「コステロガーデン」さんのページ

総レビュー数: 225レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年06月12日

1コマ1コマがアートの世界

松本大洋の最長編作品は雰囲気を楽しむことが出来れば、
もうそれでOK!
他にない世界観と感情表現は読み手を選ぶだろうし、
絵柄も好き嫌いがあるかもしれない。

童話のような、絵画のような、
作者のイノセンスな世界観を見せ付けられました。

◇この作品の個人的価値=全8巻で 4500円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-08 18:23:57] [修正:2006-04-08 18:23:57] [このレビューのURL]

つの丸(マルゼニスキー)のコメントが意味不明?

この作品はチュウ兵衛がキーポイントでした。
特にあの。。(内容わかっちゃうので書きませんが)
マキバオーの精神的成長に多大な影響を与えるのと引き換えに、
作品自体の盛り上がりや質を欠けさせてしまったという残念な結果でしたが、
それでもカスケードに勝つことを純粋に追い求めていた有馬記念までは
それなりに面白かったです。その後のWC編は必要ないですが。
個人的にはベアナックルみたいな超個性馬とか好きですが
最後の方はやりすぎですし。

なんとなくジャンプ特有の過剰演出に袋小路へ迷い込んだまましりつぼみになって終了!
という感じでいいエンディングを迎える事ができませんでしたが、
いつまでも挑戦し続けるという熱い思いは伝わってきた気がします。

◇この作品の個人的価値=全16巻で 3200円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-04-08 18:11:11] [修正:2006-04-08 18:11:11] [このレビューのURL]

プロポーズしたいあなたへ。。。

作品的にはすれ違いを繰り返していくよくあるパターンのラブコメ。
そんなに言うほど面白いものではない。でも、この作品の雰囲気、温かいんだよなあ。
強烈に印象に残る名セリフが沢山あるんだよなあ。
時間の流れが作品の中でうまく生きてるんだよなあ。なんかすごいなあ。
高橋留美子はこのくらいの連載期間がちょうどいいなぁ。

◇この作品の個人的価値=全15巻で 1500円也。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-04-08 18:06:55] [修正:2006-04-08 18:06:55] [このレビューのURL]

ガラスの十代

これほどまでにネガティブで繊細な主人公は今までにいたのでしょうか?
すごいですね。暗いですね。切ないですね。悲しいですね。胸が締め付けられる思いです。
そして、この暗さのなかに
「だからこそ今この一瞬一瞬を精一杯悔いなく生きよう」という思いが読みとれました。
そんでもって、
壮大なスケールの中で戦うエヴァと、それを操る少年の脆く小さな心のコントラストが
さらに儚さとほの暗さを抱え、たまらなくイイ感じです。

連載開始から10年経ってまだ9巻までしか出ていないというのが正直つらいところ。
アニメの終わり方はあまり評判よくないようですけど、とりあえず早めにきちんと完結させてほしいです。

◇この作品の個人的価値=9巻までで 3600円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-11-03 15:51:38] [修正:2005-11-03 15:51:38] [このレビューのURL]

駆け抜けろ!人生!!ニョホ!

「ジョジョ」との違いは、いわゆる「スタンド」よりもその「能力」の方に重点を置いているところでしょうか。
そのおかげでバトルも以前に比べればだいぶ素直になってきましたし、
その分、キャラ1人1人の掘りさげや、ストーリーに謎を多く含めた展開で
読者を楽しませる方向に向かいつつあるように思います。
レースが基盤となっている為、疾走感があるのも、とてもワクワクさせるものがありいいですね。
このままの勢いで続いてほしいと願います。

◇この作品の個人的価値=5巻までで 2000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-10-15 17:58:09] [修正:2005-10-15 17:58:09] [このレビューのURL]

7点 レベルE

「我」がでまくっている天才的作品。

参りました。
この作者の頭のなかはいったいどうなっているのでしょう?
すごい展開をいともあっさりやってのける感じが天才的です。
ギャグもよかったです。キャラもよかったです。
バトル漫画よりこういう作品を描くのが性にあっていると思います。
もう少し続いて欲しかったです。

◇この作品の個人的価値=全3巻で 1000円也。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-06-04 00:30:15] [修正:2005-10-09 22:41:14] [このレビューのURL]

7点 AGAPES

闇の中で戦い続けた日々は決して君を裏切らない。。。

絵のテクニックのレベルばかりが上昇して、中味の薄いマンガが多い中、
作者が美しいと思う人間像を惜しみなく登場させるこの作品は、
「Bバージン」同様、読者に何かを与えることを目的に描かれています。

一方的献身であるアガペーを、身を削りながらも純粋に遂行する主人公ユリは
恐ろしい程に健気で、デリケートな存在。
そんな彼を取り巻く4人の男達もまた、底知れぬ闇を抱えながらも戦う戦士。
そして、そんな彼等を支え、見つめる女性たち。
みんなそれぞれ大きな闇を抱えていて、それに潰されそうになりながらも
必死にもがき、光を求め足掻き続ける愛すべき人物像たちです。

