「まれら」さんのページ

潮ととらをはじめ、すべての仲間が精一杯に前を向いて走り続ける。みんなが力一杯で元気に溢れている。特にバカコンビが決してへこたれないのが嬉しい。
序盤から中盤で随分数多くの出会いや戦いが繰り返されるが、その経験値稼ぎがあったからこそラスボス戦での余裕の笑みが生きてくるのだと思うし、よい助走になったのだと思う。皆が記憶を取り戻して以降のドライブ感は本当に比類のない痛快さだった。
愛や勇気や友情を真っ正面から臆面もなく描き切った作品で、ストーリーにも確かに少年漫画らしいご都合主義な面がある。それを理由に夢物語だと敬遠する向きもあろうが、夢物語を描かずして何が漫画か。夢物語だからこそ感動の大傑作になったのだと思う。
10点献上。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-03-16 01:23:10] [修正:2008-03-16 01:23:10]