやすく、万人向けの仕上がり。
少年誌で医療という、ある部分デリケートなものを扱うのに対して、
「死」という描写を出すのに抵抗があるのは
しょうがない事なのかも知れませんが、
どうしてもその分軽くなってしまいます。

今までの医療マンガは、「死」が最大のテーマでした。
最善を尽くしても救えぬ命があり、だからこそ尊い。
死から逃れることは絶対にできない。
だからこそ、死と向き合って、死というものを乗り越えて成長する。
そういった医者や患者の絶望感や怒り、悲しみ、希望がドラマとなって
作品の大きな糧となっていくもの。
現に、数ある医療マンガは
なんらかの形でこの「死」を作中に取り入れ、消化しています。しかし、この作品では「死」の存在が薄いので、
その代わりになるテーマで勝負しています。
そこをどうとるかが面白さの分かれ道になるのでは?と考えます。
少年誌という枠の中にしては、
良く出来ている医療マンガだと思います。


◇この作品の個人的価値=24巻までで 1200円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-16 14:06:34] [修正:2005-08-30 22:06:16] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

これは絵のかきこみが凄い。
三浦さんは絵の上達が凄く早い。

剣士、エルフ、盗賊みたいなガキ、魔法使い、お嬢様、召使い・・
なんと言ってもこれらのキャラクターの個性が凄い。
まさにファンタジー漫画の頂点に立つ漫画だろうと思う。

あと死ぬ奴は死ぬ、どんどん死んでゆく。
鷹の団の虐殺シーンはすさまじかった。「絶望」という二文字が漫画の中から滲み出てきた。
とりあえずちゃんちゃらした冒険漫画とは違う。

個人的にはパックの使い方が上手い時もあるし、気に入らないところもある。
真剣なシーンで場違いなことを喋ったり、イシドロとのコンビはあまり好きじゃないかな。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-28 17:10:57] [修正:2005-08-28 17:10:57] [このレビューのURL]

佐々木倫子の漫画の魅力が、「(佐々木ファンでない)一般の人々にもうけるレベル」において
濃くもなく薄くもなく実に絶妙なバランスで表れている作品。(なんか分かりにくいな。
「初めて佐々木漫画を読む人にとっての最高の入門書」とでも言えばいいだろうか。)

ワンテンポずれていたりよく考えると実は本筋には何の関係も無かったりする会話や妄想が放つ
独特の気だるさに貴方もズッポリ嵌まって下さい。


オペラの話って動物関係ねえじゃねえか。無茶苦茶笑えるけど。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-27 22:00:58] [修正:2005-08-27 22:00:58] [このレビューのURL]

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