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7.74点(レビュー数:43人)

作者河合克敏

巻数30巻 (完結)

連載誌週刊少年サンデー:1989年~ / 小学館

更新時刻 2011-04-04 21:51:42

あらすじ 中学時代はライバルだった柔道少年・粉川巧、杉清修、斉藤浩司、三溝幸宏、宮崎茂。この5人が浜校に集結した。なんと全員が黒帯所持者。さっそく柔道部を結成し、高校生活がスタートするが…!?

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帯をギュッとね!のレビュー

点数別:
6件~ 10件を表示/全43 件

9点 dieseraieさん

[ネタバレあり]

モンキーターンよりも熱い!

作中にもこういう表現がありましたが、二度とは戻れない一瞬一瞬に賭ける花火のような青春を、回顧主義に陥ることなく最後まで描ききっている。

こういう時間が永遠に続けばいいなぁ、という保奈美の願いは凄く共感できて、切なくなった。しかし、立ち止まることなく成長し続けるキャラクター達の姿は、読者を励まし、明日からも頑張ろうという気にさせてくれる。

しかしこの作者は、ラブコメと本旨のバランスを整えるのが上手いですね。
プラトニックで気恥ずかしくなるような関係だから、何度読んでも爽やかで新鮮な印象を受ける。高校生なのに皆偉い!

回数重ねて読むことにも耐え得る良作だと思います。というか読みたくなる。この人の漫画、凄くスキです。

層がとっても薄くなってそうな浜高、頑張れ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-07-18 03:38:14] [修正:2007-07-18 03:38:14] [このレビューのURL]

5点 asd5さん

面白い。けどそこまで熱くなれない。
キャラが立ってる。けどそこまで熱くなれない。
少年誌だからか? 作者の個性か? 面白いけど名作までいけない惜しい漫画。
ただ海老塚桜子ちゃんの魅力はガチです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-31 16:24:34] [修正:2014-12-31 16:24:34] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

時事の古さを考慮しても今なお読むに値する柔道漫画ではないかと。堅くなりがちな柔道を題材にライトな要素を取り入れて副題にある「ニューウェーブ」を実現した内容だと思います。当時だったらもっと軽く感じただろうなってほどの部活での爽やかさは今なお独自のものだと思います。主人公がこの手の漫画で珍しい彼女持ちですし、他キャラについて恋愛ネタも結構あります(古き良き時代らしくピュアそのものですが)。キャラもそれぞれ灰汁がある人間がいないのには、多少物足りなさがありますが立っていました。ギャグに古さを感じないと言えば嘘になるところもありますが、それでも笑えるのもありましたし、良い息抜きになりました(特に別所さんのお守りネタが爆笑でした)。

さらに特筆すべきところは、作者が柔道に造形が深いので本格的で分かりやすい解説、見やすい描写、多彩な技(かといってこれは非現実過ぎるというのは排除されている)、一試合ごとに時間をかけないでテンポが良い、質を求める練習内容や猛特訓している光景も頻繁にある(軽さを取り入れるとこいつらいつ練習しているのか的なスポーツ漫画もたくさんあるので)など柔道漫画として本格派の要素もしっかり感じました。全30巻あるのに引き伸ばし感がなく綺麗に完結しています。

少し迫力に欠いてしまう絵柄、キャラ描き分けの少なさ、こんなに上手く行くかよって部分(それで対戦結果が読めやすくなるところがある)はありますが、それでも総合的に名作漫画と呼べるレベルは揺るがないと思います。日本柔道界の斜陽においてもまだまだ健在だった時代なのに予言しており、それも今読んでみて作者の見識が素晴らしいと感じた箇所です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-12-03 03:17:07] [修正:2014-12-03 03:24:19] [このレビューのURL]

8点 polojoさん

[ネタバレあり]

80年代には熱血スポ根漫画からの脱却を試み、さわやかでハンサムな少年たちが主人公になるスポーツ漫画が主流になりました。

その漫画の一角を握る名作です。

「高校柔道部」という劇画との相性ばっちりだと思われていた舞台をあえて、ポップなタッチで仕上げています。

仲間を情熱と友情を持って、集めるなんてことはせず、「中学でも柔道をやっていたから高校でも柔道するかー」ぐらいの勢いであっさりと仲間は集まります。

そして主人公はかなり序盤から彼女持ちで、もう一人の主人公に想いを寄せるヒロインもギャグとロマンスに活躍します。あっさりしているので、この2人が主人公を取り合うなんて昼ドラ的なことはしません。

つまりこの漫画は試合外のドラマをかなり省いています。この作品がヒットした所以は、単純に試合の面白さ、柔道という武道の面白さを研ぎ澄ませた
所にあると思います。(しかもスーパー必殺技はなし)

試合の勝敗もなかなかシビアで、予想できないような展開などもかなり多いです。作者が柔道経験者であることが大いに活かされています。

そのテンポの良さ、軽さというメリットの分、読んで心に残る作品かと言われれば微妙ですし、『カリスマ性』を持った作品ではないかと思いますが、読んでいる間はとても楽しい時間を過ごせますし、男性、女性問わず読むことができますので、かなりおすすめだと思います。






ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-05-13 19:32:30] [修正:2013-05-13 19:32:30] [このレビューのURL]

6点 torinokidさん

汗臭くない柔道漫画。
発表当時はかなり画期的だった。

とは言え、本筋はサクセスストーリーなので
スポーツ漫画としては王道的作品と言っても良いだろう。
ラブコメ要素はちょっと鬱陶しい感が無きにしも非ずだが。

個人的な一押しキャラは杉。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-11-03 22:56:07] [修正:2012-12-17 17:26:07] [このレビューのURL]

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