「コステロガーデン」さんのページ

総レビュー数: 225レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月12日

6点 ZERO

非凡の苦悩と孤独と愛と。

特別な天才がたどる栄光と孤独。光と闇。
その内なる雰囲気を、コントラストを上げた
画風を随所に使うことで見事に融合させています。
主人公の悲愴感や悪魔的な強さ、狂気性を
うまく表現しており、
また、心に抱える、えも言われぬ感情を
花にたとえて的確に表現しているところは
さすがと思いました。

◇この作品の個人的価値=全2巻で 1000円也。

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[投稿:2005-07-23 12:46:02] [修正:2005-07-23 12:46:02] [このレビューのURL]

朝日小学校に巣くう反成長という名のモンスター。

この作品で、作者の
純粋で無垢な頃への憧れに似た執着心と、
無明で汚れた大人の世界への強い恐怖心とが
垣間見れたような気がします。
ただ、このシュールな作風で、計450ページというのは
正直つらいものがあります。
定価も必要以上に高いですしね。(定価2500円+税)
松本大洋ファンなら
一度目を通してもいいかな?くらいの作品です。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 1100円也。

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[投稿:2005-07-23 12:29:20] [修正:2005-07-23 12:29:54] [このレビューのURL]

ろくでなしアナザ−ワールド。

ギャグを織り込んだ作品は、
「ろくでなしブルース」の
ギャグの雰囲気そのままという感じで、
思わず「プッ」と吹き出す面白さがあります。
劇画タッチの作品も多く、
シリアスな内容のものもあり、
全体的にいい作品がそろっているように思います。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 200円也。

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[投稿:2005-07-13 22:36:46] [修正:2005-07-13 22:36:46] [このレビューのURL]

泥水をすすり這い上がるサクセスストーリー。

はらわた煮えくりかえるような
非情な連中を相手に、
必ずしも正攻法ではないにせよ
勝利を掴んでいきますが、
そこに爽快感や優越感はありませんでした。
また、
出逢う女性のほとんどと肉体関係を結ぶのは
どうも釈然としない部分で、
ジゴロが流行った時代背景が
そうなったのかなぁと思うしかなく。。。
いずれにせよ、敵が強大であるため、
あらゆる手を尽くして力をつけていくのですが、
金の世界に身を置くということは、
なんてつまらなくて、疲れる事なんだろうと、
あまり共感を持つことができませんでした。
読んでいても疲れてくる作品です。

◇この作品の個人的価値=全12巻で 2000円也。

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[投稿:2005-07-13 22:30:18] [修正:2005-07-13 22:30:44] [このレビューのURL]

この会社の社員になりたい。

「課長島耕作」のようなダンディズムを漂わせながら
それはそれはめっぽうおバカ。
っていう初期のスタイルが面白く、
一度笑うとしばらく尾を引く持続性のあるギャグがいい。
後半になるにつれ、「クロ高」のような
ひとつの話題に対してディスカッションするスタイルに
変化していくのですが、これもまた雰囲気で笑ってしまう。
でもやはり初期のスタイルが個人的には好きです。
面接のネタなんかは、
なんともいえない可笑しさがしばらく余韻を残しました。
「クロ高」より断然おもしろいです。

◇この作品の個人的価値=全7巻で 2000円也。

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[投稿:2005-07-13 22:24:53] [修正:2005-07-13 22:24:53] [このレビューのURL]

6点 孔雀王

オカルト宗教エログロナンセンス。

「北斗の拳」の影響を受けているのか、
随所にそれらしき痕跡がうかがえます。
この手の作品ならではのグロさがあり、
時には過剰で、変態チックに見えてしまいます。
萩野氏は、この作品の後にも、似たような作品を描いていますが、
力強い荒々しさを持ったこの作品が一番面白いかな?
ハードコアな音楽が合う、そんな作品。

◇この作品の個人的価値=全17巻で 1700円也。

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[投稿:2005-07-06 22:36:28] [修正:2005-07-06 22:36:28] [このレビューのURL]

やさしさとカリスマ性で世を救う。

2部構成になっているのですが、
読むんだったら1部のみでやめる方がいいかもしれません。
ストーリーの展開上、差しつかえありません。
なぜなら、1部での消化不良の補いがメインですし、
2部を読んだとたん、1部のこれまでのがんばりは
なんだったんだ!と落胆してしまうからです。
戦国の世、あまっちょろい考えで国を救おうとする主人公。
そんな彼のまわりに付き従う力ある者達。
この展開が気に入らない場合のみ、2部を読むことを
お勧めします。
かなり面白い作品ではあるんですがね。

◇この作品の個人的価値=全20巻で4000円也。

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[投稿:2005-07-06 22:13:40] [修正:2005-07-06 22:13:40] [このレビューのURL]

すっきり読めるからお茶請けにどうぞ!

浦沢氏の作風は、この頃と今とでは
全くといっていいほど異なってきましたが、
このくらいのラフさの方が、私は好きです。
初期の作品なので、すべてが若い感じですが、
作者の性質がよくでていて好印象。

◇この作品の個人的価値=全1巻で 100円也。

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[投稿:2005-07-06 21:52:21] [修正:2005-07-06 21:52:21] [このレビューのURL]

腕力では無く頭脳。

大暮作品ではこれが一番面白いと思います。
序盤での主人公の兄妹が、その後、あんなかたちの
登場とは思いませんでしたし、
序盤以降の主人公の戦闘スタイルが、
いままでにない、知識を用いてのパターンでしたので
なにげにインパクトのある作品でした。
もう少し続いて欲しかったです。

◇この作品の個人的価値=全2巻で 600円也。

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[投稿:2005-07-03 23:49:27] [修正:2005-07-03 23:49:27] [このレビューのURL]

「真実はマンガより奇なり」のマンガ。

全6作のウチ、荒木氏が作画担当したのは2作。
残りの4作は原作と構成のみを担当して出来上がった1册。
実在する奇人変人の人生をモトに描かれているが、
荒木氏の手にかかると、さらに奇妙で、変人チックな
物語となってしまう。すごい。
価格が高いのが難点。(定価1714円+税)

◇この作品の個人的価値=全1巻で 1000円也。

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[投稿:2005-07-03 23:45:50] [修正:2005-07-03 23:45:50] [このレビューのURL]