作中、太極図を指していった言葉があります。
「光は完全な光ではなく必ず一点の闇をもち、闇は完全な闇ではなく必ず一点の光をもつ。
いっぱい傷付いて落ち込むんだ、救われないほど暗く深く、絶望のどん底で初めて見える光がある
それが本当の希望だよ。」
挫折とか絶望とかを恐れずに飛びこめば、光は見えてくる。という
この国で闇を恐れて生きる我々への大きなヒントがそこにあるようです。

残念な事に打ち切りになってしまった作品なのですが、
打ち切りながらもうまくまとめて終わらせています。
できることなら陽編もダイジェスト的にでもいいから読みたかったです。
「Bバージン」のスターシステムもまたちょっと嬉しい演出でした。

◇この作品の個人的価値=全9巻で 3000円也?

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-09-21 23:21:45] [修正:2005-10-09 22:20:55] [このレビューのURL]

人情味溢れる新世代の不良ギャグ漫画。

タイプでいくと、「湘南爆走族」と同じ匂いがする作品。
ギャグのセンスは天下一品で、ストーリーもきっちり魅せてくれます。
1話、2話くらい読むと、この作品と馬が合うかどうかがわかるので、
面白いと思った人は、右肩上がりに面白くなっていきますから読破をお薦めします。

ギャグは、卑怯で強くて自由奔放な三橋と、男気溢れる伊藤のコンビに、
単純バカの今井が加われば最強のトリオ・ザ・漫才という感じ。
彼等のバカさ加減に自然と笑いが込み上げてきます。

シリアスストーリーの中では開久高校への殴りこみ、
相楽のリターンマッチ含め、開久がらみのモノがダントツに面白かったです。
それでもストーリーとして高いテンションを維持できていたのは軽井沢編まで、
それ以降は、最終バトルまでスタミナ切れの感じを受けました。
エンディングもググッと盛り上げて終わらせて欲しかったのですが、
スカッとする感じが無く、煮え切らない終わり方で残念でした。

追伸、三橋のやんちゃで意地悪な行動、言動が
ロンブ−のアツシとかぶるのは私だけでしょうか?

◇この作品の個人的価値=全38巻で 5700円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-26 22:17:40] [修正:2005-08-26 22:17:40] [このレビューのURL]

人生を賭けたイカサマ勝負

私自信、麻雀はルールくらいしか知らないので、
あまり好んで麻雀マンガは読みませんが、
この作品は、ひと癖もふた癖もある玄人(バイニン)が、
これまたひと癖もふた癖もあるイカサマを使って勝負する様子を、
独特のタッチと怪しい雰囲気で描いており、なんの抵抗も無く
作品の世界にすうっと引き込まれていきました。

特筆すべきはやはり、怪しい雰囲気を醸し出している星野氏の作風にあると思います。
戦後のファンクな様子もとても良く描かれていますし、
登場人物達の、裏の顔を写すような、奥の手を隠しているような、
そんな怪しさ、無気味さが非常によく描けています。
コマワークも綺麗に間引きされたがごとく読みやすく、
迫力もあり、個人的にはかなり好きな部類の作風です。

ストーリーは、イカサマを見抜く行為をくり返していくマンネリさは多少あるものの、
登場人物の強烈な存在感に、そのマンネリ感も影を潜めてしまいました。
手に汗握る緊張感のようなものはあまり感じとれませんが、
勝負に対する哲也の執念と、玄人として成長していく姿に読みごたえを感じました。

◇この作品の個人的価値=全41巻で 5000円也

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-22 23:27:13] [修正:2005-08-22 23:27:13] [このレビューのURL]

ハードボイルド医学伝説!!

尋常ではないシチュエーションのオンパレードで、
出てくるキャラも医療マンガとしてはありえないヤツが多かったですね。
医者とは思えないほどの肉体美と屈強さに怪しすぎるそのスタイル。
真面目な作品なのかギャグなのか、それさえもわからなくなる程の
不思議なインパクトと魅力をもった怪作です。

主人公はまんま「北斗の拳」のケンシロウだし、
ネタも「ブラックジャック」そのままだったりしますし、
脇役も「ジョジョ」とか「味っ子」で出てくるキャラを
平気で使ってますし、
なにより、怪我や病気を治す医者が
ボコボコにして怪我人つくっちゃうんだからすごいですよね。
それでいて人間ドラマはきちんと描かれていて、
ホロリとさせられる良い話もあったりして、
実はこのマンガすごいんじゃないか?って思ってしまいます。

◇この作品の個人的価値=全44巻で 4000円也

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-16 15:49:32] [修正:2005-08-16 15:49:32] [このレビューのURL]

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