「Seal」さんのページ

生命の尊さを実感させるために1000分の1の確率で若者が命を奪われるという法律が施行されている世界。
設定は今までに無い感じで良い。
死の24時間前に告知を受けた若者の死の受け止め方は十人十色だ。己の運命を嘆いて自暴自棄になる者、死を受け入れ生きた証を残そうとする者。自分がそんな状況に置かれたらどうするだろうって事もついつい考えてしまう。
中には感動するエピソードもあるが全体的に読後感は良くない。やはりどう考えても件の法律(国繁法)は理不尽だ。
絵もあまり自分の好みでは無い。
最新刊では国繁法のあり方自体に主人公や世間が徐々に疑問を持ち始めて行く内容となっている。これからの展開に期待しつつ、とりあえず6点。

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[投稿:2008-07-26 11:45:30] [修正:2008-07-26 11:45:30]