「cre」さんのページ

個人的に最も笑える漫画。
この笑いに10点以外はありえない。

1〜4、5巻くらいまでは古臭さがただよい、何だかなぁという展開が続くが、それ以降爆発的に面白くなる。特に10巻台中盤からは神がかり的に面白くなり、そのテンションがラストまで続く。と、書いているとギャクばかりのようだが、基本的には不良漫画なので、長いイベントでは喧嘩が主軸になっている。それらのイベントでは感動的な場面もちらほら。

ギャグパートでは物語序盤で登場した中心的なキャラたち(三橋、伊藤、今井、谷川、理子あたり)が、それぞれの場面で見事に個々の役割を演じ、飽きさせない。また、シリアスパートでも彼らやサブキャラ、敵キャラたちがよく立っており、物語の流れに沿って上手く動いてくれる。

問題を一つ挙げるとしたら、キャラを描き分ける力が劣っている。例えば、読み慣れなれていないと良くんと高崎の区別がすぐにつきづらいのと、よく出てくる子以外は女の子が全員同じに見える。ってか、同じ。ただ、漫画自体の面白さには関係ないので減点対象にはしなかった。

人生で初めて窒息しそうになるほど笑った。
そして、今後これほど笑える漫画に出会うことはないだろうと思う。

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[投稿:2007-07-02 16:41:25] [修正:2007-07-28 05:54:16]