「まれら」さんのページ

作品自体が穏やかで暖かいものであり、読んでいても「凄さ」を感じることはないが、概して平凡な登場人物の平凡な日常を綴るだけで上質のエンターテインメントを創り上げるあたり、作者の技量の非凡さを感じる。平凡な日常をゆるく描くという手法、あるいは萌え4コマというジャンルにおいては、おそらく転換点となった重要な位置にあるのだろう。しかしあまりレッテルを貼るほどのアクははなく、万人受けしそうな内容である。
実際にありそうでいて絶対あり得ないような仮想郷愁ギャグは今後も出てくるだろうが、この作品だけはスタンダードとして記憶される作品になるかも知れない。
へーちょ。

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[投稿:2007-12-15 16:03:05] [修正:2007-12-15 16:03:05]