「cre」さんのページ

10点 レベルE

冨樫先生の最高傑作と言えば、この漫画を措いて他にない。

たった3冊、されど3冊。
これほど濃密で才能に溢れた3冊は他にないのではないだろうか。

コメディのようでありシリアスでもある。また、シリアスのようでありコメディでもある。それらが各々の話の中で絶妙なバランスを保っており、読者を全く飽きさせない。そして、非現実であるにも関わらず、現実であるかのような錯覚すら覚えるこのリアルさ。画、構図、構成、登場人物、この漫画に内在する全てがそう思わせる。これこそが冨樫先生の真骨頂なのだろう。

何度読んでもまた読み返したくなる。
そんな漫画を傑作と言わずして何と言うのだろう。

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[投稿:2007-07-20 07:59:11] [修正:2007-07-20 07:59:11]